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2022.09.05
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カテゴリ:教養・趣味・芸術
NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人は、三谷幸喜さんの脚本ゆえに、とてもとても面白くて、毎回楽しみにしているが、
時代考証的に、おかしな表現がある。

もちろん、三谷幸喜さんの脚本は、演出だけでなく、言葉にも面白さが詰まっていて、だからこそ、誰も脚本を弄らないのが当たり前の事とは思う。

だから、京ことばとか、他の地方の言葉など、鎌倉武士の在来の言葉以外は、言葉の指導と考証が入る訳だけど、たぶん、鎌倉武士の一般的な言葉は、現代語の標準語が多用され、脚本だからそれが当たり前で良いのだが、それでも、気になる言葉がある。
それは、「コラコラ」という表現である。

21話位で、小栗旬が、北条義時として、子供のコンゴウあたりを軽めに注意する時に、
「コラ」と言っていたし、

その前に、富士巻き狩りとか、曽我兄弟の仇討ちに関するところで、前ふりというか、伏線の部分の話で、
曽我兄弟が子供の頃に、親のかたきである、我が家の坪倉由幸?というか、工藤祐経さんに、石をぶつけると、工藤さんは、コラコラと言いながら、幼い曽我兄弟を追いかけるシーンがある。

だが、コラや、コラコラは、元々は、叱る意味や問い詰める意味は無かった。

そう、薩摩方言、薩摩弁で、
「どうしたの?」
くらいの、優しく話を聞く位の表現なのだ。

しかも、鎌倉時代どころか、明治維新までは、関東の人間は、一切使わない言葉であり、そういう表現である。

それが、三谷幸喜さんの脚本を活かすとはいえ、なんか違和感があったかなあ。

何故なら、その、コラコラが薩摩弁であり、明治までは、関東で使われていない表現であると伝えてくれたのは、確か、チコちゃんに叱られるだったと思うんだ。
同じNHKだったからね、少し時代考証して欲しかったかな。

コラコラが何故、明治から関東でも使われるようになったかと言うと、
明治新政府が、江戸の町奉行などの警察組織に代わり、新しい組織である、明治の警察組織を設立した際に、
多くの薩摩の武士が雇用されたらしい。
だから、薩摩の武士たる薩摩の警察官は、
別に咎めるつもりもなく、コラコラとか、コラと言って質問していた訳だが、
それに我々庶民が、過剰に反応してしまい、
ただ、確認の為の薩摩のコラコラが、
きっと、怒られるし、厳しく問い詰められるコラコラへと変容してしまったらしい。

色々あるもんだが、結論としては、三谷幸喜さんの脚本は、楽しいし面白い。





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最終更新日  2022.09.05 20:53:48
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