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テーマ:つ ぶ や き(291)
カテゴリ:準備中
日経新聞によれば、 昨年から推定されていた 総人口の減少が確定した。 未婚率の上昇が続く限り、 少子化の流れは容易にはかわらない という専門家の見方が大勢であるという。 それに輪をかけるように、 東京、神奈川、大阪、京都、兵庫など 大都市圏での人口流入が続いているという。 高齢化社会が進展するとともに、 便利な大都市圏での生活を望む人口が ますます増えていく可能性が高い。 情報化の進展とともに、 本来、大都市圏でしか出来なかった業務の多くは、 インターネットを通じて、 世界中どこでも可能になりつつある。 そうした中で、 自然の中での日常生活を可能にする、 サテライト・オフィスや SOHO(Small Office Home Office) が現実味を帯びている中でも、 やはり、大都市圏に住むという願望が 根強いのは、 活力を持った生産世代の人口が 減少してきているためであろうか。 ある県のインターネット講座 「まちづくりリーダー養成講座」なるものの 御手伝いをしているが、 会議室の応答や、聴講者のレポートなどをみていると、 まちづくりに求めている 「まち」のイメージが、 にぎやかな街のイメージであるようで、 桃源郷や、里山や、村のイメージは ほとんどないようである。 我々生産世代の理想とする生活の イメージの一つが、 軽井沢などの別荘地での生活や仕事 であると思っていたが、 そういう生活をイメージする聴講者は、 少なくとも表向きは一人も居そうもないのである。 情報化社会がそういった生活を 可能に使用としている現在でも、 にぎやかな町に人口が集中する光景を 夢見ている人が多いと言うのは、 報道や教育の結果であるのであり、 それ以外の生活を夢見ることもできないのである。 地方の人口が減少し、 地方の一人当たりの面積が相対的に増えているということは、 地方での緑豊かな生活を望む人々にとっては、 良い方向に進んでいるかもしれないのに、 そういう生活を夢見ることは、 日本社会ではタブー視されているのであろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 31, 2006 10:06:40 PM
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