『99・9%は仮説』
実は飛行機がなぜ飛ぶのか、その根本原理ははっきり分ってないというところから始まり、そもそも全ては「仮説」であり、今は「正しい」とされている「仮説」がいつ覆されるかもしれず、また今は「常識外れ」とされている「仮説」がいつ「正しい」ということになるかも分らない、というお話になります。そして「仮説」はいつまでも「仮説」であり、絶対的な「真理」に到達することはない、ということですね。大学時代に読んだ本にあった「地動説と天動説、どちらが正しいということはなくて、どちらも正しい。ただ、天動説で全ての天体の動きを説明しようとすると、すごく複雑になるのに対し、地動説で説明するとシンプルに説明できるから、その意味で地動説が正しい」という話を思い出した。そういえば、その人は「全ては相対的で絶対的真理なんてないということだけが絶対的に正しい」という言い方をしていたけど、この本のタイトルが『99・9%は…』になってるのもそういう意味ですかね。。。