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カテゴリ:私の不思議体験集
それは、私が専門学校の寮生活をしていた頃のお話・・・
お正月休みかなんかで殆どの寮生が帰省やら近くの親戚の家に外泊するやらで 寮にはわずか、数名しか残らない夜があった。いつも賑やかな寮がシ~ンと静まり返っていて 「やっぱり寂しいな」という思いから残ったメンバーの気の合う友達の部屋へ「後で行くからね」 という約束が出来ていた。色々雑用を済ませてその子の部屋へ尋ねていった時、既に先客がいた。 しかも、二人して寝ている。ドアを開けるとちょうど真正面に背中を向けて二人とも同じ格好で 寝ていた。電気もつけたままで、さしずめ、話疲れてそのまま寝てしまったのだろうという感じ。 宛てが外れた私は仕方なく帰るしかなかった。 次の日、私はその友達に呼び止められた「も~う!なんで夕べ来なかったのよ!待ってたのに~」 すかさず私「え~っ!ちゃんと行ったわよ。でも誰だか遊びに来てて二人して寝てたじゃない!」 その後、友達の顔が引きつった。「夕べは誰も来なかったわよ。あなたを待っていたけど待ちくたびれて少し寝ちゃったわよ!どうせ来たら起してくれるはず…と思って…」 彼女の話によると、昨夜は待っているうち無性に眠くなって少し寝た…その後目が覚めて 再び待っていた…そしてその子が眠る前も目が覚めた後も誰も来てはいなかった…と言う事。 私もムキになった。「いいえ!絶対誰か来ていた!二人一緒に寝ていた!」暫くお互いに 言い合っていたが、その内、どちらもウソではなさそうと気がついた。 『え~っ!!じゃあ、夕べ一緒にいた人は誰??』(私)『私は誰と寝ていたの??』(友人) 同時に言葉を発すると共に凍りついた。 結局私はあの時また、見てしまったのだ!! とにかくこの寮でも色んな経験がありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月07日 16時58分52秒
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