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テーマ:ワイン大好き!(30331)
カテゴリ:新技術
日経新聞によれえば、 強力な温暖化ガスである代替フロンの削減を目指し、 CO2冷媒を冷凍機や空調に利用する技術開発が加速してきたという。 業務用冷凍機向けに三洋電機がCO2冷媒を使える様にする 装置を開発したという。 空調機向けにはダイキン工業が住宅用、 三菱電機がオフィスビル用で利用する技術開発に目処をつけたという。 各社は温暖化対策としての代替フロンの規制動向をにらみながら 実用化を目指すという。 代替フロンHFCはオゾン層を破壊しないが、 一方で、温暖化への影響がCO2の1300倍以上と強いと言う。 従って、通常は温暖化ガスとみられるCO2も 冷凍機や空調に利用することで、環境対策となるわけである。 すでにヒートポンプによる給湯システム(エコキュート)で 冷媒としてCO2が利用されていたが、 一般的な冷媒としては利用されていなかった。 このブログでも、CO2を冷媒とする技術の開発の 必要性を以前から述べていたが、 本格的に実用化される見込みである。 どうせなら、冷媒用のCO2も、大気中のCO2を集めて 利用する様な、完全にCO2を吸収するような技術に して欲しいものである。 冷媒管は銅の合金だが、フロン用、代替フロン用、CO2用と その成分が異なっている。代替代替フロンであるCO2の 冷媒を利用するには、CO2の冷媒管が必要だが、 早めにCO2を冷媒とする技術ができれば、 建物内の冷媒管もCO2対応をすぐに利用出来る様になり、 建築の寿命中に冷媒がかわることによる、 冷媒管変更の工事が必要な建物が減ることになるので、 建築設備工事的にもいいことである。 このように、新技術はそれを取り囲む従来からの技術 に波及する影響をもつのであるから、 早期に開発し、早めに利用を始めることが、 周辺技術の成果物である建物などのメインテナンスコスト を減らすことになるのである。 新技術の開発が遅れると、建物を建設するときに、 あとで設備更新できるような設計にしなければならず、 それは、至難の業であり、余計な初期投資を必要とすることになる。 このようなことが無い様にするためには、 温暖化対策等の新技術の開発は早ければ早い程いいわけである。 今後も、新技術が少しでも早く完成し、 周辺技術の更新対象が少しでも少なくなる様にして欲しいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 9, 2008 02:13:07 AM
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