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カテゴリ:北朝鮮ニュース
アメリカ議会が、北朝鮮とイランに対する強力な制裁を導出できなければ、核兵器伝播防止条約(NPT)自体が崩壊することもあり得ると警告した。 自由アジア放送はハワード・バーマン米下院外交委員会委員長が、「核拡散防止体制の効率性を高めるためには、義務や規範を強制できる装置が必要だ」としながら、核拡散に関連した深刻な違反に対して、迅速で明確な処罰を強調したと27日に伝えた。 バーマン委員長は一週間後に開催される2010NPT再検討会議を前に21日に開催された議会の聴聞会で、「北朝鮮が幾つかの武器級プルトニウムを蓄積しており、初歩的な核装置を作った」として、このように語った。 彼は、「もし、北朝鮮が強力な処罰を避けられるようになったら、その結果は新しい核開発への情熱へとつながり、結局、NPT体制の崩壊へと繋がるだろう」と警告した。 この日、聴聞会に証人として出席した核問題専門家のデビッド・オルブライト科学国際安保研究所(ISIS)所長も、「北朝鮮のNPT脱退と核開発が、現在の核拡散防止体制に根本的な欠陷があることを証明している」と語った。オルブライト所長は、「現体制が義務履行を強制する方案がほとんどなく、脱退条項が簡単に濫用されている」としながら、「北朝鮮とイランの核プログラムが中断されなかったら、核兵器伝播防止条約に深刻な打撃を与えるだろう」と強調した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月30日 10時55分54秒
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