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カテゴリ:ブックス
佐藤可士和さんといえば、売れっ子のアートディレクター。 デザインに関して、様々な企業からのオファーが次々に来る。 同時に、何十ものデザインプロジェクトを進めているというが、なぜそんなに速く、たくさんのプロジェクトを進められるか? この本を読むと、それが、常に工夫を続ける整理術の賜物だという事がわかる。 「整理自体が、僕にとっては何よりのエンターテイメント。」 「整理を徹底することで判断力が研ぎ澄まされ、仕事のスキルが格段に上がりました。正確に素早く判断できるようになったのです。このままさらに整理術を磨いていけば、あと10倍くらいスキルアップできるのではないかと思うほどです。」 とまで語られています。
単なるものや空間の整理術だけでなく、「情報」や「思考」の整理までがこの本の対象。 レベル1 「空間の整理術」 ・捨てるためにプライオリティーをつける ・モノの定位置を定め、使用後はすぐに戻す ・フレームを決めてフォーマットを統一する ・定期的にアップデートする レベル2 「情報の整理術」 ・情報の見方に視点を導入して、ビジョンを定める ・本質を探るために視点をひいて客観視する ・視点を転換して、多面的に見てみる レベル3 「思考の整理術」 ・考えを言語化する。コンセプトを言語化する。 ・仮説をぶつけて相手の思いを確認する ・他人事を自分事にしてリアリティーを持つ アートディレクターとしてのいろいろなプロジェクト事例とともの紹介されていて日々実践しているリアリティーが感じられる。 著者の論点をまとめると、おおよそこんなかんじかと思う。 整理のためには、プライオリティーが必要。プライオリティーをつけ、重要でないものは思い切って捨てることで、重要なことにすぐアクセスできるようになる。 プライオリティーをつけるためには、視点を定めることが重要。(視点を変えれば、プライオリティーは変わるのだから。) 視点を定めるためには、思考を情報化する。無意識を意識化するようにこころがける。 ▼ 楽天 検索キーワード ▼ 「佐藤可士和」 「整理術」 ↓ 検索はこちらから ▼ ステーショナリーファインダーリンク ▼ ブックス記事カテゴリー ステーショナリーファインダーホームページへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.27 23:41:20
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