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テーマ:ビールを語ろう(2279)
カテゴリ:韓国のお酒&韓国での酒類いろいろ
昨年旋風のように吹き荒れた「ボイコット・ジャパン」。
おしなべて日本製品の不買運動に発展したのですが、中でも一番影響を受けたのが、日本製のビール。 地方都市の江原道でも「日本不買運動に賛同しましょう」というこんな横断幕が役所の横断幕掲示台に・・・2020年8月29日撮影 去年の夏ごろから急激に日本製ビールの輸入が激減し、韓国関税庁の輸出入貿易統計のデータによれば、昨年2019年9月の韓国への日本製ビールの輸入額はわずか6,000ドル・約60万円ほどに。 韓国関税庁の輸出入貿易統計(https://unipass.customs.go.kr/ets/index.do)から、日本からのビール輸入金額を昨年1月から2020年3月までのデータをダウンロードするとこんな形に(表はブログ主が和訳しました。生データは韓国語表示)。昨年2019年9月が6000ドルの輸入で底を打ち、2020年2月ごろまでは12万ドル(約1300万円)から26万ドル(約2800万円)程度で推移、最新の2020年3月では65万ドル(約7000万円)と急増。このあたりの輸入したものがいま韓国のスーパーに並び始めているのかも。 Boycott JAPANだ、No ABEだ、と一時期、町中に横断幕やらポスターなどが、わが江原道原州は、ソウルは随分無くなったのに、結構長い間貼られていました。 で、日本製ビールも、不買運動の最初のうちはコンビニで在庫処分の安売り、とかやっていたのですが、在庫一掃処分の安売りを大手コンビニなどがやっている!と世論からの猛反発を受け、大手スーパーが輸入ビール安売り(350ml缶6本で10,000ウォンとか500ml缶4本で10,000ウォンという手のもの)の対象から、日本製ビールだけを除外し、売ってはいるものの、酒類売り場の片隅に置かれるようになり、次第にコンビニでも安売り対象から外されていきました。 最近では韓国の地ビールなんかも安売りの対象に。一番右だけは輸入物でドイツのグレープフルーツ果汁入りビール。 まあそれでも完全になくなるわけでもなく、片隅で2019年の夏前までに輸入された在庫の日本製ビール(だいたい2019年4月製造分ぐらいまでのもの)を目立たず売っているような感じでした。 で、不買運動で売れなくなった在庫の日本製ビールの賞味期限がだいたいこの2020年春ぐらいに迎えることから、密かに投げ売りされるのを狙っていたわたくしめだったのですが、思ったより値崩れはせず(安くても1,800ウォンぐらいで賞味期限切れ近くになった500ml缶ヱビスビールが売られていたぐらい。。。)、ちょっとがっかり・・・ 今年2020年4月に入っても、やはりまだ輸入ビールの何本10000ウォンセール系の対象には、日本製ビールはなっていないのですが、ちょこっと韓国で売られている日本製ビールに変化が。。。 つい先日購入したキリン一番搾り! 我が家の期限切れ肉迫の日本製ビールの在庫が0になってしまったので、久しぶりにキリン・一番搾りを近所の大手スーパー・HOMEPLUSで手にしたら、意外な事実を発見。 あら?製造日が2020年2月13日になっている! ということは、日本製ビールの韓国への輸入が密かに再開しているではありませんか。 ちなみに製造は福岡の朝倉工場製造の一番搾り。韓国で売られている日本の缶ビール(小瓶のビールは中国工場での生産品が多いので注意!でも韓国のスーパーでは平気で「日本製」とか日の丸をプライスタグにつけていたりします)は、ほとんどが西日本での生産(サントリーのザ・プレミアム・モルツが一番東の方から輸出している感じで、京都工場のものが韓国で売られています)。輸送コストの問題(実は日本統治時代の清酒の日本本土から当時の朝鮮への輸出もほとんどが、同じコストの理由で西日本からの出荷でした)からと推測されます。 ちょうど去年のボイコットジャパンの不買運動で輸入を止めた時、輸入した日本製ビールの賞味期限が2020年4月前後だったので、その前後で韓国国内の日本製ビール在庫がほぼ吐けて、ついにこの2020年春、本格的に輸入をはじめたようなのです。 ここの所、製造から数か月もたった日本製ビールだったので、やはりなんとなく味わいがちょいと、と思っていたのですが、ようやく作って数か月後の日本のビールが手に入るようになって、ちょっとほっとした今日この頃です。 毎度ご訪問ありがとうございます。よろしければ下をポチッとお願いします! ▼ステイホームの韓国でも飲みたい日本のビール! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年05月14日 00時09分14秒
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