|
カテゴリ:私の不思議体験集
その幽霊さんは、子供の私を只一人の観客にして夜な夜なラッパの演奏を聞かせて帰って行くのでした。そして夜の事を鮮明な記憶として残したまま朝、普通に目が覚めるのです。朝になって初めて「怖かった~!」という恐怖心がドッと押し寄せてくるのでした。そして又、自分の意に反した夜を迎えるという繰り返しは暫く続きました。子供心にも何故かしらこの事は誰にも喋ってはいけない事のような気がして言えませんでした。私に害を加える訳でもなく、傍へ来て怖がらせるでもなく、(どうせ逃れられないなら、もし、私が喋る事によってこの安全圏が壊される事にでもなったら…という防御策ゆえ誰にも言わなかったのかも知れません)でも、私は極端に夜を、暗闇を怖がる子供になっていました。
この幽霊さん何故、私を選んだのでしょう?何故、私でなければいけなかったのでしょうか?子供は五歳までは神の子と言われます。大人の目で見えない物が見えても可笑しくはなかったのでしょうが・・・ その後この話は解禁を向かえる事となり結局は色々、周りの人に喋ってしまうのですが、以外にも複雑な幽霊模様があったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月07日 16時51分39秒
コメント(0) | コメントを書く
[私の不思議体験集] カテゴリの最新記事
|