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【サンキュータツオのちょこシス妄想日記】

はい、というわけで、
いまだ

「クリスマスの日にミニスカ美女サンタがかわいい妹をプレゼントしてくれる」アニメ
ちょこッとSister
のオンエアを見て、ここに感想をアップしてるポポ。

そしてこの「ちょこシス」、
9クール目、98話でございます。
そろそろ、金さん銀さんに近づいてきております。
決して『金と銀』(福本伸行先生著)ではありませんのでご注意を。


第98話 かとり☆せんこう

いやいやいや。
蚊取り線香をいくらひらがなで書いたからって、
オレはだまされませんよ?
かわいくなるとでも思ってんでしょうか。
ってうわー! かわいい!


【あらすじ】
昨今は、都内ではなかなか蚊がいない、なんて言われておりますが、決してそんなことはありません。
「蚊」がいる、ということは、庭のあるところに暮らしている、という、もはやステータスなのです!
そう、そしてちょこちゃんが住んでいる「つばき荘」も、庭がある。
一階に住んでいる管理人さんは、つまり蚊と戦っているわけである。夏になると。
たしかに血はおいしそうです、管理人さん。

といったわけで、夏になると蚊取り線香を縁側でたくわけであるが、これが直上の二階に住んでいるちょこちゃんが窓を開けたときに匂う、ということになっているわけです。
「あれ? なにこの匂い? いいにおーい!」
そうか。ちょこちゃんは、あの蚊取り線香の匂いを「いい匂い」と位置づけたか。さすが日本人仕様!
オレはちょこちゃんにますます萌えた。
匂いに敏感な女性は素晴らしい女性なのだ。

「管理人さーん、この匂い、なあに?」
「あ、ちょこちゃん、ごめんね、これは蚊取り線香よー?」
「かとりせんこう?」
こんなのんきな会話、もとい「蚊い話」が、アパートの一階と二階で繰り広げられる。
いいなあ、平和で。忘れられた「日本」だよ、「ちょこシス」は!

興味津々のちょこちゃんは、結局管理人さんの部屋にお茶にお呼ばれ。
蚊取り線香をじーーーーっと見つめ、煙がでるのを「ワクワク目」で観察している。
こんな、こんなことにも感動できるなんて、
なんて心がきれいなんだ、ちょこちゃん!
「もはや沢北と同等……いや、それ以上っ」(byスラダン諸星)
を引用すれば、
「もはやよつばと同等……いや、それ以上っ」であった。

どうしても蚊取り線香が欲しいというちょこちゃんは、
管理人さんから蚊取り線香を分けてもらう。
しかし、蚊取り線香を置く台がないため、
それを察知した管理人さんが、はるまが帰ってくるのを見計らって、部屋を訪れる。
なんという計算高い女なんだ、管理人さんという人は!
いったい蚊取り線香になにを期待しているのだろうか。

蚊取り線香の匂いと便利さに感銘を受けたっぽいちょこちゃんは、
「つばき荘」の面々に蚊取り線香普及活動をする。
この娘のこういう「普及精神」を見るにつけ、オタクの才能あるのではないかと一瞬思う
安岡のおじさんには、蚊取り線香にまつわる昔話を聞き、
真琴さんは、蚊取り線香の匂いがいやだなんて言うので、ちょこちゃんと押し問答したり。

そんなわけで30分まるまる「つばき荘」のなかだけでしか展開しないという、素晴らしい回でした!


【みどころ】
あのですね、冒頭のほうなんですけど、
ちょこちゃんが蚊に噛まれてるんですよ。
で、ちょこちゃんは「かゆい~」とか言って、さされた二の腕あたりをポリポリ掻いてるんですが、
その二の腕の「ぷに」っぷりたるやもう!
げっそりしてるかと思いきや、微量の脂肪が感じられてグッときました!
良くわかってらっしゃる作画スタッフ様!
なんといってもあの二の腕の質感を見事に描写したあのシーンが、今回の見所だと思うポポ!


【一未満の声】
ちょこちゃんが、
蚊取り線香に顔を近づけ、匂いをかぐシーンででた「んー、いい匂~い」における、

「んー」

に決定!
いや、正確には「んー」という活字にすらなってないんですよ、あの声は!
セリフ未満の「声」! さすがだ、斉藤桃子さん!


【備考】
焼けたあとの蚊取り線香の死骸(というか灰)を、悲しそうにみていたちょこちゃんを抱きしめたくなりました。





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最終更新日  2008.07.24 00:05:57
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