ゴン助は銀行に行って、100万円を借りました。
その際、猫は好奇心が強い生き物ですので、銀行家に訊きましたとさ。
ゴン助「銀行家さん、おいらに100万円貸したあと、金庫のお金は減ったかにゃ?」
銀行家「金庫内に立ち入ることさえ、なかったですよ」
ゴン助「そんにゃら、他の人々の口座のお金が減ったのかにゃ?」
銀行家「いいえ、減ってませんよ」
ゴン助「そんにゃら、何が銀行内で減ったのかにゃ?」
銀行家「何も減ってません」
ゴン助「そやかて、おいらの口座の残高が増えたにゃ。
その増えたお金は、どこから来たのかにゃ?」
銀行家「それは、どこからも来ていません」
ゴン助「おいらが銀行に来たとき、それはどこにあったのかにゃん?」
銀行家「それは存在しませんでした」
ゴン助「しかし、それは今、おいらの口座にあるにゃん。
ということは、そのお金は創造されたのかにゃん?」
銀行家「確かに、その通りです」
ゴン助「誰がそれをどのように創造したのかにゃん?」
銀行家「私がこのキーボードで、あなたの口座に100万円と入力したときです」
ゴン助「そんにゃら、あんたがお金を作ったのかにゃん?」
銀行家「銀行は、数値だけのお金であるブックマネーを創造します。
それは、ビジネスに特に不可欠な現代のお金です」
参考資料:What Do We Mean By Real Social Credit?