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カテゴリ:金曜…国井咲也
金曜日…国井咲也の満巻全席 第136席


先日、国井の住まうアパート、
『ふきだまり荘』の住人の
妹さんが来年の受験をどうのこうので
上京しているとかで、
皆でひっさしぶりにカラオケに赴いた。
数年ぶりだ。

音楽が嫌いな方ではない。
むしろ非情に好む方だけれど、
イコールでカラオケ、という発想は国井しない。
まず好む音楽が『異常に』ともいえるほどの
演奏技術を要するタイプであり、
音像そのものも、
膨大で多岐にわたるジャンルをすべて
網羅しなければならないという、
制約下で製作されるようなものではとても再現できない
音のものばかりで、
分厚い選曲本をみて、
「おお、エクストリームのdecadance danceもあるぞ」と
喜び勇んでも、
イントロの5秒でがっかり、という事ばかりだからだ。

ヌーノ・ベッテンコートそのままのプレイを
カラオケ製作者に求める事からして
無理があるが、
なんといってもエッジの効いた
ギターのディストーションサウウンドが
いかにも安いキーボード音で
「ぴーひょろ」と表現されているのが
耐えられないわけだ。
鋼鉄者にはこたえられないスパイスの
ピッキング・ハーモニクスの
「きゅいんきゅいん」な音が
ヘタレな「ぴ-ひゃらぴーひゃら」と
なっているのだからたまらない。
さらにはドラムもポンポコな音。
コージィ・パウエルに憧れて、
ニール・パートや
スコット・ロッケンフィールドになりたくて、
デイヴ・ロンバード、ボビー・ジャーソンベクを
心の兄貴と叫びつつ、
ルーディ・メンツにあけくれたような
おっさんに、これはかなりの拷問だ。

じねん、
カラオケブーム、カラオケボックス登場、と
いう社会問題化した時期からして、
興味を持たずにいままで来た訳なので、
現在でも
自分から好んでカラオケに赴く、という事が
まずない。

同行した妹さんが言うには
別に歌うためだけにカラオケボックスを
使用するのではないのだそうだ。
手っ取り早く、そこそこ安価の
貸し切りの個室、というイメージらしい。
「別に歌わなくても良い」というのは
前提らしいのだ。
居酒屋でのオーダで
「とりあえずビール」みたいなものらしい。


会社員としての『カラオケ』を通過している人間には
「歌わされる」というマイナスなイメージが強いので
カラオケと聞くと「歌わなければならない」と考えるが、
もう、そうではないらしい。
完全に定着したスタイルなので、
「場所」の存在意義がユーザにとって
変化しているということなのだろう。

別に他の誰かが聞く訳でもない。
知り合いと行ってもお互いの
歌に耳をすませるわけでもない。
会話の起点として昔の曲や現在流行のミュージシャンの
情報交換をするだけだ。
今の『ブログ』がこれにもあたると考えられる。
誰もが日記を書くけれど、
誰も読んでいない。
社会のスタイルの一つとして
定着したと言う事なのだろう。
悪い事ではない。
悲しむべき事でもない。

話がそれてきた。

なんの話しをしていたっけ。
あ、そうそう。
国井にはカラオケなサウンドは辛いので
あまり行かない、という話でしたな(ひやひや)。

その「いかない」という国井が
数年前に行った(仕事関係抜きでね)のは
確か『イノセンス』を観た後
あたりだったと記憶している。
おそらく、映画の上映時間あわせにでも
使ったのだろう。

そのタイミングにあわせるかのように
今回のカラオケも押井監督最新作の
公開と同じだ。
まるでオリンピック開催にあわせて眼を覚ます
どこかの派出所の巡査でもなかろうに…と
日ごと高さを増す
蒼い空に思いを馳せつつ、
オリンピックごとに
歳を重ねるという事を実感させられる
永遠の子供な私は
明日の『スカイ・クロラ』公開の期待に
胸を弾ませるのだ。


現代女子高生を中心にした歌の宴は
『宇宙戦艦ヤマト』に始まり、
アニメ主題歌オンリィと
カモフラージュしながら
安堵をさそいつつ、
すぐさま『ジョニーへの伝言』へつないで
昭和が生んだ偉大な作詞家への
追悼へと移行して、
彼女を困惑へと誘ったのは、言うまでもない。

彼女はバンドサウンド指向ではないようだったが、
観客の前で歌わない、
演奏をしない「作詞家と作曲家」と
いう職業が存在するということ自体、
既に理解しがたいもののようだ。
良い意味でも悪い意味でもなく、
「個性的であれ」という言葉が尊ばれ、
育った世代にはより
「表現」という言葉が喜ばれ、
プロフェッショナルを差す
『職人』という概念が
薄まっている証拠なのかもしれない。




…と、
今週の『ひだまりスケッチ365』を
観ただけでここまで書いてみたけれど、
いかがか?

何が本当で、何が嘘か?





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最終更新日  2008.08.01 14:37:25


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