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《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2012年04月13日
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カテゴリ:アンチエイジング
 

和田秀樹先生の『50歳からの活力人生』というサイトに、

『健康オタクは早死にする?フィンランド症候群の教訓』

と言う題で、こんな記事が出ていました。

"健康オタク"としては立ち寄る必要があります。

 

【長生きのために、健康に気を使うのは悪いことではありません。

しかし、「健康オタク」といわれるほど健康についてマニアックに、神経質になると逆効果になることがわかってきたのです。


 それを証明している「フィンランド症候群」という興味深い調査結果があります。これは、フィンランドの保険局が実施したもので、この名称がつきました。


 どういう調査かといえば、まず40歳から45歳の上級管理職約600人を選び、定期健診、栄養学的チェック、運動、タバコ・アルコール・砂糖・塩分摂取の抑制の指示に従うように依頼したのです。

いわゆる健康的な生活を、押しつけたわけです。


 それと同時に、同じ年ごろで同じ職種の600人の別グル-プをつくり、こちらには何の指示もあたえず、調査票の記入だけをさせました。

気ままな生活にまかせたので、あまり健康的ではない生活になってしまうのも、しかたありません。


 この両グループを観察していったのですが、常識的に考えれば、健康的な生活を強いられたほうが健康で長生きしそうですよね。


 ところが、15年後に調査してみると、驚くべき結果が出たのです。


 後者の健康管理されていないグループのほうが、心臓血管系の病気、高血圧、ガン、各種の死亡、自殺、いずれについても健康を管理されていたグループより数が少なかったのです。

健康に気を使っていないほうが、病気もしないし、死亡率も低かったのです。


 それは、おそらく「心の問題」が身体に影響をおよぼした結果なのでしょう。

タバコを吸いたいのに規制され、アルコールや砂糖も欲しいのに制限されることによって、精神的には大きなストレスが加わります。

心が健康でいられなくなったわけで、それが身体に影響し、病気になったり死を招いたりしたのです。

つまり、歳をとってからのガチガチの健康管理は、かえって健康を損ねるのです。


 50歳を過ぎると、急に健康に気を遣いはじめる人がいます。

長生きで健康的な生活を目指しているのは分かりますが、あまりガマンガマンの生活だと、そのことが逆に健康を害することを認識すべきなのです。

50歳を過ぎて、なお健康で若々しくいたいなら、「健康オタクになるよりも、生き生きした毎日を送ること」を心がけるべきです。


「年だから」といって、へんに聖人君子にならず、大いに人生を楽しんだほうが健康でいられるのです。】

 

和田先生は精神科医なので、思い込みが招く神経症を常に意識しています。

患者の中には健康オタクもいて、事細かに健康のケア(主に不健康の除外)に気をつかい、健康の呪縛にとらわれてしまっている人もいるだろうと想像できます。

精神疾患に限らなくても、くよくよびくびくして暮らすがゆえに、病気を自ら招いてしまうことも多くあります。

心配性の人は、自律神経が絶えず交感神経モードになりがちです。

交感神経モードは血流を阻害し、免疫力を低下させてしまいます。

そういう人が、病気の知識を(なま)齧り(かじり)すると、そのことばかりが気にかかり、ゴルフのショットがバンカーに吸い寄せられるように、かえって健康を損なうはめに陥ります。

TVの医学番組でも、ごくまれな症状をあたかも一般的な症例のごとく解説するものもあり、そういう作り方は不安を煽るだけであまり良くないなあと思います。

それこそ、ストレスになるような知識は持たずに、のんびり生きてればよっぽど健康でいられるのではないでしょうか。

 

『フィンランド症候群』のデータをもっともらしく利用しているのは、愛煙家たちでした。

「禁煙したら、ストレスでかえって早く死ぬ」というのが彼らの言い分です。

「生活を干渉されることがストレスになる人は、健康増進のための不自由が感染に対する抵抗力を弱め、健康な生活をしているという依存心がかえって不健康を作る」

という解釈が一般的に知られてしまいました。

しかし、フィンランド症候群にはもう一つ重要な問題が隠されていました。

朝日新聞の『窓』というコラム記事が、違う角度から論じていました。

 

【フィンランド症候群と言う言葉をご存じだろうか。(中略)

健康管理は健康に悪いという逆説的な結果が人々の関心を引き、症候群と呼び習わされるようになったらしい。

禁煙しない理由として引き合いに出されることも多い。

だが、震源地となったヘルシンキ大学の研究者らの論文にあたると、様相が違う。

血圧やコレステロール値が高かった男性約1200人のうち、半分に薬を5年間飲んでもらい、その後も年1回の検査を勧めた。

残りの半分には薬を使わなかった。

治療を施した集団は血圧やコレステロール値は下がったが、15年間の死亡者総数で見ると、なぜか非治療群より多かったという内容なのだ。

予想を覆す結果だったことは間違いないが、焦点は薬物治療の是非なのだ。

ちなみに喫煙量では両集団に差はない】

 

健康的な生活を押し付けたチームの被験者に対しては、薬物治療をほどこしていたというところがポイントです。

つまり、血圧と血清脂質値が目標に達さなかった人に対して、降圧剤および脂質降下剤を投与し、薬物治療をしたグループの方が、死亡率が高かったということです。

血圧降下剤は血流を悪くして、免疫力を下げます。

当然、病気にかかりやすく、回復もしにくくなります。

さらに副作用として、肝機能障害を起こしやすくもなります。

脂質降下剤にしても、中性脂肪もコレステロールも体にとっては栄養であるので、むやみに下げていいものではありません。

コレステロールは細胞膜を作る材料になり、中性脂肪は分解してエネルギーになります。

脂肪を減らすことは、栄養障害につながるのです。

『フィンランド症候群』の真の問題は、医療現場があくまで目安として扱われるべき“数値”に振り回され、"薬害"を生んでいるということだと言えます。

 

(血圧に関して、過去に書いたのがこちら

http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201106110000/

 

健康情報にはさまざまなものがあり、商業目的のものも多く顕在します。

新しいデータがでると、自分の都合よく解釈しようとする引力が働きます。

情報はいつも玉石混合だから、常識にとらわれず極力自分の判断をつけたいものです。

人は皆、健康で長生きしたいと願っています。

しかし、健康は目的ではなく手段なのです。

健康あってこそ、自らの求める幸せな人生が送れるからです。

天から授かった大切な命を、健康に、そして幸福に永らえることが、生かされているみんなに与えられた"使命"だと言えます。

そのために役立つ知識だから求めるのです。

たとえ"健康オタク"と呼ばれようと。






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最終更新日  2013年07月21日 08時30分30秒
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