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カテゴリ:旅行
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。 年明け早々、昨年やり残したことを片付けなければということで、昨年の内に完結させようと思っていたのに、つい伸ばし伸ばしになってしまっていた「ドイツ古城めぐりの旅」の最終回を書いておこうと思います。今回は、5日目(8/20)に宿泊したヴュルツブルグから最終日(8/21)にフランクフルトを発つまでを紹介します。 バンベルグの街を出てアウトバーン(A70→A7)を乗り継いでヴュルツブルグに着いたのが18時半頃。線路沿いを走る広い道路(B8)を降りて、迷いながらも両側にぶどう畑の広がる細い道を登っていくと10分ほどで古城ホテルに到着しました。 この日泊まったホテルは、シュロス・シュタインブルグ【SCHLOSS STEINBURG】という1897年に建てられたお城をホテルに転用した古城ホテルです。マイン川を挟んでマリエンベルク要塞とは反対側の丘の上に建っているので、ホテルからはヴュルツブルクの街並みが一望できます。館内の施設も充実していて、プールやサウナ(有料)があり、レストランは美味しいと評判で、宿泊者以外の利用者も多いみたいです。 シュロス・シュタインブルグ シュロス・シュタインブルグのテラスから眺めたヴュルツブルグの街並み(右の丘の上に建っているのがマリエンベルク要塞) チェックインを済ませてから、まだ時間も早かったので、夕食を食べがてらヴュルツブルグの街を散策することにしました。 ヴュルツブルグ【Wurzburg】はロマンティック街道の北の起点となる街で、フランケン地方の中心都市です。また、鎖国時代に長崎の出島で活躍した医師シーボルトが生まれた街でもあります。 街の見所は、街の中心に位置する聖キリアン大聖堂【Dom St.Killian】と隣接したノイミュンスター教会【Neumunster】、東側に位置するナポレオンが「ヨーロッパで一番美しい司教の住まい」と表現したドイツバロック建築の最高傑作といわれるレジデンツ、そしてマイン川を渡った西側の丘の上に建つマリエンベルグ要塞【Festung Marienberg】です。 街に着いてユリウスプロムナーデという通り沿いのパーキングスペースに車を停めてから、シェーンボルン通りを大聖堂の方に向かって歩いてみることにしました。この通りは中央にトラムが走っていて道の両サイドにはいろいろな店が並んでいてデパートまでありました。しばらく進んでいくと右手にライトアップされた屋根と柱が真紅の建物があり、マリエンカペレ【Marienkapelle】という礼拝堂だそうです。さらに、シェーンボルン通りを進んでいくとノイミュンスター教会と聖キリアン大聖堂に到着。時間は既に20時を過ぎていて、しばらく眺めた後、少し裏手に入り込んだところにあったフランケン料理が美味しいというレストランに入って食事をしてホテルに帰りました。 マリエンカペレ ライトアップされたシュロス・シュタインブルグ ホテルに帰って、早速PCを取り出してi-passの接続状況を確認してみると繋がってくれたので、今日こそデイトレ(前場だけ)をやろうと思って夜中の1時(日本時間で朝の8時)まで仮眠をとることに。ところが起きたら1時50分になっていて、慌てて下見をして、取敢えず銘柄を絞って4銘柄だけ監視。結果は6141森精機で1万円ぐらい利益が出たんですが、途中何回か回線が切れたり、相場も面白くなかったこともあって、結局1時間20分程度しかやらずに寝ちゃいました。 次の日は、いよいよ最終日。帰りの飛行機は19時発なのでフランクフルト空港に17時には着かないといけません。フランクフルトで観光することも考えると12時にはヴュルツブルグを出発する必要があります。 ということで、朝8時30分にホテルをチェックアウトして、再びヴュルツブルグの街に散策にでかけ、まず向かったのがレジデンツ。ここは撮影禁止なのでカメラなどは全部入り口に脇に設置してロッカーに預け、ベビーカーも専用のベビーカーに取り替えさせられる等、今まで入った建物の中では一番警備が厳重でした。レジデンツは総室数が340室あり、その中で40室程度が現在公開されています。一番の見所は「階段の間」で、天井一面をヴェネツィアの画家「ティエポロ」作の奇跡的に戦火を逃れた世界最大のフレスコ画「四大大陸」が覆っています。この他にも、金と鏡で装飾された「鏡の間」も見てみたかったのですが、現在公開されていないとのことでした。 レジデンツを見学した後、聖キリアン大聖堂とノイミュンスターを見てその後30分程度街を散策して、最後に向かったのがマリエンベルグ要塞です。見所は、やはり領主の庭園から眺めるヴュルツブルグの街並みで一見の価値ありです。あと、敷地内には深さが104メートルもある井戸があり、上から1セントコインを落として上手く下の水面に落とすことが出来れば良い事があると言われているそうです。 マリエンベルク要塞の領主の庭園から眺めたヴュルツブルグの街並み(中央がマリエンカペレ) マリエンベルク要塞の領主の庭園から眺めたレジデンツ マリエンベルク要塞を出ると既に12時半になっていたので、いよいよこの旅行で最後の街、フランクフルトに向けて出発です。フランクフルトにはアウトバーン(A3)で1時間ほどで到着しました。 フランクフルト【Frankfurt】(正式名称はフランクフルト・アム・マイン)は、ドイツ金融の要の都市であるだけでなく、共通通貨ユーロの守護神欧州中央銀行があります。また、文豪ゲーテが生まれた街としても有名です。見所はレーマー広場が有名ですが、それ以外にも書ききれないほど沢山あるので省略します。あと、ニューヨークに行った時、NYSE(証券取引所)を見学してきたので、時間が有ればフランクフルトの証券取引所も見学したかったですね。 フランクフルトに着いたのが13時半頃で、16時には空港に向かうことに決めていたので、取敢えず時間も無いことだしレーマー広場で食事をすることにして、聖バルトロメオ大聖堂の近くのパーキングスペースに車を停めて、聖バルトロメオ大聖堂を見学した後、レーマー広場に向かうことに。 レーマー広場の中央には正義の女神ユスティシアの噴水があり、西側に切妻屋根の建物が3件並んでいて中央にあるのがレーマーと呼ばれる旧市庁舎です。向かいの東側には美しい木組みの家が並んでいます。 レーマー広場のまわりはみやげ物屋やオープンカフェが立ち並んでいて一番右の木組みの家の前のオープンカフェで休憩がてらランチをとることにしました。この旅を通していろいろなところで食事をしましたが、結局最後まで美味しいと思う食事にはありつくことが出来ませんでした。 レーマー広場から見た旧市庁舎(中央の建物) レーマー広場の東側に建ち並ぶ木組みの家 食事をした後、しばらくレーマー広場の周りを散策しながらお土産を買ったりしていたら、すでに15時を過ぎていたのでレンタカーを返す時間もあるので、少し予定より早いのですが、空港に向かうことにしたんですが、この後、空港の地下にあるレンタカーの返却場所への入り口を探すのに30分以上掛かってしまったので、ギリギリに行ってたら危ないところでした。 と言う訳で、何とか無事帰りの飛行機にも乗ることができ、日本に帰国することができました。 この旅行を振り返ると、やはりスケジュールが少しタイトすぎて、フュッセンのヴィース教会など何箇所か予定していたのに行けなかったところがあったり、一つ一つの街をもう少し時間をかけて散策してみたかったということもあり、後悔している部分もありますが、レンタカーの旅という事でかなり自由が利いたので、ドイツという国は十分堪能できたと思います。ただ、イタリアや南仏等と比べると食事を楽しめないのが、つまらなかったですね。次回はもう少し食が楽しめるところに行こうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.03 21:16:39
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