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カテゴリ:リタイア生活
(政治的な良し悪しを書いているつもりはありません。ご了承ください。)
今日、日曜討論を見ていたら、共産党の小池晃氏が、 原発再稼動問題を聞かれ「福島県民14万人が避難中であるのに今安全性が確認できるわけがない。」 また、賃上げの問題を聞かれ「企業の内部留保260兆円を取り崩して支出させるべきだ。」 とセンセーショナルな調子で語っていました。他党の出席者のほうが冷静な対応をしていた(片山さんは田舎の代議士風でしたが)のに、小池さんのほうが印象には残りました。
そこで、ふと思いました。
小池さんはこの番組の進行をよく理解している。 時間の制約や反論がほぼない進行であること。
そこで一番視聴者に印象を与える直感的な物言いになる。
共産党は、数%程度の支持率であるはずなので、必然的に残りの90数%の中から10人に1人支持に回ってくれるだけで躍進できる。そうすると、とる戦略としては、過半数の人がたとえば、 「対案がなくなんでも反対している。福島の人を思う気持ちはわかるが、論点がずれている。」 「内部留保を削ってといっても土地や工場に化けているものをどうやって削るのか。だいたい借り入れしたとしても一度きりしか使えないじゃないか。」 と思ったとしても、残りの人によい印象を持ってもらう戦略にしているのだと。
野心を持つ人間は、真実を言わない。 ここでの野心というのは、「人を動かす」みたいに対等で良好な人間関係を築くのをGOALにするのではなく、支配したいと考える人が支配される人に対して持つ心のことである。
小池氏は、資本主義のことは十二分にわかっていて、あえて、内部留保の話を出している。それは綿密なマーケティング(選挙活動による実感含む)によっている。で、小池氏についてこれ以上の興味はないのだが、彼が本当にしたいことはなんでしょうね。 って、考えすぎかな? (続くかも)
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