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カテゴリ:サンフレッチェ広島【2007】
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2007J.LEAGUE Division 1 23rd Sec on 29 August 2007 at Hiroshima Big Arch 〔Attendance〕7.122 〔Weather〕Cloudy Sanfrecce Hiroshima 0-5 F.C.TOKYO 〔Scorers〕 18Min. Yohei KAJIYAMA(FC TOKYO) 54Min. Shingo AKAMINE(FC TOKYO) 87Min. Sota HIRAYAMA(FC TOKYO) 88Min. Takashi FUKUNISHI(FC TOKYO) 89Min. Sota HIRAYAMA(FC TOKYO) ********************************************* 〔Kerouac的MIP〕 なし ********************************************* 久しぶりのサッカーネタとなります。 個人的には楽しみにしていた一戦ですが、期待していた選手がメンバーに入っておらず、いきなりテンションは下がり気味です。 最近、J絡みの仕事もあまりなかった上、アジアカップでの中断もあり、久しぶりの生スタジアムになります。 さて・・・この試合、見るべきものはほとんどありませんでした。 4連敗中のFC東京相手に広島がラスト3分で3失点したことも情けないのですが、両チームともに疲れが見える、キツイ試合(見ている方からは、動きの少ないつまらない試合)となったと思います。 ------------------------------------------------------- ○広島は、中2日で横浜から戻ってきてホーム。 ○東京は、中3日で東京から広島に乗り込んできてアウェイ。 ------------------------------------------------------- これだけでも十分、ホームの意味がないのが分かる。 今回はホーム&アウェイでアウェイチームの方にアドバンテージがあるような変則日程だった。 1週間開けば、ホームチームと言うのは、自宅(家族)でウィークデーを過ごし、リフレッシュして前日の移動ナシでホームゲームを戦えるが、この中2日での関東からの移動。そして試合前日を迎え翌日に試合。ほとんどホームのアドバンテージなどない。 おまけに東京は、25日(土)に浦和とやっているため、中3日で、しかも広島同様関東からの移動。 これでは、どちらがホームか分からない。こういった水曜日開催の場合は、アウェイ連戦になっても、ローカル球団は関東地方にいた方が楽だ。 しかも、この異常気象とも言える夏に、この連戦は選手のパフォーマンスを落としすぎる。 お金を払って見に来る観客に対して失礼だと思う。 試合内容としては、前節、浦和にも善戦したFC東京が終始主導権を握る展開。 後半42分間までの「0-2」は、それでもまだゲームになっていたが、3失点目で完全に切れてしまった。 広島は、後半13分に槙野に換えてストヤノフを投入し、4バックに変更した。この4バックは、ペトロヴィッチ監督が点を取りに行く時に使うシステムだ。 0-2の状況を打開するため点を取りに行った。しかしこのシステムは広島ボールのときには、両サイドの駒野、服部がウィングの位置まで上がるので、カウンターを喰らうといきなりDFは2枚しかいない。それを補うためにストヤノフと高柳の2ボランチを起用した。ストヤノフの動きによって若干広島にも可能性が出てきた、ように見える展開。さらにペトロヴィッチは後半22分ボランチの高柳に代えてFW平繁を投入しワンボランチでさらに攻撃的な布陣に出た。 ボールをキープしてすばやいパスからの攻撃ができているときに有効なシステムを採用しているため、オフザボールの動きも乏しい疲れた広島には厳しかったのかもしれない。 DF戸田のパスミスなど後方でのパス回しにミスが目立ち、カウンターを喰らってしまう。なんとか耐えていたが、後半42分の失点で、気持ちが切れてしまったようだ。43.44分と立て続けに失点し0-5の完敗となった。 不思議と、冷静に見れた0-5だった。 他会場でも・・・ ----------------------------------------------------------------------------------- 【千葉6-0大分】 ※65分までは2-0だったが、83分に3失点目を喫すと、87.89.89と一気に失点 【G大阪5-1鹿島】 【横浜FM4-1磐田】 ※後半10.13分で一気に横浜FMに点差をつけられると、その後追加点も献上。後半だけで13本のシュートを浴びた。 ----------------------------------------------------------------------------------- と、一方的な試合が多い。 5点も得点した試合が3つもあるのは、今シーズンは始めて。ここ数年で記憶がないが、去年も無かったように思う。 ここまで来ると、日程に問題があると思う。前述の広島(ローカル球団)不利の日程のこともあるが、やはりこの毎日34度や35度を超える残暑の中で、中2日で東京と広島、大阪と東京、大分と千葉、で試合しろと言うのが無理がある。 疲れて試合に挑んで、勝負がつく点差になったら、気持ちで完全に負けてしまうだろう。 「気持ちで負けて、大差をつけられて、それでもプロか」という叱咤に対して「疲れている」と反論したいだろう。 しかし、僕ら観客はプロの試合をお金を払ってみるわけだから、できるだけ良い状態の試合を見たいに決まっている。今日の大量失点試合は明らかにチームのパフォーマンスが落ちている状態の試合ゆえ起こった部分は否定できないだろう。 当然行なわれるべき興行の日程の上に、行なわれたゲームで今日の広島の後半42~44分のような試合をしたなら、それは甘んじて批判を受けるべきだと思う。 しかし、こんな状態(ひどい日程)で行なわれた今日の試合は、戦評にも値しない気がする。 Jリーグ自体の日程にも問題があるが、もっと言えば「異常気象」の問題がある。 今年の夏は異常に暑かったが、地球温暖化が叫ばれる昨今、30度以上は毎日のように続き、35度の猛暑日も記録するようになった。 今のJリーグの幹部の方が現役だった20~30年前は、夏の間で30度を超える日は、3日~5日程度だった。その当時と今では、夏の運動の仕方自体を考え直すときが来ている。 当時の「水を飲むな」の根性論含めて、当時は今ほど暑くなかったから熱中症の死者を出さずに済んだわけだ。もっと日本が今のように暑ければ、死者を多く出し、もっと今のスポーツ科学や医学の発展も早かっただろう。 根性論も、今の気候が昔からあるものだったら、ただの殺人行為になったはずだ。 今のスポーツが根性論でやっているとは言わないが、想像している以上に今年の日本は暑かった。例年の「熱中症注意」よりも、もっと警戒が必要な年だった。高校生の熱中症死亡を相次いだ。 高体連や各協会、連盟から「熱中症警報」を事前に発表するなど、もっと対策も必要だ。 それに伴って、慣例である日本のサッカーシーズンだが、いろいろ問題点があるにしろ、9月開幕の6月終了(ヨーロッパ方式)を本気で視野に入れるときがきたと思う。 それは、世界の気候の変化にともなう問題としてだ。 選手が壊れてしまっては「慣例」も何もあったものではない。 このままでは夏のプロスポーツ中に選手が熱中症で死亡することも、あながち遠い話ではないと思うのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.13 10:37:21
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