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テーマ:アニメあれこれ(26114)
カテゴリ:特命戦隊ゴーバスターズ
武装錬金の第23話を見ました。
第23話 BOY MEETS BATTLE GIRL 『ヴィクターへの総攻撃が開始された。錬金の戦士達はそれぞれの武装錬金を駆使し、ヴィクターを追い詰めていく。しかし、ヴィクターは第三段階へと進化し、その真の力を知らしめる。一方、カズキ達はニュートンアップル女学院に到着。そして、ヴィクター化したカズキを人間へと戻す白い核鉄へと辿り着いたのだった。しかし…!!』 「白い核鉄の完成まで後数日かかります」 “二人のヴィクターに対して白い核鉄は一つ!” 「それまでによく考えて決めて下さい」 “元の人間に戻れるのは…” 「大変なことになっちゃったわね。けど、選択肢がある分だけあなたはまだまだ幸せね」 “ヴィクターか武藤カズキかどちらか一人!!” 夏休みも終わりに近づいた登校日。 カズキは斗貴子とともに、仲間達と楽しい時間を過ごしていた。 その様子を教室の窓から眺めていた桜花と御前様。 「元気ね」 「元気上等!!」 「悩み事なんてまるでないみたい」 「悩む必要なんてナッシング!!カズキは何一つ悪いことしてねえんだ。堂々と人間に戻ればいいんだよ」 「そうよね。悪いどころか何度も何度もこの学校や街を守ってきた。でも…」 「だからこそ、そういう少年だからこそ、カズキはヴィクターを放っておいたままにはできない」 「彼、本当に強い子ね」 ヴィクターは病院のベッドで横になり、千歳が切ったううさちゃんリンゴを手にしながら会話していた。 「あぁ、まさに戦士となるべく生まれてきたような男だ。心身ともにこれからますます強くなる。だが…それでも今はまだ十七歳の高校生だ」 教室にまひろ達もやってくる。 手を広げて妹を待つカズキだったが、まひろが真っ先に向かったのは斗貴子の所だった。 「ちゃんと帰ってきたんだから、任務ってのは無事終わったんだよね」 「あぁ」 「じゃあ、今日は学校も午前中までなんだから、この後皆で遊びに行こうぜ」 「ナ~イス、発案!!お兄ちゃんも斗貴子さんも来れるんでしょ?」 「勿論!!で、どこ行く?」 「私、遊園地行きたい!!」 「どういうことだ!?」 「どうもこうもねえ。今、俺達が戦ってるヴィクターを倒せば、次は武藤カズキの再殺が待っている。それだけのことだよ」 秋水は火渡の襟首を持つ。 第七部隊、第八部隊もほぼ壊滅であり、第二級戦闘配備を解除し、直ちに波状攻撃によるバスターバロンの援護に戻る指令が出たので、早速配置に着くように言う火渡。 「待て!!ヴィクターを倒すため、武藤を利用しておきながら、用が済めばまた殺すだと!?」 「なら手前はどうするんだ?いいか、四の五の言ったところで何か始まるか?今は目の前の敵を殺すことだけが俺達の現実だ。ちげぇか?ま、結局どっちを先にやろうが同じだってことだ。あの時、さっさとあのクソガキ殺しとけば、こんなややこしいことにならなかったんだ。不条理だろ?俺らの住む世界って」 「解った。俺も今は目の前の敵に集中する。しかし、その後の動向はその時考えさせてもらう」 「建設的なご意見だ」 火渡から核鉄を受け取った秋水。 《武藤…俺は決して諦めん》 岡倉達は先に行き、駅で待ち合わせすることになり、カズキを待つ斗貴子。 カズキは用を足しながら、究極の選択の答えに一人葛藤していた。 「嘘、ついちゃった…」 「いいんじゃねえか。余計な心配させるよりも。先輩が学校で除け者にされていないか心配だったけど、お前の妹や友達はいい奴だな。お前がどんな選択をするにしろ、絶対先輩に辛い思いをさせないと誓うなら、俺はいくらでもお前の力になってやる。守りたいものが一緒なら俺達は戦友だ。握手はしねえぞ。戦友でも俺達は恋敵だ」 トイレを出ると、今度はパピヨンに話しかけられるカズキ。 「あの女のどこがいいのか、もはやちょっとしたファンタジーだな」 「蝶野!!お前、あれからずっと姿を見せないと思ったら一体今までどこで何を!?」 「勿論、秘密のラボで白い核鉄の研究」 「お前、白い核鉄をもう一つ作る気か!?」 「俺の目的は人間・武藤カズキを蝶最高の俺が倒す。そのためには白い核鉄が必要不可欠」 「でも、アレキサンドリアさんは…!!」 「ふん。俺は人間だった頃、会う医者全てに余命幾許と宣告されてきた。だが、今ではこの通りビンビン!!選択肢なんてものは他人に与えられるのではなく、自ら作り出していくもの。武藤、お前がどのように決めようと俺はお前との決着を諦めない」 斗貴子の待つ校門にやって来たカズキは駅へと向かう。 「カズキ、こんな時に大丈夫なのか?」 「大丈夫」 「解った。君がそう言うなら」 駅へ向かう途中、カズキはメロン味、斗貴子はイチゴ味のカキ氷を買う。 「昔は夏になるとまひろと二人でよくカキ氷を食べてたんだ。俺は男だからメロン、まひろは女の子だからイチゴ。でも、まひろはメロンも食べたいって言って俺が食べさせてやるんだけど、ワンピースに零しちゃったんだ。そしたら、まひろが泣き出して、俺もオロオロして宥めるんだけど、泣き止む頃にはカキ氷は二つとも溶けちゃうんだ」 「昔から中のいい兄妹だったんだ。カズキの昔の話を聞くのは初めてだ。人のそういう話を聞くのは何だか新鮮だ。私にあるのは今だけだからな。私には過去がない。ドクターが言うにはショックによる部分的な記憶障害らしい。そのせいか、過去の記憶が曖昧だ、いや、今は私の話はいいんだ。兎に角そういうことだ」 「そうかな?今だけじゃないよ。過去は作れないけど、俺は斗貴子さんと一緒に未来を見てみたい」 顔を赤らめる斗貴子。 「そうだな…私も君と未来を見てみたい」 「照れてる?」 「五月蝿い、そういうことを言うな!!」 カキ氷を一気に飲み干し、キーンとくる二人。 岡倉達と合流し、遊園地へと向かう。 ジェットコースターやコーヒーカップに乗ったり、お化け屋敷に入ったりするも、岡倉は遊園地好きではあるが、脆かった。 その後もメリーゴーランドやゴーカート、射的、ソフトクリームを食べたり、遊園地中の乗り物を乗りまくるカズキ達。 二次会として今度はカラオケに向かおうとする岡倉達だったが、カズキは先に帰ることにする。 斗貴子は二次会に強制参加させられる。 カズキは学校の屋上の給水タンクの上から銀成市を見渡し、究極の選択の答えを出していた。 《本当はもう決まっている、頭では解っている。けど、そしたら俺は…俺が皆を守るから誰か俺を守ってくれ…》 「大丈夫か?」 「斗貴子さん、どうしてここに!?」 「ここは私の特等席だ」 「そうだったね…」 「先に帰るなんてカズキらしくない。皆心配してたぞ。そうだ、カズキ。見ろ、あそこ」 裏山のお化け工場を指差す斗貴子。 「あの時、君は私を守ろうとしてくれたな。ありがとう」 《そうか。あの時、俺は何も考えずに飛び出した。目の前の女の子を守ろうとただ必死だった。あの時の気持ちは今だって変わらない。寧ろ、より強く。守りたい》 「決まったよ、斗貴子さん。でも、まだ少し勇気が足りない」 「そうか。それなら足りない分は私から補え。いつかの夜に言った通りに君が死ぬ時、私も死ぬ時。私と君は一心同体だ」 カズキと斗貴子はキスするのだった。 一斉攻撃している錬金の戦士達だったが、逆にヴィクターの攻撃により海で大爆発が起こった。 次回、「キミが死ぬ時が私が死ぬ時」 武装錬金DVDvol.4 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 8, 2007 09:42:39 AM
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