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カテゴリ:陳情令 全50話
※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です
![]() 陈情令 The Untamed 第12話「粛清の始まり」 5大世家の直系子弟たちは強制的に岐山(キザン)温(ウェン)氏の訓学へ参加することになった。 魏嬰(ウェイイン)@無羨(ウーシエン)は教化司(キョウカシ)で藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)と再会したが、なぜか藍湛の様子がおかしい。 すると温晁(ウェンチャオ)が現れ、仙督の安全を脅かすという理由で訓学の間は武器を没収すると言った。 魏無羨たちは仕方なく渡したが、金子軒(ジンズーシュエン)だけは拒否する。 「金氏の子弟は剣と共にあり、我らも連れて行くがよい 我らは訓学に来たのだ、横暴も大概にせよ」 憤慨した温晁は金子軒を捕らえろと命じたが、咄嗟に綿綿(ミエンミエン)が代わりに謝罪した。 「公子は蘭陵(ランリョウ)金氏の家訓に従ったまで、背く気はありません」 綿綿は温氏と金氏は交流が深く、宗主からも岐山では礼節を忘れるなと言われて来たと告げる。 女好きの温晁は綿綿が気に入り、今日のところは綿綿に免じて許すことにした。 「公子、宗主の指示をお忘れに?一時の屈辱くらい耐えませんと…」 仕方なく金子軒も剣を預け、その場は収まった。 そして最後に全員に″温門菁華(セイカ)録″が配られる。 これには温氏の先達が残した偉業と名言の数々が記されおり、温晁は各自、暗唱して心に刻んでおけと命じた。 「今後は毎日、朝と昼、日没時にそらんじてもらうからな 暗唱できぬ者は家規で罰を与える」 その頃、温情(ウェンチン)も居所へ戻っていた。 温寧(ウェンニン)は姉の帰りを喜び、実は各世家の子弟が岐山に招かれていると教える。 「魏公子たちも来ているかな?」 しかし温若寒(ウェンルオハン)から次はないと脅された温情は、魏無羨と友だちにはなれないと釘を刺した。 「岐山に来ていても接触しないで」 温寧は仕方なくうなずいて見せたが…。 翌朝、各世家の子弟たちは再び教化司に集まった。 そこで温晁は藍忘機、魏無羨、金子軒を指名し、温門菁華録を暗唱しろと命じる。 藍湛と金子軒は拒否したが、魏無羨は元気よく手を挙げた。 「俺がやる!」 「もし間違ったら罰を与えるからな」 すると魏無羨はなぜか準備運動しながら前に出ると、座学で散々、筆写させられた藍氏の家規を暗唱し始めた。 「ひとつ、境内で殺生を禁じる、2つ、私闘を禁じる、3つ、乱行を禁じる…」 これに激怒した温晁は暗唱を拒否した藍湛と金子軒も一緒に畑に連れて行けと命じ、罰として3人に糞尿を運ばせると叫んだ。 (๑・᷄ὢ・᷅)<はあ?糞尿って…(らんじゃん、潔癖症なのに…) 魏無羨と金子軒は鼻を覆って糞尿の臭さに耐えていた。 「藍氏には禁言術があるのに禁臭術はないのか?」 ![]() そんな魏無羨の戯言にも藍湛は反応せず、黙々と糞尿をまいて畑を出た。 魏無羨は慌てて藍湛を追いかけ、雲深不知処(ウンシンフチショ)で何があったのか聞いてみたが、藍湛は口を閉ざしたまま、無視して行ってしまう。 「ランジャン!何とか言えよ!」 魏無羨は藍湛を引き止めようと思わず肩に手を置いた。 その時、ちょうど様子を見に来た温晁が鞭を放ち、魏無羨の手を打つ。 「バシッ!やはり怠けていたな~何の話をしていたか聞かせてみよ」 「お前たちの畑の臭いはどこかで嗅いだことがあるな~ってな、そうか、お前の臭いと同じなんだ」 激怒した温晁は再び鞭を放ったが、魏無羨はその鞭をつかんで止めた。 「温公子、俺に2度目は通用しないと思え」( ๑≧ꇴ≦)キマったーっ! すると温晁は子弟に魏無羨を縄で締め上げるよう指示、改めて鞭で叩き始めた。 畑にいた金子軒は温晁の横暴さに我慢できず、急いで駆けつける。 その時、藍湛が咄嗟に温晁の鞭をつかみ、取り上げた。 ![]() 魏無羨の前に立ちはだかる藍湛、相変わらずの威圧感にひるんだ温晁は魏無羨を解放した。 「魏無羨、話をしよう、藍忘機に陰鉄の行方を聞きたいのだろう? 本人が不夜天(フヤテン)にいるのだ、答えは自明の理だろう お前の想像通り3つの陰鉄は手に入れた、隣にいる藍二公子が情勢を読んでくれたおかげでな 残す陰鉄はあと1つ…薛洋(シュエヤン)が持って逃げたか?お前たちが隠したか? 魏無羨、藍忘機が陰鉄の在りかを知らずとも、お前はどうかな?」 温晁は魏無羨が陰鉄を持っていると怪しみ、地下牢へ連れて行けと命じた。 驚いた藍湛は行かせまいと阻んだが、魏無羨は藍湛が巻き込まれないよう、自ら牢へ行くと告げる。 その様子を遠くから温寧が見ていた。 すると温情がやって来る。 温情は弟が魏無羨たちを見ていたと知り、改めて関わらないよう釘を刺して連れて帰った。 温晁は魏無羨を鉄鎖で拘束し、地下牢に連れて来た。 「お前のために特別な仕掛けを用意した」 「ご丁寧にどうも~」 魏無羨は憎まれ口を叩いて牢へ入ったが、あまりの恐ろしさに悲鳴をあげて戻って来た。 しかし温晁は魏無羨を牢に押し込み、戸を閉めてしまう。 「うわああああああああああああ!開けてくれ!開けてくれ!」 「魏無羨、明日まで生きていたら見逃してやる」 牢には巨大な狼がいた。 魏無羨は犬が大の苦手、しかしどこにも逃げ道はない。 猛獣に投げ飛ばされ、絶体絶命の魏無羨、しかしその時、急に狼がバッタリ倒れた。 ![]() どうやら狼の頭に針が3本、刺さっている。 「蟾酥(センソ)針…温情か?」 魏無羨は温情が持っていた針だと気づいたが、扉の下の窓からのぞいていたのは温寧だった。 温寧は憔悴した魏無羨に補気丹を差し入れ、傷に塗るよう凝血草も渡した。 そこで魏無羨は温情が無事だったか聞いてみる。 温寧は姉なら心配ないと言ったが、ただ温晁に連れ戻されて温若寒(ウェンルオハン)に怒られたらしいと話した。 何でも温情は地火殿から戻ってから様子が変で、しきりに魏無羨たちに構うなと言ってくるという。 魏無羨は自分たちを助けたせいだと気づき、自分で何でも背負ってしまう温情を心配した。 すると温寧は雲深不知処が大惨事になったと教える。 実は温旭(ウェンシュー)が雲深不知処から戻り、藍氏を粛清して生まれ変わらせたと宣言したというのだ。 「それに火も放って大部分を燃やしたらしい…百年の仙境が破壊されるなんて… 温旭は最後の陰鉄が見つからないから、藍二公子の脚を折ったらしい」 「ふざけてるっ!」 魏無羨は思わず拳を地面に叩きつけた。 「そろそろ戻らないと見つかる、薬は大切に使って」 「温兄、恩にきるよ」 温寧は急いで帰っていくと、魏無羨は藍湛のために残りの薬を残しておくことにした。 翌朝、温晁が地下牢へやって来た。 足音で目を覚ました魏無羨は急いで狼から針を抜いておく。 温晁が楽しみに牢に入って来たが、予想外に魏無羨は生きていた。 「普段から食わせすぎたようだな…役立たずめ」 「度胸があるなら一対一で勝負したらどうだ?」 魏無羨に挑発された温晁は、まだまだ時間はあるとはぐらかした。 温晁は約束通り魏無羨を解放し、教化司に集まった子弟たちの元に返した。 江澄の心配をよそに名誉の負傷だと笑う魏無羨、そこで聶懐桑(ニエホワイサン)に食べ物がないかと声をかける。 「桂花(ケイカ)餅や薔薇(バラ)の菓子とか…」 「魏兄、藍氏の座学とは違うんだ」 その言葉に誰もが楽しかった座学を思い出してしょんぼりしてしまう。 すると江澄がこっそり持って来た饅頭(マントウ)を渡した。 今朝は温晁が温情を引き連れて現れた。 ![]() すると温晁は訓学を始める前にいくつか知らせがあるという。 「1つ目は皆も聞いているだろうが、雲深不知処は岐山の管理下に入った 2つ目、清河(セイガ)聶氏は温氏の教化に不満を示した 礼に背いたことは不敬に当たるゆえ、仙督が鎮圧を命じた」 「では私の兄は?!」 驚いた聶懐桑は思わず声を上げた。 温晁は頑なに抵抗する者に前途などないと一蹴、ただし蘭陵金氏だけは心得ていると見逃してくれる。 「五大世家で残るは雲夢(ウンム)江氏だけ… ただ江楓眠(ジャンフォンミエン)は臆病ゆえ雲夢に隠れて顔を見せようとせぬ」 怒り心頭の魏無羨と江澄、しかし温情は首を横に振ってなだめた。 温情は温寧が薬房から薬を持ち出し、魏無羨に渡したと知っていた。 居所に戻った温情は言うことを聞かないなら外へ出るなと叱ったが、温寧は恩人である魏無羨に報いたいという。 しかし温情は今や自分の家族は温寧しかいないと訴えた。 教化司で訓学が始まった。 子弟たちは温門菁華録を暗唱させられていたが、やがて兄を心配していた聶懐桑が倒れてしまう。 気を失った聶懐桑が運び出されて行くと、その時、温晁に急報が届いた。 「最近、慕渓(ボケイ)山で怪事が起き、妖獣が集まって立ち入れぬとか… 修師さえ近寄れぬゆえ、邪祟の仕業と判断しましたが、 鎮圧に向かった者たちが全滅したため報告に…」 頭を悩ませた温晁だったが、ふと目の前に立派な盾が揃っていると気づいた。 温晁は功績を上げるため、父には報告せずに丸腰の子弟たちを引き連れて夜狩(ヨカリ)へやって来た。 すると魏無羨は皆より遅れて足を引きずりながら歩いて来る藍湛に気づく。 歩き続けた藍湛の足は悪化しているはず、魏無羨はこのままでは藍湛の足がダメになると心配した。 江澄は他人を気遣うなどお節介だと言ったが、魏無羨は藍湛の元へ行ってしまう。 (^ꇴ^)<ランジャン、脚は平気か? ( ತ _ತ) <問題ない… (^ꇴ^)<無理すんなよ~俺がおぶってやる! ( ತ _ತ)<… つづく (  ̄꒳ ̄)約束通りうーさんを解放しちゃう温晁w お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.04.22 14:51:04
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