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カテゴリ:水曜…サンキュータツオ
【サンキュータツオの腐男塾!】 2013.10.30号
サンキュータツオの バスケ経験者が見る『黒子のバスケ』観戦記 ~緑間くんのプレースタイルをリアルに想像するために~ ガラの悪そうな相手高校のことは、また別の機会に語るとして、 今回の『黒子のバスケ』、 個人的には緑間っちが燃えていて萌えました! バスケのなかでも、やはりどこか神聖視されるのは、 イーグルアイをもったポイントガードと、 ピュアシューター。 つまり、3Pシュートという飛び道具ひとつで頂点まで上り詰める男たち。 それがシューター!! 緑間くんのイメージカラー、緑の源流とも考えられる、 伝説ラリー・バード。 シューターでありながらパスセンスも最高、 白人なのにダンクもかます「伝説」でした。 スリーポイントシュートコンテストでも、 打った瞬間に入るとわかって勝利を宣言してしまう(もうゴールすら見ていない)この感じ。 別にパフォーマンスではなく、これが「普通」なのです。 バードはシュートフォームも少し変わっていたので、 これが日本の高校とかだったら、 「テメーなんだそのフォームは! ちゃんと打て」 とめちゃくちゃ叩かれたでしょうね。 つまり才能の芽は出なかったかもしれない。 ラリー・バードは、調子のいい日は、 バスケットゴールが、「バケツ」に見えたといいます。 落す気がしねえ! という。 マジック・ジョンソンと大学時代からライバルで、 お互いに因縁めいた関係をプロになってからもずっと持っていた男でした。 ただ、 緑間くんはサウスポー です。 左利きのピュアシューター、 めちゃくちゃカッコいいですね。 現役選手で一番近いフォームだと思うのは、 サンアントニオ・スパーズのエマニュエル・ジノビリ。 ジノビリはアルゼンチン代表選手として、 アメリカ代表を下した、非常に貴重な経験をした数少ない選手でもある。 身長198センチ。 2004年のアテネオリンピックで、準決勝でアメリカに勝利。 私はまさかオリンピックでアメリカ代表が負ける試合を、 生きている間に見ることができるなんて思ってもいませんでした。 緑間くんのシュートフォームは、このジノビリにもっとも近いかもしれません。 前にここで紹介したクラッチ・シューターのレイ・アレンもピュア・シューターなので、 タイプ的には近いかもしれませんが、 火神くんのジャンプの前にブロックされるスピードを見ると、 そこまでスピードシューターではないと思います。 ただ、ラインぎりぎりからだけではなくて、どの状況下でも打てるというのは、 緑間くんの強みであり、だからこそ安定感のあるフォームになるのでしょう、 結果、このジノビリのようなフォームだと思うと一番イメージつきやすいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.11.01 14:06:27
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