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空間・計画研究所/An Architect

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Jan 21, 2007
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カテゴリ:準備中

東京都にもホームページに目安箱があることが分かったので、

以下の記事を、そちらにも投稿してみた。

東京都のは、首相官邸のホームページと違って、

匿名(名前を書かないこともできるが)でないが、

投稿者の名前を調べて、どうするつもりなのだろうか?




Dec 20, 2006
法隆寺の伽藍が赤かった時 「つ ぶ や き(274)」
[ 建築・都市・建築家 ]



12月14日の日経新聞によれば、

東京都は景観規制で、2007年4月に施行する

都の改正景観条例で

都内全域で高層建築物の外観色を一定範囲内に抑えるという。

外観色の規制では23区内が60m以上、

多摩など23区以外の市町村では45m以上の高さの建物

が対象となる見通しである。

色の選別では、人間の視覚を基に

客観的な尺度として使われている

マンセル記号により、色相、明度、彩度を用い

都では明度と再度を「落ち着いた色彩」

の数値内におさめる考えという。



要するに、汚い既存の街並にあわせて

汚れた色の建物としろと言っているようなものである。



美しい街並を造るのであるならば、

原色の彩度や明度の高い色の建物であっても

美しくなるような形態の建築を配置しなければ

おかしいのではないか、

と建築家仲間で議論となっている。



法隆寺のような美しい建築は、

現在では時間が経ち、古色に彩られているが、

もともとは赤い朱のようなものが塗られていたことは

実物をみればだれにでもわかる。



イタリアの街並を形成している

伝統的建築も、時間の経過とともに汚れているが、

もともとは彩色豊かであったものが多いし、

豊かな色彩であるが故に世界遺産になったものもある。



ギリシアのパルテノン神殿の妻側などは、

原色でぬられていたことが分かっている。



日光の東照宮のカラフルな色彩の境内の

彩度や明度を落とせという人はいないだろう。



これらの例にみるまでもなく、

黄金比などで美しい形態に整えられた

プロポーションの良い建築は、

原色でぬりわけても美しい絵画や彫刻のように

美しいのである。



美しくなる可能性のある建築を

汚れたきたない街の色に統一しろというのは、

汚れたきたない建築にしろと言っているのと

同じである。



現在の日本の戦後建築は美しく無いものが多い。

それにあわせて、美しく無い街並を形成するというのは

まちがっている。

50年もたたないうちに、現在の美しく無い建物は、

機能的に消えてなくなる運命にある。

本当に美しい街並をつくろうというのであるならば、

原色に塗り分けても美しいプロポーションの建築を

建ててゆき、50年後や100年後に

現在の汚い建物がなくなっていったときに

美しい街並になるようにしなければならない。



そもそも、デザインが出来るかどうか分からない人や

美しい建物を造る自信のない人たちが、

審査会などで幅を利かしているのではないか

と考えたくなる消極的な考え方である。




普通の建築をつくる建築士には、

月並みな建物しかつくらないから、

冴えない色のめだたない建物にしてもらう方が

よいということもあるかもしれないが、

一律に色彩制限をして、

21世紀を代表する大建築となる可能性のある建築を

平凡な建物としてしまう失敗をしないように

しなければならない。



建築意匠や建築史の大家、あるいは、

活躍している建築家などデザインの分かる人

を集めて委員会を構成し、

審査に合格した建物だけでもよいから、

美しい色彩の美しいプロポーションの建築で

21世紀の街並を構成するように

頭を切り替える必要があるのではないか?






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Last updated  Jan 22, 2007 01:37:02 AM
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