おもしろかった！　

これもずっと放置だった本で、読みかけてもなかなか進まなかったんだけど、途中から一気に読んじゃいました。途中怠いとこあって流し読みしましたが……。
次回読むときは、流し読みせず、ちゃんとじっくり読みたいです。
どこが怠かったかと言うと、余計な説明が多いとこ。マニアックなくどい説明は余計。
あとこれは必要かもだけど、学級のことを語る日記もくどいかなと。
最後の方は学級のことじゃなく先生と隆の恋日記になっちゃってるけど。
って、人のこと言えるか、プロの作家さんの作品になんてことを！　と思いますが、自分のことは分かりにくいけど人のことって気づきやすいんですよね。　

序盤はそんなだけど後半は面白かったです。
だけどもっと引力でグッと引き入れてほしかったなとは思いますが。
ネットでみた作品の感想は、感動！　泣いた！　の声がたくさんありましたが、私はそれほど感動もなかったし、全然泣けませんでした。ちょっといいお話、程度。先がなんとなく読めてたからかな。いや、あれは読めるよね、普通に。
どこがおもしろかったかというと、息吹先生と隆の恋。主人公と隆作の恋が交差してて、そこらへんが面白かったです。あと鹿嶋さんだっけ？　という余計なもんまで寄ってきて、わざわざ複雑にしてる〈笑）ちょっとムダが多いとは思いましたが、人それぞれなので、そのムダだと私が感じた部分も楽しめる方ならより楽しめるの小説です。
同じ作者の、違う作品で、犯人に告ぐを今読んでいるんですが、まだこっちの方が上手いなと思います。今のところ無駄なだらだら感がないし、全然こっちの方が読みやすいです。