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異論・極論・直言――マスコミが言わない解説、提言

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2020.08.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
(渋野応援団は贔屓の引き倒し)
 女子ゴルフの渋野が予定通り、全英女子オープンで予選落ちをした。
このニュースに対する一般の日本人の書き込みを見ると、議論が全く
噛み合っていない。
 論理的なやり取りではなく、感情的な反発という感じの書き込みが
目立つ。
 渋野に対して、厳しい論評や書きこみに対して、かなりの人が感情的
になって、「若く、経験も乏しい渋野を何で、そんなにけなすのだ。
もっと温かく見てやれ」という感じで、厳しい事を言っている人を人達
を非難している。
 同じような図式は、今の東京都の小池知事や、かつて外務大臣を務め
た田中真紀子についてもあった。
 応援者によくあるパターンは「男性社会で頑張っている人の足を引っ
張るな」という考え方で、頑張って頭角を現して来た女性については、
多少の問題や欠点があっても、それを批判せずに、応援しべきであると
いう考え方である。
 田中真紀子がマスコミによく出ていた頃、テレビで評論家などが、
真紀子について、少し批判的な事を言うと、田中応援団の女性達から
テレビ局に猛烈な抗議の電話がかかって来たという。
 テレビ局はその抗議の電話に応対するのが嫌なので、テレビの番組の
出演者に、「田中真紀子については、批判的な事は言わないで欲しい」
と釘を刺し、それでも、批判的な事を番組で言うと、以来、その評論家
には、テレビ局から出演依頼がなくなるという話を何人もから聞いた。
 筆者などは、こうした話を聞くと、田中批判をする人に抗議をする
人は、逆説的に、却って、田中真紀子の足を引っ張っているという事に
気が付いていないと感じた。贔屓の引き倒しなのだ。
 人は批判されるようになって一人前で、その批判を虚心坦懐に受け
入れ、納得できるものについては、問題点を改善してこそ、伸びるの
であって、批判をするなという事は、成長を邪魔するに等しいのだ。
 今の小池都知事も、東京五輪の話も、築地の豊洲移転の話も、そして
今のコロナ対策も、筆者の目から見れば、落第点である。環境大臣の
時からもそうであったが、彼女はどう目立つかという事が頭の中心に
あり、国民のためとか、都民のためという発想が乏しいのだ。
 でも、テレビや新聞で、小池を批判する記事はあまり見かけない。
その背景には、田中真紀子に対する応援団と同じ構図があるように
感じる。
 ある記者の話では、都政担当記者が少し小池に批判的な記事を書く
と、以後、取材を受け付けてくれなくなるという。そうなると、担当
記者としては仕事にならないので、批判しないのだという。

(フォーム改造に失敗した渋野)
 ゴルフの渋野の話に戻ると、感情的に渋野を応援しようとする人の
多くは、書き込みの内容を読むと、ゴルフやスポーツについて、あまり
知識がないように感じられる。
 そして、叩かれている渋野を守らないといけないというような感じで、
事実、論理ではなく、感情で渋野を批判する人を攻撃しているように
思われる。
 冒頭で、「予定通り予選落ち」と書いたように、渋野の予選落ちは
少しゴルフをかじった人間の間では、9割方予想された事で、万一、
ラッキーで予選通過する確率は、1割あるかないかだったからである。
 理由は簡単で、去年、あれだけ活躍したのに、このシーズンオフに
体重を増やし、ドライバーを堅いシャフトに変え、フォームも変え、
強みであったパットのスタイルまで変えた。
 これでは、成績がガタガタになって当然で、日本国内の試合で予選
落ちをし、全英の前哨戦のスコットランド・オープンも予選落ちした。
 プロスポーツの選手がフォームを変えるという事は時々行われる。
しかし、その多くが失敗に終わる。そして、そのかなりの割合で、
元に戻る事も難しくなり、選手生命を終わる。
 かつて、男子ゴルフで、青木、尾崎と並んでトップを争った中島常幸
は日本でトッププロになってから、アメリカに挑戦し、飛距離の出る
アメリカ人選手に対抗するために、フォームを変えて、成績が惨憺たる
ものになり、元に戻る事も出来ず、選手生命を終えた。
 高校野球で甲子園の優勝投手で、プロ野球での活躍が期待された
阪神の藤浪投手は最初の数年は10勝を越える活躍をしたが、その後、
成績が低迷し、勝てなくなった。
 この不振の最大の理由がコーチによるフォームの改造だったと
言われる。フォームを変える事はそれくらい大変な事なのだ。
 にも、かかわらず、渋野は同時に3つの事を変えた。アメリカで
活躍するためという事が理由と言うが、はっきり言ってそれは間違い
である。
 22歳でまだ若いという人もいるが、22歳でも10数年、活躍して
来て、フォームも体に染み込んでいるのだ。それを部分でも変えると
いうのは、余程、慎重にしないといけない。
 青木コーチが何故、そんな事をさせたかは知らないが、筆者は渋野
が去年のように国内の試合で何勝もするようになるには、かなりの時間
がかかるように感じる。
 それでも、元に戻れば良い方で、戻らずに消えていく可能性すらある
のだ。

(180度違う意見の片方だけを採用し、議論もさせない政府、マスコミ)
 この女子ゴルファーの渋野への批判と、今のコロナ騒動を関連付けた
のは、今のコロナ騒動を見ていると、事実や数字に基づいた冷静な議論
ができていなくて、ゴルフの論争と似ていると思うからである。
 武漢ウイルスについては、政府、特に厚労省の対応は初めから間違い
だらけだった。初めは大した事はないという姿勢で楽観的な見方に終始
していたが、途中で、ダイヤモンドプリンスなどで死者が出るに及んで、
途中で、大変だと態度を急変した。
 そして、国民に明確なメッセージを発する事無く、データや議論の
積み上げなしに、全く非科学的な国民の行動8割減を要請しだした。
 迷走する厚労省の動きを是正しないといけない大臣である加藤厚労相
は、東大出で財務省の官僚上がりで、平時にはそれなりに行動できた
かも知れないが、緊急時になすすべがなく、官僚の指導など全く期待
できない状態で今に至っている。
 政府の行動を決める指針を考える専門家会議と称する組織は、日本の
専門家の一部の人で構成され、全く違う考えの人が入っておらず、ネット
などで、「政府の今のやり方は間違っている」という専門家の批判は
多く聞かれる。
 本来なら、180度違うとも言える専門家同士の意見や施策を一堂に集め
て議論をさせないといけないのだが、それは全く行われず、片方のみの
意見で政府の行動が決まっている。
 この政府の偏った行動、方針を更に増幅させているのが、マスコミの
暴走である。
 煽るだけのセンセーショナルの報道は、ネットなどで情報を得る事が
できる人達のマスコミ不信を深めているが、一方で、テレビや新聞だけ
から情報を得ている年寄りや地方生活者にパニックを起こさせている。
 本来、マスコミの役割は異なる見解があるなら、その当事者を集めて
議論させ、それを国民に示し、事実とデータの基づいて、1つの合意に
収斂させる事にあると思うが、逆の行動をしている。
 いつになったら、日本人が論理的な議論ができるようになるのだろう
か。





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Last updated  2020.08.25 16:55:11
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