国井咲也の満巻全席 第225席いまだ電波難民なので新番組については一切視聴していない。「見ていないものをみる」というどきどき感や期待感はないけれど、「見過ごしたものが見える」…という事も実はあまりない。素晴らしいものは最初から素晴らしいとわかるからだ。むしろ、膨大な作品量によって、記憶の底に眠ってしまっているのが問題だ。3年前、5年前に「あんなに大好きだったのに」忘れているのだ。…どこかで聴いたようなフレーズだ。まぁ、良しとしよう。そんな自分の罪深さ(単なる加齢による記憶力低下なのはナイショだ)を思い知らせてくれたのが今、隣の居間でくまぞうとモモ助も観ている『くじびきアンバランス』だ。作品としては2006年放送になる。国井咲也は本編ともいえる『げんしけん』のアニメより、こちらの方が面白かった。作品の出来不出来ではない。原作(くじアンの場合は劇中劇となるが)がもともと『ドラマ』と『アニメ』とはっきり分かれているのだから当初からアニメーション作品だと設定された原作の方ががっちりと歯車が合うに決まっている。あまりに素晴らしい『アニメらしいアニメ』だったのでこの放送の次に俳優を使ったドラマで『げんしけん』がやはり観たいな、と感じた。それくらい「ハマる人の描写が嘘にならないほど、面白いアニメ」だった。(と国井は公言)よくわからないが大野さん役はアンジェリ−ナ・ジョリー。咲ちゃんは若かりし頃のメグ・ライアン。(班目くんは体重を25キロ落としたサンキュータツオがなんとなく適役だと思うがいかがか?)こんな、本編の「三次元キャスト」まで妄想させてくれたアニメなのに、どういうわけか、いまいち「すてきだ!」「オウ! トム!(水島努監督のこと) トムのアニメはいつもグンバツだよ!」「こゆきこゆきこゆきこゆきこゆきぃぃぃーッ!」といった、絶叫が井の頭公園近くユ○ワヤの模型コーナ以外から聞こえてこなかった。叫びがユ○ワヤからだったのはそこにちょいちょい国井がいたからだ。あ、そこだけではないな。ウ○ーブBJ近くでもよく叫んだような気もするがたぶん嘘だろう。(いまはもうない)「アニメらしいアニメ」なので、基本的にひたすらドタバタだ。しかして注目は4話と8話!おおっと、勘違いめさるな。ここだけ観れば良いというものではない。「全体を1」としてみるのだ!バランスだよ! バランス!突拍子もないドタバタで笑わせているからこそ、この2つのドラマパート(と、国井は勝手によんでいる)が光る光る!台詞がないのだ!そう! 律ちゃん(去年スターダムにのしあがった女子高生バンドのドラマー。念のため)の「声にならないこえ」この描写の素晴らしさよ!くぅぅぅー。なんど観てもぞくぞくするね!越えるよ! 凄い人はいるんだよ!アニメでも実写を越えられるということを『くじびきアンバランス』は証明したのだ!って、誰に?この俺に! 国井咲也への感動のQEDは「視線」「手」これだ!何を言っている(書いている)かわからんだろう!そうだ! わからないように書いている!なぜなら、読むだけではアンバランスだからだ!(オチてないぞ)
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最終更新日
2010.01.15 07:33:44
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