葵優太の「輝く日々」

震災をきっかけに、多くの人が、自分にできることは何なのだろう、というすばらしい問いかけを

意識することが多くなったように感じます。

震災という大きな出来事を通じて、日本や世界の人々の心の絆、意識のつながりが今までとは

比べ物にならないほど強く、太く、細やかになっているようです。

これから、日本は大きく変わってゆくと思います。

震災の復興が、単に震災前の状況の復元にとどまらず、さらに素晴らしい日本への進化、成長に

なることを、僕は今から確信しています。

そのために大切なことは、やはり「意識」だと思っています。

これからは、「意識の時代」と呼べる時代が訪れると思います。

ひとり、ひとりが意識していることが、現実に影響し、現実を創り上げることが、もっともっと

現実的な感覚の中で当たり前のこととして受け止められてゆくでしょう。

そして、創り上げたい現実があるなら、それを意識すること、意識すれば現実になるという

ことも、当たり前のこととして活用されてゆくと思います。

４０年前、原子力が始めて日本に導入されたときには「原子の火がともった」と、多くの人に

夢や希望を与えたのでしょう。

それからの原子力推進の流れも、日本の人がそれを望んだ結果として、生まれたものでしょう。

意識したものが現実になります。

もし、現実をもっと素晴らしいものに作り変えたいのなら、それを恐れずに意識し、

望みましょう。

震災で被害を受けた地域や人々に、一刻も早く元気になって欲しい、元通りの生活が出来るように

なってほしい、心や体の傷が癒されて欲しい、たくさんの人がそう思い、願い、祈れば、

それもまた現実となってゆきます。

それは、現実的には多くの募金が寄せられることや、仮設住宅の建設がスムーズに進む、

などの形を取って現れるかもしれません。

そうした動きの元にあるのは、多くの人々の真摯な思いや祈りであることを、もっと多くの人が

信頼してくれることを願っています。その力がもっともっと強くなることを願っています。

ひとり、ひとりが瞬間、瞬間に意識すること、思うことはみな、エネルギーとなって波紋を生み、

世の中や他の人に影響を与えます。

だからこそ、自分自身が幸せで豊かで、毎日、愛と喜びで満たされていることは、

他の人にすばらしい思いやりを送るのと同じくらい大切なことだと思っています。

無邪気な子供の笑顔、笑い顔があれほどまでに人を癒し、和ませるのは、子供たちが本当に

素晴らしい愛と光と喜びのエネルギーに満たされ、それを全身で表現しているからですね。

このようなときだからこそ、自分自身を喜び、楽しさ、嬉しさ、元気、勇気、希望の

エネルギーでいっぱいに満たし、あふれさせ、多くの人に分かち合って欲しい、

そう願っています。

葵　優太

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