カテゴリ:旅を楽しむ
雷がゴロゴロ。突然激しく降ったり、ピタッと止んだり。竜巻注意報も出てます。秋分の日の今日。なんだかめまぐるしい、秋の到来です。 さて、一週間前の話ですが、熊野古道ウォーキングのこと。 熊野古道と一口に言っても、いろいろなルートがあります。 和歌山県側から入る大辺路、吉野からから入る中辺路、高野山から入る大峰奥駈道。 どの道も、公家文化盛んな頃の京都や大阪などから熊野三山へお参りする都からのルート。いわばお金持ちの道。 一方、今回から歩き始めた伊勢路は、東の方から伊勢神宮にお参りに来た人たちが、足を伸ばして熊野詣をしようとした、いわば庶民の道。 そして、道を急ぐためか直線距離を行く道なので、峠をガンガン越えていく峠道ともいえます。 今回は、ツヅラト峠道を歩きました。山の中を歩いてきた旅人が、初めて海を目にする場所です。 語り部さんと一緒に、舗装された道路から、古道へと入っていきます。 今は植林され、手入れされた杉林の道ですが、かつては開墾され、人々が暮らし、段々畑などが作られたり、戦時中は食糧難のためにサツマイモが植えられたりしていたそうです。 石を積んで、猪や鹿の進入を防ぐ石垣が作られていました。 きつい登りを越えるとツヅラ峠。九十九折と書いてツヅラト。 向こうには熊野灘が広がって、涼しい風が吹き抜けます。ホット一息。 この後は、急な下りが続きます。 かつて、徳川家康が天下統一した頃、お城を作るためにたくさんの石工がいました。 しかし、天下泰平で、もうお城を作る必要がなくなって、多くの優れた石工が故郷に帰ってきました。そして、熊野古道は、その優れた技術によって築かれ、今もそのまま残っているんです。 それが、石畳の道であり、谷筋に道を守るために積まれた野面乱層積みの石垣だったりするそうです。 恐ろしいくらいに透明感のある山の水。冷たくて美しいけど、いったん多量に集ると岩を砕き、道をなくしてしまいます。でも、ここの道は、優れた石積み技術のおかげで、どんな水量にも崩れず、残っているというのですから、すごいですねえ。 お楽しみのお弁当は、めはりずし(右側の葉っぱに包まれたもの)が入ってました。 美味しいんですよね。次は、10月中旬に、この続きの道を歩く予定です。 そうそう、先ほど件の上海で作ったドレスが我が家に到着! 予定よりも一週間遅かったので、もう、届かないかと思ってました。やったー。また、近々ご披露させてくださいね。 人気ブログランキングへランキングに参加中です! ぜひ、ポチ・ポチ・ポチッとクリックしてやってください。応援よろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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