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利息の引直し計算をして債務が残った場合、弁済和解交渉に入る。 過払い交渉と同じように対応が悪く、和解が長引く業者がある。 「払う側だからそんなに急がなくても・・」と思い勝ちだが、 全社、和解締結後、同時に支払いを開始する事が望ましい。 依頼者も全社和解できないと不安が残る。事務処理も大変だ。
例のアコム、過払いは、即訴訟に方針変更、提訴後1ヶ月程で返金されるようになった が、債務残りは2ヶ月前に提案した案件が今だに未解決、他の業者はすでに支払いが始 まっている。 何回も催促するが、なしのつぶて。
「2ヶ月も経っているんですよ!!」 「訴訟で手が回らない?」 S司法書士の興奮した声が事務所中に響く。電話の相手はアコムのようだ。 痺れを切らして、債務残りの案件の和解の催促、しかし担当者は「全部過払い訴訟を起 こされため、手が回りません」 「どうするか考えますので。もう少し待ってください」とのこ とのようだ。
頭にきた!!ふざけるんじゃない!! 好きで訴訟をしているのではない、もはや担 当者レベルの問題ではない。 責任者に、それが駄目なら社長に直訴するぞ!!
興奮する気持ちを抑え受話器をとる 私 「司法書士の00です、責任者お願いします」 アコム 「どういう件ですか、顧客番号は?担当者に代わりますが?」 私 「担当者では話にならないから、責任者をお願いしているんです」 受付の女性はおどおどしているようだ。少し言葉がきつすぎたようだ 申し訳ない。しばらくして責任者らしき人に変わる。 アコム 「お待たせしました、責任者の00です」 私 「お宅の会社はどうなっているんですか?」 今までの経緯を話す アコム 「申し訳ありません、色々ありまして処理が間に合わなくて・・」 私 「2ヶ月も放置とはどういうことですか?お客さんも迷惑しているんですよ」 「和解する気がないということは、お金は要らないんですか?」 アコム 「そんなことはありません」 私 「私は事務所の代表として話しているんですよ」 「話がわからないのなら、代表者と話をさせていただきますよ?」 アコム 「申し訳ありません、至急処理させますから・・」 処理を急ぐ事を約束して電話を切る。
20分程たってから別の担当者から電話があり、 溜まっている案件の和解交渉に入 る。何度も電話のやり取りをして6件の和解締結になる。
担当者は会社を代表して交渉に当たる。それを飛び越えるのはルール違反。 しかし、やむ得ない場合もある。我々は依頼人の代理人である。担当者の立場を考える より、依頼者の利益を考えないと・・・
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Last updated
2009.05.12 07:32:16
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