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Kerouac

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2007.10.29
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J1残留争いも大詰めになってきた。
この時期の主役?広島も5連敗で一気に降格争いへ加わってきた。残りの対戦相手を考えても非常に厳しい展開。
相手の千葉は夏休み中までは降格圏に沈んでいたが、23節から28節まで6連勝で、一気に残留圏内に浮上、今日、広島に勝つとJ1残留が決定する。
千葉は前節、浦和に連勝を止められているが、非常に調子の良い状態。千葉相手に、私個人としては引分(勝点1)でもヨシとすべきだと考えていた。
試合全体としては、中盤の構成力は千葉が上、しかしラストパスの精度が悪く、得点には繋がらない。
逆に広島は、中盤の構成力はないものの、高い位置からのプレッシャーで千葉にスペースを与えない、といったお互いの良さを潰し合うような展開となった。
しかし、広島のサッカーは前からかなり走り回る運動量の必要なサッカーなので、どうやっても90分続けるのは難しい。従って広島が後半にリードしていた場合、その後の采配(チームの方向性)をどうやり、攻めるのか?キープなのか?どの選手を投入して戦術を変え、試合終了まで流れを作るか?が課題だと思った。(もちろん、先制してリードしていたらね・・・)

そして、なんと!待望の先制は広島!浩司からの浮き球がPA内へ、GKと千葉DF、そして寿人が交錯してコボレ玉は寿人の足元へ。寿人は無人のゴールへ流し込むだけだった。
非常にラッキーなゴールだった。
前半は、広島の運動量も落ちることなく1-0のまま終了した。
後半に入り、広島は待望の追加点を手にした。後半16分自軍中央付近のウェズレイからの長いスルーパスを右サイドへ駆け上がった駒野が受け、ドリブルで独走して落ち着いてゴールへ流し込んだ。
長い距離を走った駒野も素晴らしいが、駒野の上がりを待ち、キープしてこのパスを出したウェズレイのプレーがあってこそのゴールだ。
ウェズレイのキープ力にかなり依存した状態で広島のチャンスは時々生まれていた。ウェズレイがキープできない選手だったら、前線で孤立しているだけで、ほとんど広島のチャンスは無かったように思う。

特に広島が良いわけではないが、2点差になったことで、徐々に千葉は追い詰められていく、度々広島の両サイドを崩していたパスが出なくなり山岸、楽山の飛び出しも減ってくる。アマル・オシム監督は2失点後、早い段階で動く、後半18分に運動量の落ちた羽生に代えて青木を投入、さらに28分にはサイドの動きの減った楽山を米倉に代え、状況の打破を試みる。
しかし、この交代は裏目に出た、と私は思う。体力的もキツイ時間を迎えるタイミング、今日間違いなく右サイドでアクセントになっていた楽山を外したことで、攻撃がサイドのポイント(ターゲット)を失い、中央へ中央へ入ってきた。
こうなると、広島は押さえやすい。アーリーな浅いクロスを抑えていくだけだ。
完全に勝利の女神は広島へ微笑むような展開だ。
しかし私は、このまま広島が完封するのではないか?というスタジアムの空気の中で、どうも「勝利」を信じることができなかった。
たった2点差では、1点取られると、あっという間に焦ってしまって同点になってしまう。そういう危機感を常に感じさせるのが今の広島の現状だ。
特に失点が多く、長く勝ててないチームにとっての2点差は全くセーフティーリードではない。ここまで29試合で60失点、平均1試合2点以上の失点をしている。
リードを「守りきる」という揺らがない自信や雰囲気が見えない。
私は、周りが勝利のホイッスルへ向けて浮き足立っていき、千葉が徐々に焦りを見せていく中「まだまだ分からない」と感じていた。
周りの人にも「今日は勝ったね」と言う話をされても「まだ分かりません」と応えていた。
広島は勝ちきる試合をしたことが余り無いためか、残り時間が少なくなると共に、ずるずるDFが下がり始め、運動量も明らかに落ちていく。そんな中、パワープレーの千葉が、一気に息を吹き返し始めていた。
そうして89分、ついに千葉の新居に1点を奪われてしまう。
その瞬間、時計は90分を回った。私はロスタイムが無いと思っていたので、逃げ切れるか?と一瞬思ったが、なんとロスタイム表示は「3分」これはマズイと感じた。
チームはこの失点の後、全く声が出ていない。足は止まっている。
ふと、ベンチを見ると吉弘がスタンバイしている。吉弘??時間稼ぎ?
あっという間に吉弘が投入されて、広島の左サイドに入った。
しかし、この時間、広島は完全に運動量が落ちており、前半のようにサイドの後方のスペースを千葉に狙われ始めていた、しかもパワープレーの時間帯、次々と千葉の選手が飛び出していく。
そこに特に指示もないまま、今年2分しか出てない吉弘を送り出したのだ。
リスタートを急いでいる千葉、この状況で「マークの確認」などできるのだろうか?と不安に思った92分。吉弘が入ったサイドを破られ、山岸に同点ゴールを叩き込まれた。

選手は呆然と立ちすくみ、ラストワンプレーも力なく千葉に跳ね返されると試合終了のホイッスルが鳴った。

たった3分で、勝利は逃げていった。
これが平均失点が2点以上のチーム、連敗中のチームなんだろう。
だから、私は2点差でも信じることができなかった。

しかし、私は勝点1でも構わないと思っていた。逆の状況で勝点1を取っていれば「万歳」のはずだ。
今後、徐々に順位が決まってくるため、モチベーションも落ちつつある。
上位チームとはいえ、試合の行方は分からない。
今日、改めてこの結果を突きつけられたことで、さらにチームは逞しくなる、そういう方向へ向くと信じている。

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2007J.LEAGUE Division 1 30th Sec
on 27 October 2007 at Hiroshima Big Arch
〔Attendance〕9.680 〔Weather〕Sunny
Sanfrecce Hiroshima 2-2 JEF United Chiba
〔Scorers〕
31Min. Hisato SATO(HIROSHIMA)
65Min. Yuichi KOMANO(HIROSHIMA)
89Min. Tatsunori ARAI(CHIBA)
89Min. Satoru YAMAGISHI(CHIBA)
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〔Kerouac的MIP〕
10.UESLEI(HIROSHIMA)
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Last updated  2007.10.30 13:57:51
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