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2013年01月04日
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にっぽんのお婆ちゃん.jpg

【スタッフ】
監督=今井 正   製作=市川喜一   原作=水木洋子
脚本=水木洋子   撮影=中尾駿一郎  音楽=渡辺宙明
美術=江ロ準次   編集=河野秋和   録音=安恵重遠

【キャスト】
ミヤコ蝶々=喧嘩ばあさんサト   北林谷栄=おとぼけばあさんくみ
飯田蝶子 =風船ばあさん花    浦辺粂子=ざあませばあさんわか
原  泉 =大食いばあさんハツ  村瀬幸子=横着ばあさん艶
岸 輝子 =いじわるばあさんかく 東山千栄子=あそばせばあさん末野
斎藤達雄 =ロマンチック安西   渡辺 篤 =インテリじいさん鈴村
織田政雄 =皆勤主事曽我     左 卜全 =優等生じいさん関
中村是好 =乞食じいさん三谷   清水金一 =迷コック
山本礼三郎=親分じいさん杉山   柳谷 寛 =お巡りさん
殿山泰司 =八掛見じいさん象水  上田吉二郎=政治家じいさん大川
菅井一郎 =画家じいさん多田   十朱幸代 =ニコニコ女店員昭子
五月女マリ=下町つ娘ひろ子    関千恵子 =ヒステリー女房志保子
市原悦子 =新米寮母青木     沢村貞子 =栄養士
三木のり平=大道掛軸屋       渡辺文雄 =団地亭主達二
渥美 清 =お巡りさん        小沢昭一 =副園長小野
木村 功 =セールスマン田口   田村高廣 =純情園長さん福田
伴淳三郎 =酔っぱらいじいさん兼井

【あらすじ】
東京 浅草仲見世
レコード屋から流れてくる「森山加代子」の“じんじろげ”の歌
それを「橋幸夫」の「木曽節三度笠」の歌に替えさせて・・・・
それを聴きつつ 踊りだす『サト』と『くみ』・・・・二人の婆さんはそれで 意気投合

「くみ」は工員を八十人も使っている製靴工場の御隠居だと言い
「サト」も息子夫婦がポリエチレンの会社をやっていて、これまた楽隠居だという

それにしては「くみ」の服装は粗末だし・・・・「サト」の顔にも生気がない

焼鳥屋の店員『昭子』が 楽しそうな二人に声をかけ、自分の店に案内すると
ビールを飲み 鳥のもも肉をほおばり 二人はご機嫌で・・・・ 
「昭子」に橋幸夫のレコードをあげ、やがて店を出た

二人は、街角で化粧品のセールスマン『田口』と知り合い・・・・
「田口」の 女房とのノロケ話に二人は過ぎし昔の結婚生活を思いうかべて涙ぐむ

その頃、郊外の老人ホーム福寿園では『福田』園長たちが騒いでいた
このホームのお婆さんがひとり、遺書まで残して失踪したのである

ゆうべ配給になったドラ焼が一個なくなり、無実の罪をきせられた彼女が
腹いせに飛び出したのだと、元洋傘直し屋の『兼井』がいう

ネオンが隅田川の水面に映りははじめた頃、二人は 道路脇に しゃがみ込んでいた

「サト」が、実は息子と嫁に邪魔にされて死場所を探しに家出たと打ち明ければ・・・・
「くみ」も「私も世の中においとましようと思ってたのさ」と、意外なことをロ走った

老人ホームを飛び出したのは彼女だったのだ

道路に飛び出し 自動車に撥ねられかけた二人は 巡査に保護され・・・・
二人は親切な「昭子」を思い出して 孫だといったため、焼鳥屋の寮に送られて
「木曽節三度笠」のにわか講習で元気をとり戻す

が、再び巡査に会い「サト」は“鬼の夫婦”が住む都営住宅へ・・・・
そして「くみ」は老人ホームへ戻されてしまうが・・・・・

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
巨匠「今井正」監督作品映画 「喜劇にっぽんのお婆ちゃん」を 観終わって驚くのは
なんと言っても 当時の名優が こんなに沢山出演して「爺さん」「婆さん」を演じてること

上記の俳優で 存命なのは「五月女マリ」「十朱幸代」「関千恵子」「市原悦子」ぐらいで
昨年亡くなられた「小沢昭一」他 残りの方々は全て 鬼籍にはいられて

お婆ちゃん俳優が勢ぞろい「飯田蝶子」「浦辺粂子」「村瀬幸子」「原 泉」
「沢村貞子」「岸輝子」 そして本物のお婆ちゃん「東山千栄子」と総出演だ

若い頃から ずウーっと「お婆ちゃん」だった「北林谷栄」は この時50才で 
恐らく 72才の「婆ちゃん」役のために 前歯を抜いていて ヨレヨレの格好してる

若者に 突き飛ばされ「ばばあ ちゃんと前見て歩け!」
「ババア ババア言うな!お前だって いつかジジイになるんだ ざまーみろ」

当時40才だった「みやこ蝶々」の「サトばあちゃん」は60才役 食堂で言う台詞
「思い出はみんな消えてくよ・・・・あれ、知らないあいだに消えて行っちゃうんだね
 気がついたときにはどんどん遠くの方へ行って、頭ん中には何にも残ってないんだね」
 まあ、忘れずに残るのは食い気だけか・・・・色気まであったら大変だよ」って・・・・

50年前の60歳・70歳と 現在同じ歳の人が 10歳以上若くなっているのが良く解る
食べるものも 美容化粧品も 薬も進化して 家事や仕事の苦労も減り・・・・・  

日本女性の平均寿命は 1960年当時70,19才が 2010年には86,39才と 
16才も 長生き出来る世の中になって・・・・婆ちゃんは強い訳だよネ マッタク モウ

あの当時 老人はみんな「臭い」とか「汚い」とか 邪魔にされていたが・・・・
今では 老人でも男だけが・・・・そう云われているのは ヤッパり 立場が弱いからか?

それに オイラの興味は当時 年中訪れていた浅草の街が そのまま描写されてること
雷門の大提灯から 仲見世の今と変わらぬ店舗 浅草寺 ストリップ劇場に演芸場 
六区の映画館  花やしきの遊園地 ひさご通り 松屋のネオンが見えるから吾妻橋

国際劇場 その国際通りの斜向かいにあった大衆酒場「鮒忠」 鶏の丸むし焼きが名物で 
年中流行っていたっけ  懐かしいな~  映画の看板に「サムソンとデリラ」が・・・・

という訳で 自分自身が爺さんになって観た「喜劇 にっぽんのお婆ちゃん」は 
ひとつも 一箇所も笑えない喜劇で・・・・・

それでも あの頃の老人より 今の自分達老人が どれだけ恵まれているかを実感して
不平不満は 贅沢すぎると反省するオイラなのでした・・・・・

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
温室の蘭
ランA.jpg
オイラ的花言葉:
「極楽願わんより地獄作るな」(ごくらくねがわんよりじごくつくるな)
 *死んで極楽へ行きたいと願うより、地獄へ落ちる原因を作らぬよう注意せよということ
  また、この世で幸福になることを願うより、不幸になる原因を作るなという戒め




  







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最終更新日  2013年01月04日 21時37分05秒
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