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形成外科医のアメリカ留学計画

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2012.01.04
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来年UMに留学する予定の
シンガポールのDrの論文を手伝っている。

■Handの整容的な軟部組織再建

にフォーカスを絞ったReview paperである。
今までに同様な論文がほとんどなく
非常におもしろいテーマだと思う。

手の皮膚軟部組織欠損を皮弁再建する際に
従来は機能面重視で、整容面のpriorityは低く見られていた。
機能再建が最優先なことに異論はないが、
同時に整容面にも配慮した再建が求められている。
さらに個人的には
手の整容的再建は機能面にも好影響を与えると考えている。


ここで問題になるのが
"美しい再建"をどのように評価するか?ということ。
そもそも
整容面の評価はは主観的要素が大きいため
客観的評価(=数値化すること)が難しい。

現に、過去の文献を調べてみると
■VAS scale
■Number scale

(0 = normal; 1-3 = good; 4-6 = average; 7-9 = poor; 10 = intolerable)
が使用されることが多く、
これらの評価法は便利だがやや信頼性に欠ける。

painass3_2.jpg
    (VAS scale:もともとは痛みの評価に使用される)


さらに、Questionnaireとしては
■MHQ(Michigan Hand Outcome Questionnaire)
がAestheticのドメイン(評価項目)を持っている。

現状としてはMHQでの評価するか、
または顔面再建、乳房再建で使用されている評価ツール(Questionnaire)を
手に応用して使用するのが最適と考えられる。

また、手の再建、手の美容治療では
評価法を別々に考えた方が良いかもしれない。
さらに手のaesthetic outcomeを獲得するうえで
重要なPredictors(色調? 皮膚の厚さ? 毛の有無?)を
今後明らかにする必要がある。

この分野はまだまだ未開拓であり、興味のあるところだ。

■まとめ
・現状における手の再建の整容評価ツールはVAS scale, Number scale, MHQ





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Last updated  2012.01.04 17:18:23
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