大竹のミニダップは8年前に中古品をオクで6万円で手に入れて、蕎麦脱皮をやって来ました。
中古でも趣味範囲の素人には高価だし、上手く出来るのか?心配もありメーカーへ
聞いても蕎麦は割れて粉砕するのでうまくいかないと言う返答でした。
回転数を落とせばなんとかなるだろうと思っても、当時のネットでは情報もなかったので、
調整できるようにと、インバータを取り付けました。
しかし、ミニダップのモータは単相250Wなのでインバータを使うために、
三相400Wモータへ交換もしました。
400wとしている理由は軸径が合うからです。
そうして、これまで脱皮してきたなかで現在は2300回転/分あたりで落ち着いています。
安かった外見はくたびれた三相モータです。
結論的に最初からプーリーを交換して回転を落としてしてしまえば、
回転を都度調整することなんか、必要無いので手間、お金を掛けて
インバータ改造する必要もないです。
この辺りは電動石臼でも同じ事が言えると思います。
ソバが無駄になっていないかが、一番の心配事。
回転数変えて玄ソバ2キロづつ投入して歩留り見た。
未脱皮粒が混ざるのならともかく、抜き殻辺が混じるは面白くないので
唐箕の風量は最大となるようにいつも固定です。
玄ソバ2キロを投入して微細片を篩分けてみた。
未脱皮粒はほとんど無い、99.5%以上は剥けている。
2100rpm 10メッシュ(上) 1509g (下)38g 計1547g 77.4%
2300rpm 10メッシュ(上) 1477g (下)56g 計1533g 76.7%
2500rpm 10メッシュ(上) 1448g (下)61g 計1509g 75.5%
結果は当然のように回転数を上げれば抜きの回収率は下がってくるが
、そう影響がないようにも思える。
それよりもミニダップから出てきた抜きを選別しきれず、再度ダップファンに掛けてしまうと
割れ、粉砕が起こるのでこちらの方が重要になる。
昔、玄挽き製粉で取ったデータでは殻皮の比率は19%くらいだったので、5%くらいは
粉じんとなって排出されている計算になる。
ミニダップの60サイクル用標準プーリー(M101)でダップファン軸の可変プーリーを
目いっぱい調整しても50サイクル地域で2700rpmまでしか回転を下げることができない。
それではまだ回転が高い、モーター軸プーリーを更に小径のφ85~90mmへ
変更してやれば良いと思う。