めずらしく凹み気味で…
しまった。昨日は結局残業で終わったのは22時…当然そっから走りに行けない。ストレスも溜まり良くない酒を飲んでしまった(泣)。帰宅1時。で、酔っ払ってホームページを開けてしまった。人のところに酔っ払って行って書き込みなんぞして大後悔であります。無礼千万(萎縮)。自戒自戒。それにしてもやっぱり朝しか運動する余裕はないのだ。う~ん心臓に悪いながらも走るしかないかな(悩)。今日も昨日と同様に厳しい一日になりそうだ。凹み気味でまた夜までに何か楽しいこと考え付いたらね。-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-..-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.バランタイン ファイネストKさんは私より2,3歳年上の飲み仲間であった。あったというのはもう亡くなったからである。何でも歯医者さん関連のメーカーに勤めていて(あのドリル付き特殊椅子とかね)、年一度は先進国フィンランドやスウェーデンに出張し、酷寒の思いをして来るという変わった人であった。今思い出すと古館一郎タイプかな~。1週間に一度来るKさんは、酒はそれ程強くなかったがなかなか粋な酒飲みであった。それに話題が面白かった。酔うとちょっと細かくなる所もあったが、ウンチクというのも話し方に寄るんですな。思い出すと、推理小説の話で盛り上がった。シャーロキアン顔負けの知識。フィンランドのサウナで凍りついた話。面白いフィン語。落語の落ち方の研究。なかなか解けない図形問題。相対性理論について。地方の方言の色々。伊豆の歴史。確か下田出身だとか。ボトルは必ずバランタイン ファイネストだった。席につくとまず炭酸割りをグッと一杯飲んで「プハ~ッ!」と息をつく。その後同じ物をチビチビと2杯程飲んで、周りと話が弾む。3杯飲むと「妻と可愛い子供が待っているから!」と言ってサッと帰った。一度だけ昼の樹林公園で、Kさんが息子さんと自転車の練習をしているのを見た。昼の顔は違うんだな~と思いつつ声はかけなかった。良いパパであった。そう言えば最近来ないねえと言ってから季節が変わったある日。バーの女主人が言った「あのねKさん、亡くなったんだって…」前の店で飲んだ酒がジワジワと効いて来た。「昨日ね息子さんが夕方来て、挨拶しに来たのよ。ガンだったんだって。若かったから早かったのね…。」いきなり視界から消えるというのは印象的である。バーの女主人は、Kさんが毎年洒落たポチ袋に500円玉を入れて、お年玉にくれたのが忘れられないと言っていた。お線香あげには結局行けなかったが(「あの~私、Kさんと良く一緒に酒を飲んだ仲でして…お線香あげさせて下さい。」っていきなり家を訪ねられないもの。マンションは知ってるけど…)代わりに今では、年に一度はKさんのことを思い出してバランタインを飲むことにしている。口に含む。クセがなくやや甘め。飲むと後から甘い香りが鼻に来る。喉ごしはスルリと来て胸で少々カッと来る。さすがはベストセラーのブレンデッドスコッチ。スッキリという感じだ。安いからってバカにしてはいけない。Kさんも今頃あっちでゆっくり飲んでるだろう。いつまでもダラダラ飲んでねえで、ああゆう酒飲みも良いもんだなあ。俺も死んだら誰か思い出してくれるかねえ…と思いつつダラダラ飲んでしまった昨夜であった(爆)。 ストレートをピクルスで。話の面白かったKさんに…