テーマ:パンを焼こう!(15270)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
フライブルク、街路樹のカエデの新緑 posted by (C)solar08 (昨日はフォト蔵がメンテナンスでアップできなかった写真) 今日はこちらは夏のような暖かさです。 フライブルクでは、日中は最高温度25度ぐらいかな。 日差しが強いベランダでは、Tシャツでも暑いくらいでした。 これはちょっと異常です。でも、このまま夏になるわけではないはず。 最近、日本のブログで、「ご飯パン」が登場するのに気がつきました。 「ふんわり、もちもち」とか書いてあります。 フンワリしたパンも、もちもちパンも近頃は好きではないのですが、ご飯を入れるとパンがどうなるか、試してみたい好奇心がもくもくしてきて、ついに作ってみました。 日本で盛んでこちらにはない、レーズン酵母もついでに作りました。グリーンレーズンをぬるま湯で洗って、砂糖少々の水に入れて置くこと数日。シュワシュワしたところで、この液体エキス少々と同量の粉少々を混ぜてふくらまし、また粉とエキスを足して・・・を一日ぐらいくりかえしてできた元種。 元種200gと粉200g、塩4g、バター20g、水100ぐらいを混ぜて、冷蔵庫とか室内とか、40度のオーヴンとかに合計10時間以上置いて、やっと三倍に膨らんだ生地。 成形して型に入れて、さらに数時間二次発酵して、型のふちから生地がちらりと出るまでに。 そして230度10分、190度20分で焼いたら、 期待したほど、釜伸びはしなかったけれど、あらあら、ほんとに軽くフンワリ焼けました。 冷めてもフワフワご飯パン posted by (C)solar08 こんなにパンが軽く焼けたのは初めて。 フンワリしすぎて、スライスできないくらい。 そして、クラムはもっちもち、引っ張っても千ちぎれないほど伸びがいいの。 それに、ご飯の粒粒はどこかに消えて、ご飯が入っているとは思えない味。 なーるほどね、これを考えた人は、どんなきっかけがあったんでしょうね。 フンワリしたパンは嫌い、なんて言っていたのも忘れて、自家製ジャム塗ってむしゃむしゃ食っちゃいました。 自家製のパンは翌日などは固くなりやすいのに、これは翌日もフワフワのまま。ご飯のおかげなのか、長く発酵したのが良かったのか、わかりませんけど。 子どもの頃、やわらかい食パン(トーストしない)に、バターと砂糖を塗って食べるのが好きでした。 邪道でしょ?でもね、これおいしいの。いわばパンの上でバタークリームを作るみたいなのものなので、独特のおいしさ。 前にアップしたテネリフェ島のホテルの朝食で、ジャムが足りなくなったときに、これを久しぶりにしたら、子どもではない今でもおいしかったですよ。 パンをぱくついていたら、近所に住む友だちが電話をかけてきました。 彼女の娘さんは結婚して、夫と幼児といっしょに北海道に住んでいます。 彼女は原発事故のことが心配で、娘さんに、こちらに家族で避難するように説得していました。 そして、娘さんもやっと決心がついたようだったけれど、やっぱり来る気配はないのだとか。 「北海道までは放射性物質は届かないから、大丈夫よ」となだめてますが、心配らしく、彼女からはしょっちゅう電話がきます。 ドイツの気象台が日本の放射性粒子の分布予想図を出しています。 ここをクリックすると、見ることができます。 こちらのニュースは、今でも刻々と、被災地の状況だけでなく、原発事故の経過や放射能もれなどを伝えて、こちらの原発政策に大きな影響をあたえました。 ドイツ人は心配症で、慎重で、今回もガイガーがこちらで売り切れたくらいですし(!)、政治の状況もガラリと変わって、これまで原発推進を先頭に立って言ってた人が、ころっと「即刻停止」を訴えています。 日本の惨事を選挙戦のネタにした、という批判の声も聞かれます。 遠くから見ると、ことさら不安になるけれど、中にいると意外と落ち着いて腹が据わるということがありますね。 25年前のチェルノヴイリ事故のときは、7歳の娘といっしょにこちらにいました。 周囲のドイツ人がスーパーで水や食糧などを買いだめしているのに、私はちっとも気がつかなくて、何も買いませんでした。 放射性物質を含む雨に娘とともに濡れたこともあり、後になって心配しました。 「日本に帰ってこい」という元夫の声も聞かずに数ヶ月のほほんとこちらにいて、あとで大変叱られました。 ちなみに、チェルノヴイリ事故の影響で、今も野生キノコの一部やドイツ(こんなに離れているのに)のイノシシの一部が基準値を多きく上回る放射性物質を含んでいるそうです。イノシシは土深くに埋まっているキノコを食べるからだそう。 ところで、 「心配ばかりしないで、何かしなくては」ということで、先週はフライブルク在住の日本人音楽家たちがチャリティーコンサート開いて被災地への寄付金を集めました。 来週は日本料理を成人学級で教えている日本人の方たちとかが、日本料理のチャリティー試食会みたいなのを開いて、寄付集めをするそうです。 さらには、フライブルクのオーケストラや室内音楽家や舞踊家(日本人?)もチャリティーコンサートを開く予定です。 地震・津波被災地への支援は大きな町に行き、小さな村は素通りされる、という新聞記事を読みました。 で、考えたのですが、どこかの村に直接、お金を振り込もうかと。 そういうことができるのか、調べなければなりません。 どうやったら、支援からおいてかれてる村がわかるのかしら。 バナナ入りココナッツタルト posted by (C)solar08 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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