東日本大震災 その5 2011年を通して
時の経過とともに、ゆっくりとですがやる気が湧いてきました。よく考えたら、やっぱり毎月のキャッシュフローで自分は買い続けることができるのだから、何かには投資しつづけることは重要だと。現物:信用=8000万:5000万じゃなくて、信用も1:1.5を上限として攻めたいと思うようになります。震災後しばらくたってもアークランドサービスの株価は元に戻ってはいません。ただ、これはすぐには買い戻すことはできませんでした。アルバイトの主力である中国人が母国に戻るのではないか?という心配がありました。杞憂だったのですが。 で、5月頃にようやく見つけます。それが、「薬王堂」でした。 月次が震災特需でとんでもないことになっていました。私は震災悲観論を採用していたので、その特需は長く続くものと考えました。また、もともと薬王堂は割安で、不景気の際に営業利益率下落とともにさえない株価推移となっており、今までの投資法にも合致しました。あと、PLANTも買いました。薬王堂の第一四半期が7月に出た時点で「オレの妄想予想PERが2倍」と評価されましたので、「妄想PERが6倍になれば、株価3倍、2000万買ったから4千万プラスになって、何とか年初来プラマイゼロまで持っていけるぞ!」という根拠を持って気持ちが前向きになり、8月頃からは四季報を読み直したりして「復興銘柄」に手を付けていきました。その中で一つ上げるとすると、ブログにも書いたのですが(復興銘柄)SRGタカミヤは安かったですね。EBITDAってやつですか、これ時価総額と同じだったんですよ。ほんと、びっくり。HPを読んだらそう書いてあるわけです。減価償却済の資産が利益の源泉なんて、2015年にHPにアップしたら次の日ストップ高になるんじゃないか?という内容が平然と書かれてました。これも買い値から4倍くらいまでは持ってたのですがさらに数倍になってびっくりしましたね。この辺から東証2部からの指定替えとかを狙うようになりました。また、12月には、「奇跡」が起こります。よくわからないのですが、アークランドサービスが3月14日に売った値段近くまで「出来高を伴って」下がってきました。おかげでお気に入りの銘柄を余力が増した年末に震災前の枚数まで戻すことができました。2011年は年初来マイナス2%で終わりました。可処分所得全額ぶち込んでますので、そのインチキ分を入れると総額では少しプラスで終わることができ、ほっとしました。他の人よりも成績が悪かったのですが、自分の中ではギリギリのところで助かったという思いが強く、運が良かっただけであり、本当に破産する可能性があったということを、今、自分に言い聞かせて信用比率をさらに下げていきたいと考えております。