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【サンキュータツオの腐男塾!】 2013.10.23号
 
サンキュータツオの
 バスケ経験者が見る『黒子のバスケ』観戦記
  ~木吉くんのプレースタイル~




黒子くんの遅刻ギリギリの到着にだれよりも先に気付く、寝てなくて目の赤い火神くんかわいい!

もー。今週はこれに尽きると言っても過言ではない!
なんかもー、視線で常に黒子探しちゃっている火神くんを象徴するかのようなシーン!
冒頭にこんなカウンターをくらっては鼻血です!

今週はそんな火神くんが、キセキの世代に匹敵する存在として、かっこよく扉をこじ開けるシーンなんかもあり、めっちゃかっこよかったですのが、
100カッコいいではなく、だいぶかわいいこういう冒頭のシーン(試合前日は眠れないなど)など、人としての「隙」があると、より愛せるわけであります!

どうでしょう、全男子!
そろそろ男キャラを愛でるという文化に慣れ親しんでみては!

ちょうどみなさんの興味のあるスポーツ、というところから入れる作品でございますYO!

バスケットについて「よくわからない」「ルールをなんとなくしかしらない」(なんでシュートが2点なの?とか)などある人は、昨年ライブでしゃべったものを、今年シャッツキステさんが動画にアップしてくださっていたので、参考にしてくださいませ。

★『黒子のバスケ』のリアリティラインについて

出演:サンキュータツオ、松崎克俊、あしとみしんご

さて、今週のもう一人の主役は「鉄心」こと「木吉鉄平」!
キセキの世代の1年上に実はそれに匹敵するほどの才能と言われる人たちがいた!
ということで、木吉さんはその一員として有名だった。

で、彼のプレースタイルというのは、センター(ゴール下でプレーする、一般に背の大きい人)でありながら、ポイントガードのようなパス回しができる!というところと、説明されておりました!

これがどれだけすごいかってことです。
バスケットがなぜ「背が高い人がゴール下でプレーするか」というと、

ゴールからの最短距離の位置でシュートを打ったほうが精度が高いから

である。

ダンクは距離0のシュートのことです

なので、背の高い人たちはゴール下で仕事をする。
しかし背の高い人たちは手が大きすぎる。
よってシュートが下手。
というのは、以前お話した通りです。

しかし、木吉くんは手が大きすぎてもシュートもうまければ、パスの精度も高いのです!
指一本一本の間隔が大きくなれば、コントロールもおおざっぱになるので、手が大きすぎるのは我々でいうと野球ボールをゴールに放り投げる感じなのでむしろ難しいのです。

そして、ただでさえ密集地帯であるゴール下で、
ドリブル
パス
シュート

の3つの選択肢を、最後まで残しながらプレーできる木吉くん。

これ、
「ディフェンスが動いたら負け」
のパターンなんですよね。

つまり、我慢できずに「防ごう」とすると、それを見て攻撃のバリエーションを変えられる、という。
シュートブロックにいったらパス。
パスを防ごうとして横に意識はっているとシュート。
シュートとパスを防ごうと近づきすぎるとドリブル。止まったらまたパスかシュート。
つねにこの選択肢の前でディフェンスをしなければならないのです。

普通、センターはここまで器用ではありません。
前々回も紫原くんの器用さでも書きましたが、センターはボールをもらったらそのままゴール向いてシュート、くらいな単純なプレーしかできません。
足が長くなり、ボールをつく距離が高くなれば、コントロールしにくくなるのでドリブルもしにくい。

背が高いことは、必ずしもメリットばかりではなく、
「(手が大きいゆえに)シュートやパスの精度が落ちやすい」
「ドリブルをしにくい」

というデメリットを同時に抱えるのです。

木吉くんのように、ポイントガード的視野の広さというのは、天性のものでしかありません。
これは、持っている人と持ってない人のちがいであって、訓練である程度のところまではいけるものの、できる人とできない人の差は決定的。


背が高いから見晴らしがよいだろう、と思うのは素人考えで、実際にゴール下の選手はそんなにプレーの選択肢は広くありません。なぜなら近距離に大勢の選手がいる「密集地帯」なので、ボールをさげると取られるし、ドリブルしたら足がたくさんあるし。むしろあまり周りが「見えない」のです。

そのなかで木吉くんがあれだけ器用に立ち回れるというのは、
外の選手も活きる、火神くんの負担も減る、ガードもパスの選択肢が増える。
チームにとってはいいことだらけ!

すげー頼もしいセンターです。
そして木吉くんでいえばさらに「人格」の素晴らしさもあるでしょう

チームプレーに徹する忠誠心もあれば、自分が決めるという責任感もある。
火神に任せる度量もあれば、チームを影でひっぱる計算もたつ。
すべてにおいて「この人がわがままだったら」と考えると、このチームは成り立たないのです!!
監督の立場から言うと、こういう選手は絶対にひとりほしい!

黒子くんが「安心します」というのも、うなづける話です!

今週はそんな木吉くんの良さが立った回でした!
紫原くんに引き続き、「センター対決」のあおりのような感じでしょうか。

最後に、木吉くんにプレースタイルが似ているNBA選手を紹介したいと思います。
ちょっと昔ですが、
デビッド・ロビンソンという細身長身のセンターがいました。
人呼んで「提督」(ジ アドミラル)

動画にはパスがあまり出ていませんが、
ポイントガード的なセンスを持ち合わせていたことから、
ゴール下で指示を出す「提督」と呼ばれたわけです。

ロビンソンのポジションのことを「ポイント・センター」と言う人すらいるほどです。



ロビンソンはジョーダンやマジックとともに五輪でドリームチームに入った金メダリスト。
NBAでも一度優勝も経験したし、最後のほうはティム・ダンカンという選手と「ツインタワー」なんて呼ばれる、スカイツリーと東京タワーみたいな長身コンビで名をはせました。

ちなみに、動画の途中、ロビンソンに抱きつきにいっているのが、悪童 デニス・ロッドマンです。





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最終更新日  2013.10.24 03:08:33
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