ワルザザードに泊まらず、カスバ街道へ
実は、アトラス山脈を越えるバスの中、景色を堪能しながら、ワルザザードとは、どんな街か? ガイドブックを読んでいたのです。そしたら、大した見所はなく、ザゴラとか、マアミドとか、砂漠地帯へ行く為の、入り口なのです。おまけに、フランス軍が作ったサハラ砂漠の最前線基地らしい。面白みもないので、1泊する予定を止めて、通過する事にしました。しかし、もうバスを降りてしまいました。「アホやなー! もっと早く調べとけよ!」 と、どなたかと一緒だったら、そうやって、文句つける所でありますが、何せ、1人です。文句言っている暇もないし、文句言う相手もおりません。CTMオフィスに行きます。人が、一杯で、わぁーっと、カウンターに群れています。並んでもいないし、いつ順番がくるのやら?ようやく、前の人がどいたので、ティネリールへ行きたい、と告げました。「いつ? 今?」、 と変な逆質問がありました。「いや、この次の奴」「え、明日?」「いや、今日」「じゃー、今?」「いや、次の奴」なんだか、会話がおかしいです。よくよく聞いてみると、まだ、お昼時間なのに、最終バスが、もう出発するって言うのです。「それ、乗る、乗るー、乗りた~い!」と、慌てて、切符を受け取ると、これまた、慌ててバスに向いました。慌てたので、45DHの支払いを忘れてしまいました。しかし、モロッコ人はしっかりしています。走って追いかけて来て、きちんと、お金を取りました。(当たり前じゃわい!)バスですが、なんと、僕が乗ってきた、バスじゃーないですか!全く、ほんまに、とんまな話です。良く、調べるべきですねー、事前に。このバスには、日本人らしき、女性グループが乗っているのです。時折、日本語が聞こえて来ましたから、らしき、ではなく、日本人です。日本人に出会うのは、マラケシュで、ツアーのおばさんグループに次いで2度目です。今度は若いバックパッカーさん達です。だから何だ、ってことはないのです。ただ、単に、そう言う人たちが居たって話だけです。そんなこんなで、ワルザザードは歩きませんでした。車窓からの風景。綺麗に整備されていますねー!