～DARKER THAN BLACK episode 13～

こけの一念、岩をも砕くとは聞くが、
国井の一念は受信を可能にするらしい。

電波が入った。
狂喜乱舞である。

まだ最終回に間に合うだろうかと、
早速ＥPＧでチェック。

ん？

おかしいぞ。
番組表にはアニメタイトルと
『クローズアップ現代』、
それとＮＨＫ特集の文字しかない。

まあ、いいや。
それしか観てなかったし
観る時間もあるまいよ。

さてさて、ではでは、
アニメを録画だ！

…これが、先週の話になる。

で、みましたよ！
『DARKER THAN BLACK　～流星の双子～』の

episode13

まさに驚愕の展開だ！
まったく読めなかった！
最終回までは間に合わなかったので、
そのあたりはよくわからないまま
国井は作品世界に没頭しているが、
どうやらヘヴンズ・ゲートの向こうが
本当の天国になったらしい。

Ａパートはそのゲートをくぐるまでの
潜入アクションなサスペンスで
はらはらどきどきでがっちり砂肝を
つかまれて、
そこだけでも
十分うっとりしていたのだけれど、

ようやく、ゲートをくぐった黒（ヘイ）の
眼下に広がっていた世界が…

ここでアイキャッチだよ！
見事な間だ！
これだよ、これ！
と、思った刹那、
いつものようにサブタイトル。

ん？

いつもは渋さ漂うリリカルな
文章的なサブタイトルはそのままだけど…

「濃密な朝霧は湯船の中に…」

湯船？
ゆぶね？
湯船って、
日本人の好きなアレだよね？

え？
え？
『DARKER THAN BLACK』で「湯船」？

いや、『方舟』ならわかるのよ、
むしろそっちでしょう！
無数の霧となった人々の記憶を閉じ込める
方舟…そんな中に一人漆黒の衣をまとう
黒（ヘイ）…
だよね？
こうだよね？

とクエスチョンマークを
頭上にはためかせながら、
Ｂパート開始を待つと、
なんと、
１stシーズンでは廃墟と化していた
東京の都心部が温泉に！

クレータとなってた部分などに
あつあつの湯が沸いているのである！

黒より、
みているこっちがびっくりしたぜ！

そして国井咲也の期待を裏切ることのない
壮絶なサービスシーン！

そう！
マオ（今はぺーチャ。
ムササビ（モモンガ？）だ）の
入浴シーンだ！
うおう！
かわいいぜ！
風呂につかるのではなく、
「桶にはいった状態でどんぶらこ」だ！

エンディングにあった空き缶のシーンは
これにつながっていたのだ！

な、なんてかわいいんだ！

と目がハートになっていると、
そのマオが

マオ「おまえさんもようやくたどりついたか」
黒　「…これは、どういうことだ？」
マオ「俺も知らんね。
　　　ま、気分がいいことは否定しないが」
黒　「…」

そしてマオがかわいい顔して言うのだ！


マオ「…こんな話を知ってるか、黒？」
黒　「なんだ？」
マオ「…聞いた話なんだがな。
　　　居心地が良すぎて、離れられなくなったら、
　　　そこが…本当の地獄って呼ばれる場所らしい」
黒　「…それは…」
マオ「ん？」
黒　「それは、本当に聞いた話か？
　　　それとも…あんたの『経験』か？」
マオ「…さぁなぁ。…忘れた」

（どんぶらこどんぶらこ）


うおう！
ここでエンディングだよ！

なんだよ、なんで最後だけ、
DARKER THANぽいんだよ！
意味はわかるけど、
なんかおかしいよ！
くだらないことを真顔（げっ歯目類。かわいい）で
超絶シリアスに決められても、
こっちが困惑だよ！

予告編を観る限り、
前期みたいに２話で１エピソード構成みたいだ。
一般向けサービスなのか、
どう見ても銀（イン）が
巨大な健康ランド内の風呂にしか見えない
東京駅構内のロッカールームで
体重計にのろうか乗るまいか無表情で悩んでいる
シーンがみてとれた！
うおう！　インが！
あの銀がっ！？

なんだ、なんなんだ、
この超展開！
しかもやっぱり福圓さんのややハスキィな
魅力ヴォイスで次回予告！

「曇り硝子に描かれた少女達は…
　露の涙を流し、消える」

だから、なんで最後で帳尻あわせようとするの！
ていうか、温泉の話だよね？！
アニメお約束中のお約束の
『おんせんでおおさわぎ』だよねっ？！

あー。
これは楽しみだわ。
俺だけのレコーダで展開する
『DARKER THAN BLACK　流星の双子』

…これも１０８話
くらいまであるのか？