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テーマ:猫のいる生活(136208)
カテゴリ:CAT
忘れもしない先月6月21日11時頃。
そろそろベッドに入ろうかなぁ~と布団の猫毛を掃除していたら、 外で猫の声がする・・何故かものすごく気になって、 旦那さんと二人、部屋着のままで外に出てみた。 声はするけど姿は見えず・・真っ暗でよく見えない・・ 異常な鳴き方でもないし、諦めて部屋に戻る事に・・ ポストとエレベーターがあるスペースを横切ろうとした時、 何か気になってふと振り返った。 どちらが先に振り返ったかは分からないけれど、何故か振り返った。 すると、ポストの下辺りに何か落ちているのが見えた。 しかし眼鏡をかけていなかったので、よく見えない。 黒っぽい物体。ゴミの様に見えた。 辺りは乾いているのに、そこだけ不自然に濡れていて、 とても嫌な感じがしたのを鮮明に憶えている。 「猫だ!」旦那さんには見えたらしい。 うそでしょ?先に動いたのは旦那さんで、1歩2歩と近付く。 どう目をこらしても猫には見えない。 死んでいるなら埋めてあげなきゃ。そんな事を考えた・・ 次の言葉に私の金縛りは一気に解ける。 「生きてる!」 ダッシュで駆け寄って、迷わず両手ですくいあげた。 その身体はあまりに小さくて、冷たくて、 毛は血と糞尿にまみれてびっしょり濡れていた。 この子が生きていると言う証は、かすかに上下するお腹だけだった。 あわてて部屋へ駆け込む。両手が異常に震えた。 バスタオルにくるんで、風呂に熱めの湯を入れる。 ふたの上にその子を置いて体温を上げようと試みた。 汚れた身体をゆっくりキレイにしてあげる。 旦那さんは電話帳片手に、片っ端から病院に電話をかけているけれど、 どこもむなしく留守電が応答するだけだった・・何だよ役立たず! どうやら耳から出血しているらしく、バスタオルに血がにじむ・・ 体温は少し回復してきたのか、肉球がピンク色になって来た。 意識は全く無い様で、ぐったり・・・ この子に一体何があったのだろうか・・ とにかく朝まで何とかもってくれ!がんばれ!がんばれ! 声をかけたり摩ったりしながら、朝が来るのを待つ。 お腹から目が離せない。かすかに上下している。大丈夫生きてる。 朝一で病院へ駆け込む。頭を打っているから、 薬が効くかどうかも分かりません。 状況としましては、脳死に限りなく近付いてると思います。 どうしますか?・・・・・ ブチッ!どうするも何もないんだよっ! 私はとても焦っており、イライラしていた。 「何でもいいので、できる事があるならやって下さい!」 注射を数本受けて、家で状態をみる事に・・ 意識が戻らないので、とにかく温かくして、たまに口元を水でしめらす。 その後全く変化は無い・・薬効かないのだろうか・・ そんな不安にかられながらも、水分だけでもと思い、 口元を水で湿らせた時、何とっ!ペロッと一瞬舌を出し、 ゴクッと喉を鳴らした。飲んだぁ。飲んだぁ。ヾ(≧▽≦)ノ その次の日、初めて目をうっすら開け、初めて「ギュー!」と変な叫び声をあげた。 そのまた次の日、初めてふぁ~とあくび(←これめちゃ可愛かった(〃∇〃)をして、 そのまた次の日、初めて立ち上がり、そして初めてご飯を少し食べた。 何度も不安になったのは事実だけれど、この子は絶対助かると心の底では思っていた。 あの夜外に出たのも不思議だし、いつも使わない表の入り口から入ったのも不思議。 なぜあの時振り返ったのか?別に音がしたわけでも、何でも無いのに・・ 目がよく見えない私だけだったら、気付いてあげられなかったかもしれない。 そして我らを外へ導いた猫の鳴き声・・ そんな事を考えると、私達に見つけられる運命だったのだろうと思う。 そして助かる運命だったのだろうと思う。 頭を打っているので、もしかすると後遺症が出るかもしれないと言われている。 今は特に目立ったものはないけれど、大人になって身体が大きくなって、 負担がかかるとまだ分からないらしい・・ まぁ~別に多少何かあってもかまわない。命があるだけで十分だ。 この子は見つけた時、生後二ヶ月ぐらいだったので、 春に生まれた子なのだろう・・ 生命力豊かな子で、色も少しにているので、「つくし」と名付けた。 これから、楽しい事がいっぱいあるといいね~♪ 10にゃん+2人の家族。楽しく暮らしていこうね~♪ ↓お薬いっぱい飲んで頑張りました(〃∇〃) 色とりどり~♪ ↓我が家に来て1週間♪ ずいぶんしっかりして来たよヾ(≧▽≦)ノイエイ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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