ストレンジ＊デイズ

ますます激しくなる雨の中、ようやくありつけた食事を済ませ、部屋に戻ると、、
電気が消えています。
そして先着の彼が確保していたベッドのカーテンも引かれてる。

時刻は19：00ごろ。
少し（ってかかなり）早いけど、早朝から活動してる人も中にはいるので、既に就寝しててもおかしくはない時間。

起こしてはマズイ！
電気を消したまま、そーっと着替えたり、入浴の準備をしたり……
ナイロン袋の中から衣類を取り出すのも、音を立てないよう、かなり気を使いながら。。

ふぅー、ようやく一段落しました。

と、その時です！

ドアが開き、そこに立っていたのは！
さっぱりとお風呂上りの彼でした。

「えー、さすがに、寝てないですよー」

うん、まあそうだな。
よく考えると。
なんせまだ１９時だし。

と……、
そんなこんなで夜もふけて、相部屋のメンバーが揃い、即席のしゃべり場が、いざ開演。

Ａさん
　静岡からのライダー。
　５０代中くらいのおやじさん。
　レインボーブリッジが出来たといえば、ひょいっ
　とバイクで見に行くフットワークの軽さを持ち合わせている模様。
　まあどちらかと言うと、なんか理由を見つけて走りたいダケな感じだけどね。
　若いころからいろんな所へ行ってるようで、初対面のみんなを上手に打ち解けさせてくれました。
　ただまあ、さっきした話を５分後に繰り返し始めたときは、ちょっとドキっとしましたね。
　出雲大社まで行って、年頃の娘（二人）のために、縁結びのお守りでも貰って帰ろうかな。
　なんて話してました。

Ｂさん
　こちらも静岡から。
　これぞ旅青年って感じの爽やか笑顔の３０代のたぶん中ごろかな。
　電車メインでの移動。
　一旦姫路まで新幹線で行き、天橋立までローカル線で北上。
　もうすぐ取る壊されると噂の餘部鉄橋を通って来たとのこと。
　正直、餘部鉄橋って知らなかったんだけど、なんか良さそうです。

Ｃさん　
　一番に着いてたのが彼。
　こちらは愛知からのライダーで、２０代中～後半くらいのはず。
　これぞバイクメンって感じで、走ることに苦はないみたい。
　明日は山口まで（約５００ｋｍ）行くらしい。
　夏は毎年北海道だって。
　ほんと典型的なツーリングバイカーです。
　ただ、何故に携帯を２台持ってたのかは不明ですが、、

こうして、旅の夜は静かに更けて行きました。



5/2　7：00　そしてまた、新たな朝が来た。　１８０ｋｍ