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テーマ:ワイン大好き!(30388)
カテゴリ:新技術
今から10年くらい前に、 光ファイバーケーブルの光信号の増幅に使われている 半導体レーザーを大型テレビに使用することを ある企業の人に提案したことがあった。 その人は、新技術にたいする夢を持たなかったのか、 1億円かかると言って無理だとしていた。 それから10年、正確に言えば、9年にして、 半導体レーザーが使用された大型テレビが登場する。 2008年2月15日の日経新聞によれば、 三菱電機は2月14日、映像を映し出す光源に、 レーザー光を使った新型テレビを世界で初めて開発し、 今秋をめどに北米市場で発売すると発表した。 レーザーの特性を生かして、 大画面に鮮明な映像を表現できるのが特徴であるという。 液晶テレビやプラズマテレビと異なる新ジャンルの 大型テレビとして需要を開拓し、 2009年に約30000から50000台の販売を 目指すという。 新型テレビは「LASER TV」であるという。 テレビ背面に3原色(赤・緑・青)の半導体レーザー を光源として備え、鮮やかなレーザー光を投射して映像を 映し出す方式。開発した試作機の画面サイズは65型で、 厚さは25cm。同じ背面投射型の リアプロジェクションテレビに比べてほぼ半分の厚さという。 北米でのリアプロの置き換え需要などを狙うという。 表現できる色の範囲は既存の液晶テレビの2倍以上。 フルハイビジョン映像で物体が浮かび上がる様に見える 3次元映像にも対応し、大画面でテレビゲームや 映画が楽しめる様にしたという。 家庭用の65型以上の大型テレビを中心に 数機種のラインアップを計画しているという。 価格は未定。液晶テレビ(店頭価格は65型で 6000~6800ドル)などに比べて 構造が簡素で生産コストが安く抑えられ、 「液晶と同程度の価格になる見込み』(三菱電機) という。消費電力は液晶の2分の1以下、 プラズマの4分の1に低減するという。 省エネ性能なども生かし、 新ジャンルの家庭用大型テレビとして拡販する計画だという。 日本での販売は未定という。 9年前に半導体レーザーが行けると思ったのは、 アクリルまたは強化ガラスの画面フレームのなかに、 画面だけが浮かび上がるようなデザインが 可能と考えたからであるが、 そこまで、デザインしたものが商品化されるかは わからないところである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 20, 2008 02:32:00 AM
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