市電を長崎駅で降りて、西坂の日本二十六聖人記念碑へ。
日本二十六聖人は、慶長元年(1597)12月19日、
豊臣秀吉の命令によって長崎で処刑された26人のカトリック信徒です。
日本でキリスト教の信仰を理由に最高権力者の指令による
処刑が行われたのはこれが初めてであり、
後にカトリック教会によって聖人の列に加えられたため、
彼らは「日本二十六聖人」と呼ばれることになったそうです。
よく見ると、小さな子どももいるのですね。
12歳の聖ルドビコ茨木と、13歳の聖アントニオの2人です。
2人の叔父パウロ茨木・レオ烏丸と殉教した聖ルドビコ茨木は、
「わたしの十字架はどれ?」と尋ね背丈に合わせて準備されていた
自分の十字架のもとに走り寄ったといわれ、
十字架の上では縛られた体と指先を動かし、
「パライソ(天国)、イエス、マリア」と言って喜びを表したといいます。
隣の聖アントニオは、 長崎出身で、西坂の丘で涙を流し出迎えた両親に、
微笑みながら「泣かないで、自分は天国に行くのだから」と慰めたといいます。
隣にいるペトロ・バプチスタ神父に「神父様、歌いましょう」と
テ・デウム『感謝の賛歌』を歌う中を槍で刺され殉教。
なお、昭和25年(1950)にローマ教皇・ピウス12世(ピオ12世)により
この地をカトリック教徒の公式巡礼地と定められています。
隣のガウディ風の教会は、「日本二十六聖人聖フィリッポ教会」(西坂教会)で、
二十六聖人の一人、メキシコ人聖フィリッポ・デヘススに捧げた記念堂です。
双塔の一方は、神からの、お恵み、罪の赦しを招き受け入れられるよう、
もう一方は、庶民の、願い、感謝、賛美、奉献が、天に、神に届くよう、
高くそびえています。
ちょうどお昼になったので、長崎チャンポンの店を探しました。
バスターミナル裏にある大きな皿うどんが目印の飛龍園さんへ。
ちゃんぽんにするか、皿うどんにするか迷ってしまい、結局両方頼んでしまいました。
あいかわらず優柔不断な私・・・つづく