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カテゴリ:機動戦士ガンダム00
機動戦士ガンダムOOの第12話を見ました。
機動戦士ガンダム00 DVDvol.1 第12話 教義の果てに アザディスタンに王国 寺院 「議会は神の教えに反している。この国の土地は神に与えられし場所、その契約の地に異教徒を招き入れるなど」 「改革派はいずれ、わしらからこの地を取りあげに来ますぞ」 「あなたの言葉で多くの民が立ち上がるでしょう。今こそ…」 「落ち着きなさい。教えに背いた王女と議会にはいずれ神罰が下されよう。われらは神の報いを待てばいい」 「いつまでそのようなことを仰るつもりか!?」 「このままでは我らのクルジスの二の舞になる」 「我々が神の矛となり、改革派に神の罰を与え、異教徒をこの地から追い出すのです。私腹を肥やす改革派に神の雷を!!全ての恵みを我らへ。教えを忘れた者達に神罰を」 『中東、そこに位置する多くの国々は石油輸出産業で経済を支えていたが、太陽光発電システムの建設計画により、その存在価値を失おうとしていた。国連決議により、一部を除いて大幅な石油輸出規制が採択され、それに反対する中東国家の一部が武力を行使、戦火は拡大。これが20年続いた太陽光発電紛争である。この紛争で疲弊し、世界からも見放された多くの中東国家は貧困から分裂や統合を繰り返している。それが現在の中東の現実であった。カスピ海とペルシャ湾に挟まれたアザディスタン王国もそんな事情を抱えた中東国家の一つである。内政の悪化した隣国クルジス共和国を6年前に吸収、信仰王国として王政を復活させたが、国教の解釈の違いにより、国民は大きく二つの教派に分かれ、政治的に不安定な状況が続いていた』 アザディスタンは伝統的な宗教生活をかたくなに固持する保守派と、外国から太陽光発電システムを誘致して新たな生活を受け入れようとする改革派が、互いに反目し合っていた。 そんな中、保守派の指導者マスードが何者かに誘拐される。 指導者であるマスードが保守派を抑えていたが、拉致されてしまい、一気に情勢は悪化する。 保守派は改革派がしたものと考え、完全に議会も分裂してしまう。 保守派は議会をボイコットし、改革派はユニオンから秘密裏に打診された軍事支援を受ける方向で話を進めていく。 『中尉、久しぶりにガンダムに会えそうですな』 「そうでなくては困る」 『しかし、アザディスタンに出兵とは』 「現上層部が議会に働きかけた結果だよ。人革に遅れを取るわけにはいかないからね」 このままでは保守派が激昂して内戦が起りかねないと考えたソレスタルビーイングは、アザディスタンへの紛争介入を見越し、刹那を現地の偵察へ向かわせる。 「刹那、故郷の危機だからって感情的になるんじゃねえぞ」 「分かっている」 アザディスタンの町に侵入した刹那。 《この国に紛争を仕掛ける者達がいる。あんなことをまだ続けるつもりなのか》 刹那の顔を見て、クルジス人だと分かると、追い出そうとするアザディスタン人。 マスードを拉致したサーシェス。 「さぁて、今回神はどちらを選ぶ?まぁ、どちらにしても戦争だがな」 太陽光施設を警備する部隊にも保守派がいて、同士討ちが始まる。 ロックオンが介入するが、太陽光施設にサーシェスのミサイル攻撃が当たってしまう。 グラハムはロックオンを見つけると、チャンスとばかりに攻撃をかける。 「俺が外した!?何だ、このパイロット」 「あえて言わせてもらおう。グラハム・エーカーであると!!」 ロックオンの射撃を避けて、ガンダムに蹴りを入れ、ついに剣を抜かせる。 「俺に剣を抜かせるとは」 「身持ちが堅いな、ガンダム!!」 ロックオンがビームソードでグラハムの攻撃を受け止めながら、ビームピストルでフラッグに攻撃を当てる。 「よくも、私のフラッグを!!」 「このしつこさ、尋常じゃねえぞ。ハロ、GN粒子の散布中止、全ジェネレーターを火気に回せ」 アザディスタン軍の基地より、MSが移動を開始したと緊急通信が入る。 「基地からMS隊が無断発進!?まさか、クーデター!?」 「MSは全部で五機、真っ直ぐここに向かっているわ」 アレハンドロはどうガンダムが動くが見るために、危険を承知でアザディスタンに残っていた。 「クーデターだとよ、どうする?フラッグのパイロットさん」 「ようやくガンダムと巡り会えたというのに。口惜しさは残るが、私とて人の子だ」 グラハムは部下と共に首都防衛へ向かう。 クーデターと戦う刹那。 その戦いぶりは力任せ、ガンダムの力に頼りすぎてると感じるアレハンドロ。 燃える市街に刹那は、かつての戦場の光景を思い出す。 殺された少年兵の姿に刹那は激昂する。 「スメラギさん、ヴェーダから緊急暗号通信です」 「アザディスタンでクーデター!?」 ユニオンが首都の制空権を確保し、クーデターは沈静化する。 サーシェスはお楽しみはこれからだってのによと退却する。 「クーデターの勃発、そしてソレスタルビーイングの介入を許してしまった…」 「今はユニオン軍によって守られています。クーデターは沈静化に向かっています、ご安心を」 「でも、国民の心に怒りの炎を灯してしまった…。私のしたことがこの国を戦いに導いてしまった…」 「毅然としなさい、マリナ・イスマイール!!まだ終わってないわ、まだ」 戦いの終わった廃墟に佇む刹那を見つけるロックオン。 「刹那…」 「俺は…ガンダムになれない」 次回、「聖者の帰還」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 22, 2007 08:12:37 PM
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