司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

　過払い請求に関しては最優良児と言われている｢新生フィナンシャル『レイク』｣

争いのない案件は殆ど裁判の期日前に、利息込み満額(百円単位)で簡単に和解ができ

ていた。しかし、ここにきて雲行きが怪しくなってきた？


　今日の電話での交渉も、感覚がいつもと違う。

　請求額は利息込み１＊＊万６，２５３円の案件。

　新　生　　「このあいだの件(和解提案)いかがですか？」

　　私　　　「元金だけの和解は出来ませんよ」

　新　生　　「何とかなりませんか？」

　　私　　　「いつもの通りでなければ駄目です」

　新　生　　「過払い利息が＊＊万円も付いているんですよ！」

　　私　　　「何を言っているんですか！　銀行がバックに付いているんでしょう？」

　新　生　　「それが大変なんですよ！」

　　私　　　「とにかく事務所の方針を崩すことは出来ません」

　　　　　　　「１＊＊万６，０００円でお願いします」

　　　　いつもなら、ここで決まるのだが、今回は粘ってくる。しばらく交渉が続く。

　新　生　　「せめて１＊＊万ちょうどでお願いしますよ？」最後には哀願に変わった。

　　私　　　　「この担当者にはよくやってもらっている」ふっと頭によぎる。

　　　　　　　「入金はいつになりますか？　早めることはできますか？」

　新　生　　「来月の＊＊日にしますから・・・・・」

　　私　　　「しかたないですね、１＊＊万５，０００円で結構です」

　　　　　　　「今回は特別ですよ！」

　新　生　　「・・・・・・・」

　　　　　　　「わかりました、それで結構です」

　担当者に「１，０００円」の花を持たせてしまった。なし崩しが怖い。大いに反省する。

本日は他の担当者とも４件の交渉、３件はなんとか、いつもの基準で和解、

１件は２年半の分断案件で保留となる。
　
　

　このレイクの親会社の新生銀行は、

　「最終赤字１４０１億円　あおぞら銀行との合併撤回」と大変だ。

　銀行が付いているからといって安心はできない。

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