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何度も書いてるのですが、やっぱり衝撃でした。 そもそも自分の中では、優待株投資は最小単位を300銘柄程度保有した上で、それを信用担保にすると安定しているのでそうしてます。(証券会社からたまに電話がかかってきたとき、分散がきいていて信用付与には問題ありませんね、とか、言われてそんなもんかと思います。) もちろん銘柄選択は財務内容を見てチェックはしてます。TOPIX+金利相当額+リスクプレミアムくらいは儲かるのでは?と勝手に思ってます。たとえば、 危ないコロワイドとか買いません。キムラタンとかも× 社長が謎の死を遂げて放って置かれたキャンドゥはたまらず何度か優待をもらって売却しました。増資をしてうまく生き延びてますね。チカラ飯はだいぶ前に1株残して4株売りました。 逆にテンアライドとかは今なんとなく和食店(銀座7丁目)に行くとリーズナブルにおいしい赤ワインが出てきたりして継続的なカイゼン?がおこなわれているような気もしてそろそろ最小単位は買ってもいいかなと。 まあ、その程度に考えてました。 優待が魅力的な株で勝負するなら、たとえば、社長の手作りがまずい理論で有名なサイゼリヤ(私この会社好きです。規模がちょっとでかくなったので成長余地がなくなってきたのがちょっと、、、の会社)を優待3ヶ月前くらいに買って優待前に売るとかそういうセコイ方法だろうなと思ってました。 そもそも優待廃止リスクのみ存在して、優待新規採用ポジティブサプライズがないので、期待値で考えると(非優待銘柄に比べて)マイナスだろう、 世の中の人が本当に合理的な考えを持っていたらそこでは稼げないなあ、と思ってました。
そこに下方修正で含み損になり、どんどん買いましてPF第5位までになった 2769VVが突然、「1万円もってけ優待」を発表したので度肝を抜かれました。 私は10万円を切った段階から継続的に買い続け、今週末でとうとう薬王堂なみのPF2位までランクアップしてしまいました。 ファンダメンタルズだけを考えているわけではなく、市場参加者の思惑を織り込んで無期限信用有の私が乗る勝負としては今までと違い一歩踏み込んだのかもしれません。(もちろん優待がないときに主力勝負しているので、VVは割安認識です。) まず考えたのは、優待株を買う人は何人いるだろうということでした。 今回の優待は1株のみなので、1株のみ持っている人は全体として、決して売らないだろう。 逆に5株持っている人は4株売るだろうと。(すぐに優待権利落ちだからややこしいな) じゃあ、どれくらいの人が来年の11月までにVVを少なくとも1株買うか? すぐに思いついたのは4924ドクターシーラボの商品1万円の株主数でした。 金券と違い、ドクターシーラボは商品なのでまあ似ているかなと。知名度もさほど変わりないかなあと思いました。 3万4千人いるみたいで、値段も3株まで保有での優待アップもあるので、VVはもう少し結果として株主が増える可能性は十分あるなと。一方で今の株式数が7万6千しかないので、かなり需給が長期的にはタイトになる(というか非常にタイトで買える人はそうとう高い値段になるのでは?)なと思い、思い切って今週ずっと買い増してました。予想では13年11月に2万人くらい(値段が上がると買えない人が出てくる)はいくので、かなり浮動株が上がって需要と供給の曲線の交わる点がだいぶ高いところになるのではと。 自分の中では自信がないわけではないのですが、バフェットの本なんか読んでると絶対にこういうことはしなくて、逆に値上がりした株をよだれをたらしながら見ていることが多かったとあったので、リスクは一定程度存在するなと思ってます。(自伝では、田舎の農場主からずっと買い取ってた株は売り出し価格まで最後は値上がりして買い取った。それで議決権で優位に立ったとありましたので、彼ももちろん若くてまだ資金が機動的だった頃は需給は非常に気にしていたとは思います。) 来週は、私なんかの素人からすると、 「これ以上は買えない。権利落ち日に大分下がったらそのとき買い増そう、そうすれば、数日~数週間後からは常に買い圧力があるはず。」 と思っています。とすれば、それを織り込んで市場はどう動くのでしょうか。 よくわからないので楽しみでもあります。 なお、外資系の売りや、空売りしていたちょっとしたファンドなどはたいしたことではないと私は考えています。あと、東証鞍替えサプライズも株式を分割しない限りは期待してません。
さて、どうなることやら。
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