たのしい韓国ソウル&京畿道+江原道のニュータウン生活

「休日のきょうは平和ランド＆臨津閣へGo!その２～昔懐かしの遊園地・ピョンファレンドゥ～ 」の続きです。

1年半前の平和ランド来園時には実はとなりの臨津閣やその周辺をあまり見学できなかったので、上の子がフリーパスで乗り物を乗りまくっている間に、わたくしめは下の子を引き連れて臨津閣とその周辺を見学。

こちらが現在の臨津閣の建物。なんだか現代的な立派な建物になりました。一番上の屋上が北の方を臨む展望台みたいになっています。ちなみに昔の写真が臨津閣の近くに展示されていたのでデジカメで取ってみました。

これが昔の臨津閣。こちらの建物の方がピンと来る方も多いかもしれません。もう20年ぐらい前にこの前を通って外国人向け板門店ツアーバスで通り過ぎていったことがあります。その後も何度かこの建物には来たことがあるのでなんだか懐かしい建物です。

いま臨津閣の半分ぐらいのスペースは工事中。今年2013年6月いっぱいまでDMZ綜合広報館建設のための工事をしているとのことなので今夏にはまた新しい観光スポットができるみたいです。

建物の下の階にはコンビニやファーストフード店、韓国料理レストランなどが入っています。やはりここにも中国人観光客が多く、日本語表記より中国語表記が溢れていました。

屋上から北朝鮮方面をみた風景です。屋上の展望台には500ウォンを入れると利用できる双眼鏡もあります。左の鉄橋が北朝鮮に繋がる京義線の線路。鉄橋で臨津江を渡りこの山の向こうが都羅山駅、その先が北との軍事境界線となります。朝鮮戦争を機に破壊・分断された昔の鉄道の橋桁も右側に見えます。

 
その鉄橋の南端の右横には望拝壇があります。むかしは臨津閣までが韓国の一般国民が来られる場所だったので、朝鮮半島北部出身者の望郷の場所でもありました。

そして橋桁だけが残る旧鉄橋の南側延長線上には朝鮮戦争で破壊された当時の米国製蒸気機関車が錆びれた状態で展示されていました。

これがいまでは橋桁だけ残った鉄橋跡。南北分断の悲しい歴史の遺構ともなっています。

こちらが北側から見た臨津閣の様子。きょうは天気がよかったので結構遠くの北朝鮮の山まで見えました。

同じ京畿道坡州市の烏頭山（オドゥサン）展望台のように川を挟んですぐ先が北朝鮮、という感じではないのですが、ソウルから比較的行きやすい場所にあるので一度訪問する価値はあるかなあと思います。ちなみに展望台は入場無料で誰でも入れます！

★臨津閣へは京義線で臨津江駅下車、徒歩10分★
ただし、ソウル中心部（ソウル駅京義線ホーム・ただし1時間に1本程度、あるいは孔徳駅、弘大入口駅など）から京義線に乗り、終点ムンサン駅で一度下車、ムンサン駅→臨津江駅間のきっぷを買いなおしてディーゼル車で臨津江駅に向かいます。ただし本数が1日2本～6本程度しかないので要注意。詳しくはKorailホームページの時刻表で要確認。

☆あるいはムンサン駅前からタクシーで臨津閣まで（約6～7km・6,000ウォン前後）行くか、ムンサン駅前あるいはムンサンバスターミナルからマウルバス058番で臨津閣観光地（平和ランド）まで行く方法があります。
ただしマウルバス058番は臨津閣の方まで行くのと行かないのがあったり（行くのは1時間に1本程度）、臨津閣へ行くバスも近隣の村を廻って遠回りしたりとするので韓国語ができないとかなり大変なことになるかと思いますので、タクシーで行くのが得策かもしれません。（あるいは鉄道だけで臨津江駅にいける時間帯に合わせる方がいいかもしれません）

↓　非武装地帯DMZにまつわる韓国映画、結構ありますねえ。臨津閣からちょっと先を行くと南北の境目の板門店。今後の南北朝鮮、そして東アジア情勢はいかに。。。