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国連事務総長選1

国連事務総長選挙についての情報はここにまとめていきます。

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2006-08-14

国連事務総長選挙に関する専門サイト

誰が次期国連事務総長なるのか?
Who Will be the Next UN Secretary-General?


UNSGselection.org!

国連トップへのレース
Race on for UN Top Job


国連憲章第15章:国連事務総長選を眺めながら
Chapter 15: Looking at the race for the next UN Secretary-General







今後まだ候補者は出てくるでしょうが、現在のところ韓国の潘基文 氏と
インドのシャシ・タルール 氏が合格ライン(9票)を超えている候補です。

インドのシャシ・タルール氏を応援したい人は、本人の公式ウェブサイト
(英語)へどうぞ。

シャシ・タルール:国連事務総長候補
Shashi Tharoor: Candidate for UN Secretary-General



彼のホームページによると、

「シャシ・タルールは、今回の立候補に関する皆様からのメッセージを
お待ちしております。下記メール・アドレスへご意見をお寄せください。」
とのことですから、応援メッセージのある方は、下のアドレスへ送って
激励してあげてください。

英語の方がよいでしょうが、日本語でもまったくかまわないと思います。

Shashi Tharoor welcomes your comments on his candidacy. If you
wish to write to him, you may do so by sending an e-mail to:

STforSG@shashitharoor.com





韓国のバン外相については、残念ながら、まだ本人の公式ホームページが
見つかっていません。ないのかも知れませんが、ホームページやメール・アド
レスが見つかれば、またお知らせします。

応援のメッセージのある方は、韓国外務省に送るしかないのでしょうかね。
こちらも日本語でまったくかまわないと思います。




2006-09-02

以前ご紹介したChapter 15: Looking at the race for the next UN Secretary-General
(国連憲章第15章:国連事務総長選を眺めながら)
というブログサイト
で、事務総長選関連のニュース記事が二つ引用されていました。その記事の
内容をちょっと書いておきます。

(※ちなみに「Chapter 15 国連憲章第15章」には事務総長の選出について
決め事が書いてあるようです。)


新華社 2006年8月31日付
ROK halts bid for UN Security Council
韓国、非常任理事国への立候補を一時中止と発表
(英文)

この記事によると、韓国政府が非常任理事国選に立候補していたが、これを
一時取り下げ事務総長取り一本にしぼることを表明したということです。

「我々の結論は、現実問題として、国連での選挙のうちもっともハードルが
高いとされる二つの選挙両方で、同時に勝利することはできないということ
だ。」

ということですが、これが事務総長選の票読みにめどがついたからなのか、
それともさらなる根回しが必要だからなのかは分かりません。二番手のイン
ドのタルール氏がいまいち苦しそうなので、もしかすると韓国政府の自信の
表れなのかもしれません。

UNSG

そこでもう一方の記事です。

Indiatimes 2006年8月30日付
Mittal to add steel to Tharoor's UN campaign
ミタル製鉄、タルール氏の国連選挙にてこ入れへ
(英文)

この記事によると、ミタル製鉄(本社オランダ、粗鋼生産量で世界第一位)
のオーナー(インド出身、いわゆる現代の鉄鋼王)が、インドの有力政治家
からの依頼を受けて、タルール氏を後押しするためにアフリカやヨーロッパ
諸国に働きかける役を引き受けたということです。中でも特に期待されてい
るのは、ダウニング・ストリート10番地(英国首相官邸の住所)とホワイト
ハウスとの橋渡しだそうです。

そして、そのことは、イギリスとアメリカの2つの常任理事国がタルール氏選
出に反対しているということの裏返しと解釈されているようです。

確かにタルール氏は22歳の若さで博士号を取得して以来、国連で出世し現在
の事務次長の地位にまで登りつめているので、国連インサイダーであること
は間違いありません。アナン事務総長にも近いといわれているので、国連改
革を進めたい英米にとっては好ましくない候補なのかも知れません。

となると、新たな候補者が登場しないかぎり、あるいはスキャンダルでもな
い限り、現時点では韓国のバン・キ・ムン外相が国連事務総長に選出される
可能性が高まりつつあるということなのでしょう。






2006-09-04

もしかすると韓国は、国連安保理の非常任理事国に選出されないばかりか、
バン・キ・ムン外相の事務総長選挙も落とすことになるのかも知れません。

非常任理事国入りについては、前回お伝えしたように、韓国政府は二兎を
追うことはできないとして出馬を取り下げたのですが、(米タイム誌の情報
を信じるのなら)事務総長選のほうもどうやら怪しくなってきたようです。

www.unsg.org で紹介されてた記事(Who Can Replace Kofi? 
コフィーと入れ替わるのは誰なのか?
)の一部を翻訳しておきます。




7月に予備投票が行われたが、どの候補者も――インド、韓国、スリランカ、
タイからの立候補があった――本命とは見なされていない
今月後半に予定されている予備投票では、もっと著名な新たな候補
者が出てくるはずだ。ある国連幹部は、「もっとも重要な国々
今の立候補者たちを好ましいと考えていない。もっといい候補者を見つける
ためにあちこち探しまわることになるだろう。」と言う。

事情通の間では、ヨルダンの国連代表、Zeid al-Hussein王子が出馬を表明す
るのではと見られているが、中東の現状を考えれば、アラブ出身者で
は中立性を十分確保できないと判断されるだろうと予想する向きもある。そ
の他に可能性のある候補者として、マレーシアの元副首相アンワル・イブラ
ヒム氏や女性候補二人、シンガポールのアメリカ大使、Chan Heng Chee(ア
メリカの意中の人といわれる)とニュージーランド首相のヘレン・クラーク
の名があげられている。

None of the candidates in a Security Council straw poll held in
July--they hail from India, South Korea, Sri Lanka and Thailand--are
seen as real contenders. A straw poll expected later this month
should feature new and prominent names. Says a senior U.N. official:
"The most important countries don't seem to like the horses in the
starting gate, so they'll have to roam the paddocks looking for better
material."

Insiders expect Prince Zeid al-Hussein, Jordan's U.N. envoy, to
declare, though handicappers note that an Arab might be viewed as
insufficiently impartial, given the turmoil in the Middle East.
Other possible candidates are former Malaysian Deputy P.M. Anwar
Ibrahim and two contenders to be the first female Secretary-General:
Singaporean Ambassador to Washington Chan Heng Chee--said to be a U.S.
favorite--and New Zealand Prime Minister Helen Clark.


From the Sep. 11, 2006 issue of TIME magazine





ということですから、前回の予備投票でバン・キ・ムン外相に反対票を入れ
たのはボルトン米大使だったとみて間違いなさそうです。

当然、アメリカが反対するようでは事務総長になれません。やはり現政権の
反米的立場が災いしているのでしょうか。しかも(これは他の記事からなの
ですが)中国はアセアン諸国が支持しているタイの候補者を押しているそう
です。となるとますますバン外相の目はなくなるということになります。

UNSG2
Chan Heng Cheeとヘレン・クラーク


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