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退院、治療（４）

２回の手術が終わって治療方針が決まる。抗がん剤治療（EC→タキソール）、３クールずつやってその後放射線治療（両胸）、ホルモン剤のタスオミンは５年間。乳がんは、手術して終わりじゃなくてそれからが始まりだということを思い知らされました。お金も飛ぶように出て行きました。アフラックのがん保険の夫の家族型に入っていたので、結構まかなえましたけど、通院には出ないので今は毎月、４万位自己負担です。抗がん剤は、副作用あるって聞いてたけど、やっぱり結構辛かったです。２週間後位から髪が抜け始めました。髪を軽くさわっただけで、ごそっと、朝起きたら枕についてる無数の髪の毛をガムテープで取ることから１日が始まりました。ウイッグは、デパートで５万くらいのを買いました。なんかずれる感じがして、外出するときはいつも帽子をかぶってたので、今は帽子がトラウマでどんなに暑くてもかぶる気しません。吐き気も強かったりそうでないときもあったり。タキソールではほとんど吐き気がなかったかも。放射線は暑い７月から８月にかけて毎日病院に通うのが大変だったかな。だんだん、体もだるくなってきて。放射線治療が終わってからは、月に一回の検診でよくなってほっとしました。主治医もやれるだけのことはやったから、と言ってくれたので私も一安心だったのです。

入院、治療（３）

手術を２回したので、結局１月１０日に入院して２月７日に退院しました。入院中は、６人部屋でなんとか窓際にいられたので良かったです。回りは年配の人が多く、いい人もいるんだけど、中にはひどい人もいて、私と一緒にお風呂はいりたがって、なぜかというと術後の胸の様子が見たかったんですね。私もわざとその人の寝てるときにいったら、途中で入ってきて、何でおいってたのって胸をまじまじと見るんですよ。翌日、食堂でもう一人のおじさんと食事してるときに言ったのが、私に向かって「アンタのだんなさんはかわいそうだ、子供が小さいときはおっぱいはこどものもの、子供が大きくなったらだんなのもの、乳がんって気持ち悪い」とまで言われました。彼女は、６０代位の胃がんの患者だったのですが、自分の手術のときはえらく怖がってました。かと思えば、３０代の同じ乳がん患者のTちゃんとは今でもメールしたり一緒にご飯食べに行ったり。優しくてユーモアがあっって、一緒に泣いてくれたり人の気持ちがわかる人。入院中はほんと、いろんな人がいるからそれが逆にストレスになったりします。私は適当に話したり本読んだりテレビ見て過ごしてました。リハビリもこの病院は適当だったし、主治医もイマイチだったけど、入院がはじめての私はこんなものかなと思い家事から解放されてのんびり過ごしていたのでした。

入院、手術、治療（２）

2006年1月10日､入院｡左細胞針､そのとき初めて右にもしこりあるって言われて右も急遽検査｡結果は左は確実に悪性度の高いがんだけど､右は不明ということでした｡ 1月13日､午後から手術､左全摘､ﾘﾝﾊﾟ28個中9個転移､右はまた細胞とっても手術中は判明しなかったので､悪性だったら後日また手術ということになってしまいました｡主治医が2，3日後うれしそうにやっぱりがんだった､自分の見込みどうりって感じで言ってくれました｡私は､左の胸がなくなっただけでもｼｮｯｸなのに､右もって言われてさすがに1晩泣き明かしました｡右の手術は､左のﾄﾞﾚｰﾝがとれてからといううことで､2週間後に部分麻酔でやりました｡それでもそんなに悪性度は高くなかったので､温存､ﾘﾝﾊﾟも切除しないで終わりました｡手術の後って結構痛かったと思うんだけど､今でも忘れられないのは､先日の夜結構食べて､手術終わった後の夜中､まだ身動きできない状態でおなかがすっごく痛くなってどうしようもなかったことです｡結局､ﾍﾞｯﾄﾞの中でしちゃいましたよ｡あの恥ずかしさ､痛さといったら

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