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2010.02.21
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カテゴリ:サッカー
 ACミランのレオナルド監督が、危機に立たされている。マンチェスターU戦の惨敗を批判されている。イタリア人は1-0で勝利することに至上の喜びを感じる。そのための作戦を得意とする。強豪マンチェスターUに先制したならば、1点を守り切るサッカーをサッカーに徹しなければならない。いわゆる「かんぬき」をかけるというスタイルの話になる。ところが、現実の試合はかんぬきどころか、裏門があけっぱなしであり、FWルーニーに遊ばれてしまった。1-0になると、ほとんど勝つと信じられているイタリアでは、ACミランが逆転されたことへのファンの批判は強い。
 レオナルドは指揮官にふさわしくないのではないかという声が高まっている。レオナルドはブラジル人であり、攻撃的なサッカーを信念にしている。1点リードしたからといって、守りに入るなどは愚の骨頂と考える民族になる。2-0、あるいは3-0を目指して、さらに攻撃を強めていく。熟達したマンチェスターUは、その隙を見逃さなかった。ポコンという当たり損ねのシュートが2本も決まると、サンシーロの観客席は怒りに包まれる。明らかに守備に意識が行き届いておらず、そんな甘いサッカーをやってよいのかという罵声が起ってしまう。
 レオナルド監督は、攻撃的なサッカーを宣言している。しかし、ミランの攻撃力はマンチェスターUに見劣りする。それを認識していながら、適切な指揮を行わなかったことに猛烈な批判が降りかかる。サッカー文化と戦術論の差は埋めがたい。イングランド・プレミア勢に全く歯が立たないミランの歴史が刻まれることをイタリア人は許さない。ACミランの伝統を守るには、やはりイタリア人監督が必要と考えてしまう。ライバルのユベントスもチームの強化に失敗している。2大勢力がふがいないサッカーをやっている間に、モウリーニョのインテルは飛ばしていく。覚悟はできているとレオナルド監督が語るのは仕方がない。おそらく、決着は近いだろう。





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Last updated  2010.02.21 17:58:19
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