|
カテゴリ:陳情令 全50話
※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です
陈情令 The Untamed 第36話「知己の告白」 刀霊に導かれ、櫟陽(レキヨウ)に到着した夷陵老祖(イリョウロウソ)こと魏嬰(ウェイイン)@無羨(ウーシエン)と含光君(ガンコウクン)こと藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)。 すると藍湛が珍しく飲めない酒をあおった。 魏無羨は藍湛に肩を貸して部屋まで運ぶと、寝台に寝かせてちゃんと両手を胸の上で重ねてやる。 ( ˘ω˘ )oO(16年経つが酒の弱さは相変わらずだな~1杯で倒れるとは…クスッ 座学の時に藍湛を酔わせ、酩酊状態なのを良いことにからかったことが懐かしい。 そこで魏無羨は藍湛が寝ている隙に出かけることにした。 誰もが寝静まった夜の街、魏無羨は竹笛を吹いてその時を待った。 すると予想通り温寧(ウェンニン)@瓊林(チョンリン)が現れる。 「温寧!やっぱりお前か!」 しかし温寧は全く反応がなく、身体には鉄鎖が巻き付いていた。 …温寧なら素手で鎖を砕ける、巻き付いたままになるものか …誰かに鎖でつながれていたんだな …温寧を生かした奴は自分の命令に従わせるため、温寧が思考を持たないよう理性を奪ったのか …もしそうなら 魏無羨は温寧の後頭部を調べると、予想通り刺顱釘(シロテイ)が埋め込まれていた。 魏無羨が刺顱釘を抜き出し、温寧は正気を取り戻した。 「あの日、姉上と金麟(キンリン)台へ行って金(ジン)宗主に捕らわれてから記憶が曖昧なんだ まるで暗闇にいるような…見張られているような…そしたらさっき笛の音が…」 温寧は誰に捕らわれ、いつから刺顱釘で操られたのかも覚えていないという。 すると突然、温寧はひざまずき、16年前の事件を謝罪した。 魏無羨は何年も前のことだと言ったが、温寧は自分のせいで魏無羨や姉を巻き込んだと嘆く。 しかし魏無羨は温寧が全ての原因ではないと分かっていた。 そもそも本当にそうなら、今もこうして姿形をとどめていられるはずがない。 「温情(ウェンチン)は正しい、お前は刀だ、しかも宝刀…誰が宝物を葬り去る? 16年前、蘭陵(ランリョウ)金氏は姉弟を灰にしたと宣言した、だが鬼将軍は今も健在だぞ?」 魏無羨はともかく温寧の鎖を斬ってやることにした。 鎖は仙剣で斬らねばならないが、運良く宿には藍湛の″避塵(ヒジン)″がある。 「ひとまずここで待て!」 魏無羨は早速、宿に戻ることにしたが、振り返ると藍湛が立っていた。 「ぁ…藍湛…起きたのか?いや、避塵を拝借するって言ったのは…盗むわけじゃないぞ?」 温寧は魏無羨の合図に気づき、慌てて逃げ出した。 藍湛は酩酊状態のまま、魏無羨を探してふらふら歩き回っていた。 呆れた魏無羨は藍湛を連れて宿へ戻ることにしたが、道を間違えてしまう。 すると藍湛は近くの民家の庭へ勝手に入り、カゴにいた鶏を2羽、取り出して魏無羨に贈った。 藍湛の予想外の行動に振り回される魏無羨、しかしこれも藍湛が3000条の家規でがんじがらめだったせいだと気づく。 ( ̄▽ ̄;)oO(俺より酔うとタチが悪いなw その時、藍湛が民家の柱に剣で傷をつけ始めた。 「藍湛!今度は何だよ!ん?″藍忘機ここに参上″?…はぁ~藍湛、おふざけはやめようね」 魏無羨は藍湛を何とか民家から引っ張り出したが、ふと思いついてひとりで引き返し、戻って来た。 「解決したぞ、行こう!」 魏無羨は藍湛のいたずら書きの横に自分の名前を刻み、慌てて藍湛を連れて逃げた。 ↓魏無羨もここに参上 魏無羨と藍湛は無事に宿へ戻った。 しかし部屋の中を荒らしている鬼面の男と鉢合わせとなる。 鬼面の男は剣を招喚し2人に襲いかかると、藍湛は酔っていても身体が無意識に反応した。 …ランジャンの剣法に詳しい、まさか藍氏の人間か? 魏無羨は藍湛の剣を見事にかわす鬼面の男に驚き、咄嗟に呪符を放って縛り上げた。 鬼面の男は鎖を砕いたが、その勢いで藍湛から盗んだ封悪乾坤(フウアクケンコン)袋も吹き飛んでしまう。 「悪いな」 魏無羨は無事に刀霊を取り戻すと、鬼面の男は伝送符(デンソウフ)を使って姿を消した。 魏無羨は仮面の男を撃退したところで藍湛を座らせた。 どうやらまだ酩酊状態の藍湛、そこで魏無羨はこの機会を利用していくつか質問してみる。 (  ̄꒳ ̄)b<雲深不知処(ウンシンフチショ)で″天子笑(テンシショウ)″を飲んだことは? (๑ ˘ω˘)<否(イナ) (  ̄꒳ ̄)b<掟を破ったことは? (๑ ˘ω˘)<あり ( ゚д゚)oO(あるのか?! 藍湛をからかって楽しむ魏無羨、しかし急に神妙な面持ちになり、なぜ自分を助けるのか聞いた。 すると藍湛は悔いがあると吐露し、16年前の不夜天で魏無羨と一緒に戦わなかったとこぼす。 「…だからずっと俺を探していたのか?」 知己の告白を聞いた魏無羨は思わず藍湛の手を握りしめ、よく言い聞かせた。 「ランジャン、覚えておけ、お前は少しも関係ない ←そうだ!江澄のせいだ!(`ω´ ) 俺が詭道(キドウ)術法を修めたのも、俺自身が選んだことだ、分かるか?」 藍湛は黙っていたが、ふいに立ち上がり、ふらふらと寝台へ歩いて行ってしまう。 「亥の刻だ…休む」 寝台に横たわった藍湛は胸の上で手を合わせると、あっという間に眠った。 翌朝、魏無羨は乱葬崗(ランソウコウ)に落ちる夢にうなされ、飛び起きた。 目が覚めた魏無羨はひとりで宿を出ると、酒楼の前で焼餅(シャオピン)を頬張る。 するとちょうど目の前で子供たちが温氏討伐ごっこで遊んでいた。 しかし亡き聶明玦(ニエミンジュエ)や金子軒(ジンズーシュエン)までいるのに自分がいない。 そこで魏無羨は子供たちになぜ夷陵老祖・魏無羨がいないのか聞いてみた。 子供たちは顔を見合わせ、一様に困惑すると、その時、子供たちの母親が現れる。 「お前たち!死にたいのかい?!飯も食わずに遊ぶとは!家に戻るんだよっ!」 「逃げろ!夷陵老祖だ!」 ( ̄▽ ̄;)あ… 藍湛がようやく起きてきた。 すると昨夜の記憶がない藍湛は気まずそうに自分が何かしでかしたか魏無羨に確認する。 しかし魏無羨は少し饒舌だっただけだと言った。 (;ತ _ತ)<オドオド…何を話した? (^ꇴ^)<ぁ…大した話じゃない、例えばすごく好きなんだろう? (((ʘ ʘ;)))!!!!!!(珍しく動揺) (^ꇴ^)<…ってウサギが〜俺も好きだよ?食べるのが〜(´゚艸゚)∴ブッ 魏無羨はいつもの調子でからかったが、真面目な話に戻った。 「鬼面の男を覚えてるか?奴は腕が立ち、伝送符を使う余力もあった それに顔と剣に術をかけていたな 顔は面を割らせないためだが、剣にも術をかけるとは…」 術で剣を隠したのは、どんな剣か分かれば正体がばれるからだ。 つまり鬼面の男は仙師の間でも有名なはず、しかも多少は藍氏の剣法を知っている。 「ランジャン、あいつはお前の知り合いどころか…藍氏の人間かも?」 「…違う」 魏無羨は素直に納得した。 反論しない魏無羨に藍湛は驚いたが、魏無羨は藍湛が否定するなら確かだと笑う。 「ただ余計ややこしくなったぞ?まあどうであれ鬼面の男は赤鋒尊(セキホウソン)の死と関係ある 封悪乾坤袋を狙ったんだからな」 2人は先を越されないよう、すぐ出発した。 魏無羨と藍湛は刀霊の導きで蜀(ショク)の東へやって来た。 畑が広がるのどかな野道、しかし刀霊が反応する方角には草木が生い茂り、人が通った形跡がない。 その時、魏無羨は草むらに隠れている石の道標を発見した。 しかし石がひび割れているため最初の文字が読めない。 魏無羨はちょうど近くにいた農民に話を聞きに行ってみたところ、その道は″義城(ギジョウ)″に続いているが、不吉な場所だという。 「住人は早死にしたり変死したりで、そのうち義城って地名に…」 実は義城の″義″は義荘の意味だった。(※義荘:遺体を安置する場所) 魏無羨と藍湛はひとまず義城へ行くことにした。 農民によれば義城に暮らす民は10人のうち6~7人が短命だったり、変死を遂げるとか。 そのため屍を安置する義荘も数多く、棺や冥銭(メイセン)など葬儀品を作るのが盛んだという。 どの職人もみんな腕が良く、その後で義城という名がついた。 最近では義城に行く者も少ないため、配達以外で街を出る者は少なく、人影も見えないという。 「それでこの道も何年も人通りがなく、獣道に…」 魏無羨が藍湛に説明しながら歩いていると、急に霧が出て来た。 義城は濃い霧に覆われ、荒廃していた。 すると早速、曲者が現れ、咄嗟に2人は後を追う。 藍湛は途中で横道へ入り、魏無羨はそのまま直進したが、その先で思いがけず金凌(ジンリン)@如蘭(ルーラン)たち子弟とはち合わせになった。 「なぜここにいるんだ?みんなで夜狩(ヨカリ)に来たとか言うなよ?」 魏無羨が呆れていると、藍愿(ランユエン)@思追(スージュイ)が話せば長くなると断り、ともかくはぐれないよう皆で一緒にいたところ、突然、音がしたと報告した。 最初はゆっくり鳴り響き、前方に影が見えたので近づくと、すぐに消え、音だけが響いていたという。 城内に入ってから方向を変えずに進んでも出口は見つからず、また御剣の術を使っても高く飛ぶことができなかった。 かろうじて黒い影らしい物が動いているのが見えたが、何か分からないため、大事を取って下にいたという。 「仙子(シエンズ)も連れて来たのに、あのロバのせいだ!」 「あの犬が悪いんだろう?先にかむから小苹果(シャオピングォ)に蹴られたんだ」 魏無羨は金凌と藍景儀(ランジンイー)の話から、莫玄羽(モーシュエンユー)の小苹果と仙子が怪我をして、どちらも動けなくなったと知る。 「なぜ小苹果をここまで連れて来たんだ?!」 「すみません、鳴き声がうるさいと先達から苦情が入り、夜狩の時に連れて行けと言われて…」 藍愿は申し訳なさそうに言った。 城内に突然、傀儡となった村人たちが現れた。 しかし危ないところで藍湛が現れ、弦殺術で一掃してくれる。 魏無羨は陰虎符(インコフ)だと気づいたが、自分のものではなく、やはり誰かが復元したと疑った。 傀儡が簡単に消えたところを見ると、半欠(ハンカケ)のため威力がないのだろう。 すると子弟たちの何人かが変な粉を吸い込み、急に気分が悪いと言い出した。 魏無羨は傀儡に毒が仕込まれていたと気づき、すぐこの場を離れることにする。 とは言え動こうにも霧が深く、何も見えなかった。 その時、魏無羨の目の前に突如、宿にいたあの鬼面の男が現れる。 魏無羨は咄嗟に鬼面の男の手を竹笛で払い避け、後退した。 「狙いは乾坤袋か?だが目が悪いようだな?これは鎖霊嚢(サレイノウ)だぞ? ランジャン!怪しい奴が来たぞーっ!」 藍湛が鬼面の男を追いかけている間に、魏無羨は子弟たちを連れて移動した。 粉を吸った子弟たちの舌は緑色に変色、やはり毒に侵されている。 そこで魏無羨はこの機会を利用し、金凌をしつけようと考えた。 「治したいなら今から全員、俺に従え!」 「分かりました!」 しかし金凌だけは不満げにそっぽを向いた。 魏無羨は人がいる家を探すよう命じた。 やがて藍愿が老婆のいる店を発見、咄嗟に魏無羨が駆け寄り、旅の者だが休ませて欲しいと頼む。 老婆はこの店は人を休ませる場所ではないと断ったが、魏無羨は他の店がもぬけの殻なので何とか頼むと訴えた。 すると老婆は黙って店の奥へ引っ込んでしまう。 「本当に入れてくれるのか?」 金凌は半信半疑だったが、老婆は扉を閉めたくても閉められなかった。 「俺が足を挟んでいるからさ、閉めようものならこの戸を蹴破るまでだ」 こうして半ば強引に店に入った魏無羨と子弟たち、しかし店の中は葬儀品ばかりで何とも異様な雰囲気だった。 魏無羨は奥の部屋にいる老婆を訪ねた。 それにしてもなぜこの店にだけ老婆がいたのか。 しかも老婆は灯りもない部屋でひたすら針穴に糸を通そうとしていた。 魏無羨は代わりに糸を通してやると、厨房を借りたいと頼む。 「厨房だったら裏にある、勝手に使いな」 「かたじけない」 魏無羨は拱手したが、その時、老婆の首に陰虎符の黒い紋様を見つけた。 ( ゚д゚)… 魏無羨は店に戻ると、特に危険はないが、奥の部屋には入らないよう警告した。 ここは至る所が妙だが、他人の縄張りではおとなしくした方がいい。 すると魏無羨は助っ人として誰か一緒に来てくれと頼んだ。 つづく (^ꇴ^)セコム藍湛! リンゴは結局、回収してくれたんだ〜良かった でもなぜ藍湛がくれたロバって嘘つく必要が??? 藍氏の子弟もなぜリンゴネタを知ってるんだろう?まさか偶然に同じ名前つけましたってわけじゃないよね? それから藍景儀は仮面なしの莫玄羽を見たことあるのに、なぜ今さら驚いた? 考えてると止まっちゃうからカットして次〜(笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.06.11 10:35:54
コメント(0) | コメントを書く
[陳情令 全50話] カテゴリの最新記事
|