テーマ:本は友達・幸せのために(31)
カテゴリ:健康の話
「2013年を振り返る」の海外編【5月】で、アンジェリーナ・ジョリーの乳房切除手術を間違っていると書き、僕の"がん"についての考えを述べました。 http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201401170000/ 「がんは憎まず恐れず、感謝と愛情で受け入れる」というのが僕の推奨する対処法です。 がんに関する本はずいぶん読みました(100冊以上)。 がんに対してはまだ確定した理論も方策もなく、仮説と願望で治療が行われています。 それを表すかのように"百花繚乱"様々な主張があふれています。 その中で納得できる内容の本は、近藤誠先生と、帯津良一先生のものでした。 僕の考え方はこのお二人の説に影響を受けている部分が多いと思います。 現実に僕自身ががんに侵された場合を想定して、自分が選択するならどの方法かを考えて学んできました。 だからその日が来ても迷わないと思います。
近藤誠先生は慶應義塾大学病院医学部専任講師、「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開設しています。 『患者よ、がんと闘うな』をはじめ、著書多数(44冊、このうち14冊は読みました)。 しかし、先生の主張する"がんもどき理論"や"がん放置療法"は医学界から反発され、大学での昇進もたたれ、講師のまま定年を迎えようとしています。 信じるか信じないかは個人の勝手ですが、もし自分や家族ががんに侵されたなら、たまたま診察してもらった病院の医者の見立てに盲従するより、様々な見解と照らし合わせて判断した方が後悔は少ないと思います。 そのためにいろんな角度で勉強することをお勧めします。 今回は最新本の『「がんもどき」で早死にする人、「本物のがん」で長生きする人』から引用して、いつものように蛇足を加えたいと思います。
『「がんもどき」で早死にする人、「本物のがん」で長生きする人』
「本物のがん」は生まれた瞬間から血液にのってパラシュート部隊のようにあちこちに転移し、人間が「早期発見」したときには、とっくに全身にひそんでいます。 だから、切っても抗がん剤でたたいても再発してきます。 一方、「がんもどき」は転移する脳力がないので、命にかかわりません。
〔この"がんもどき"という命名が不真面目に聞こえ、なんちゃって学説のようにとられますが、つまり、がんの中にも種類があり、転移するがんと転移しないがんがあるということです。 "擬似悪性腫瘍"とでも呼べばよかったのでしょうか。〕
がん細胞はウイルスでもインベーダーでもなく、「身内」です。 タバコ、大気汚染、農薬、放射能などの発がん物質によって遺伝子が傷つき、自分自身の正常細胞が少し変異して、がん細胞が生まれます。 がんの性質は、人の性質と同じようにさまざまです。 しこりがどんどん大きくなるがん。変わらないがん。ちいさくなるがん。消えるがん。 上皮内(粘膜の最上層)にとどまるがん。インクがにじむように周囲に広がるがん。種をばらまくように広がるがん。もぐりこむように粘膜の下の層まで達するがん。 リンパ節に転移するがん。遠くの臓器に転移するがん。転移しないがん・・・・・・。 しかしがんは、「臓器転移のある本物のがん」か「転移のないがんもどき」の2つに1つです。
〔義母の"膵臓がん"はがんもどきであったと思われます。 しかしながら、他の臓器を圧迫するほど肥大化していて、胆管を塞ぎ黄疸を発症していたので手術を決断しました。 http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201003260000/〕
2013年8月、厚生労働省は「公費の胃がん検診で、内視鏡(胃カメラ)は推奨しない。 死亡の減少が明らかでないから」と発表しました。 ひらたく言えば「胃カメラで、いち早くがんをみつけてどんどん治療しても、胃がんで死ぬ人はちっとも減らない。 税金のむだ遣いになるから、公費ではまかなえない。やりたい方は自費でどうぞ」ということです。 「早期発見・早期治療で、がんが治る」というのは真っ赤なウソ。 よく「検診で小さいがんが見つかって、早めにとれたから5年たってもこんなに元気。ラッキー!」と喜ぶ人がいますが、見つける必要のない「がんもどき」を見つけられ、やらなくてもいい治療で体をムダに傷つけられたのですから大損です。
〔「がん検診」の案内が定期的に送られる年齢になりました。 女性はもっと早く「乳がん検診」の案内が来るようです。 きっかけだからと軽い気持ちで受けると、がん治療軍団の餌食になります。〕
がん自身は痛まないし、毒素も放ちません。 ただひたすらがん細胞が増え続け、転移・増大するのが、がんです。 人ががんで死ぬのは、肺、胃、食道、肝臓、脳などの重要な臓器でしこりが増大して、呼吸、食事、解毒などの「息の根」を止めるから。 たとえば乳房でがんがどんなに大きくなっても、重要な臓器への転移がなければ、死に至ることはないのです。
〔「余命何年」という言い方を医者はします。 しかし、それは"がん治療"をした人のデータです。 がん治療をしなかった人はもっと長生きをしているかもしれませんし、少なくともがん治療の苦痛を味あわずに済んでいます。 http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201002200000/〕
抗がん剤が「効いた」と医者が言うのは、一種のトリック。 「しこりがいったん縮んだ」「がんが消えたように見える」だけで、必ずリバウンドします。その間に、抗がん剤の毒性が強く出て急死することもある。 治るとか、寿命が延びるわけではないのです。 日本人のがんの9割以上を占める固形がんを治す力は、抗がん剤にはありません。
〔抗がん剤が効くのは、ほぼ"白血病"だけです。 転移するタイプのがんをゲリラに例えるならば、一般市民の中に隠れたゲリラを退治するために、町中に絨毯爆撃を加えるようなものです。 ゲリラを殺すことができたとしても、町も全滅します。〕
なぜ抗がん剤で治るがんが少ないのか。 ひとつには、抗がん剤が、がん細胞と正常細胞を見分けられないからです。 がん細胞は正常細胞から分かれたものであり、基本的な構造や機能は同一です。 違うのは、がん細胞は無限に分裂を繰り返すという点。 したがって、がん細胞に入って死滅させるような薬は、正常細部にも入って死滅させます。 細胞を死滅させる効果は、細胞の分裂速度が速いほど、大きくなります。 たとえて言えば、線路に障害物を置いた場合、通過する列車のスピードが速いほど転覆しやすいのに似ています。 ところが意外かもしれませんが、多くの臓器の正常細胞の方が、がん細胞より分裂速度が速いのです。 たとえば骨髄細胞は盛んに分裂していますし、消化管の粘膜細胞は1週間くらいで入れ替わっています。 これに対してがん細胞は、1回の分裂に数カ月を要します。 それゆえ、がん細胞の方が、正常細胞よりも死滅しにくいことになります。 他方では、抗がん剤は正常細胞を効率的に死滅させるので、副作用が大きくなる。 骨髄細胞が死滅すると、感染症にかかりやすくなったり、出血しやすくなったりし、粘膜細胞がやられると、口内炎や下痢などが生じます。 これが、抗がん剤は「細胞毒」という意味です。
〔がんを刺激すると、反抗期の子供がさらに反発するように過激化します。 自分の子供を信じて、共に分かち合える家族になることが理想です。〕
「がんもどき」で早死にしない最大のコツは、病院に近づかないこと。 医者にかかるほど「念のために」「ついでに」「がん検診は受けていますか?」と、いろいろな検査や必要のない治療を受けさせられ、薬もあれこれ飲まされるハメになります。 結果として命を縮めることになります
〔がんと知って、平穏で日常を過ごすのは難しいでしょう。 がんは日々体の中で生まれています。 生活の中に"笑い"を取り入れ、免疫力を上げ、がんを消滅させる習慣を持って、予防に努めるのが最良の対処法と考えます〕
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最終更新日
2014年02月14日 10時54分58秒
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