末期ガン（余命３ヶ月）われ、ガンと闘わず。ボウフラ人生さようなら

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• 一周忌

  昨日（3日）は　兄の一周忌。兄のお世話になった方々や　親戚の人達が集まり、兄の事を偲びました。兄もどこかで皆の話を楽しんで聞いているのではないかしら？・・・曇のち雨と予想された天気も　晴れとなり　・・・　これも兄の力？かしらと思う程です。生前、旅行に出かけた時　降っていた雨が　現地に着くと止んだ事が幾度となくありました。また、葬儀の時も　台風が来ていて心配していたのですが、当日台風が早く過ぎ去り良い天気に恵まれました。　このように天気までも見方につけていた兄でした。兄が亡くなるまで気にかけていた本が今日出版されます。兄から　一周忌までに本の出版をして欲しいと言われていたので、その約束が守れて良かった～と　ホッとしています。インターネット上のアマゾンや文芸社のホームページより購入する事ができますまた本屋さんでも購入できます。がんで悩んでいる方、是非読んで　元気ながん人生を送って下さい。一度しかない人生　つらく悩んで暗く生きるのも、楽しく元気に皆で笑って生きるのも、あなたの気持ちしだいですから　・・・　　あなたはどちらを選びますか？　　

  Oct 4, 2010

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• 本の内容

  本の内容を紹介しますね。　第一部　元気ながん人生　　＊　元気ながん人生を送るヒント　　＊　命の捉え方　　＊　心のあり方　　＊　体内環境　　＊　普段の生活　　＊　痛みについて　　＊　不安や恐怖について　　＊　参加する医療　　＊　寄り添う医療　　＊　お役立ち情報　　＊　ご家族、ご友人、まわりの方々へ第二部　　残日初碌　（日記から抜粋したものです）　次の文章は本の帯に書いてある言葉です。　がんと闘わない！　　闘う気持ちのままでは逆効果、　　　負の循環を断ち切って、心と体を変える「ありがとう」を！　　人間本来の生きる力に任せながら　　すべての人、物、事に感謝する心を忘れずに！興味ある方は　是非　本を読んで下さいね。本書を読んで　ひとりでも多くのがん患者の方が　元気ながん人生を歩んで下されば、幸せに思います。

  Sep 22, 2010

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• 本　完成！

  こんにちは　もうすぐ兄の一周忌です。　月日が経つのは早いものですね。　兄が　最後の最後まで望んでいた本が　完成しました　　タイトル　　　「　末期がんを元気に生きる　」　サブタイトル　「　命の分かれ道に立つあなたへ　」　発行日は　１０月４日　です。　株式会社文芸社からの出版です。　本屋さんや　インターネットのアマゾンから　購入出来ます。　　　税抜価格　・・・　1,300円　（税込価格　・・・　1,365円）　この本は　がん患者だけでなく　あらゆる人に　力を与えてくれる本だと思います。　是非、読んで下さいね。　読んでいると、　兄が近くにいるような気がします。　そして、心が元気になるのです。　　一日一日に感謝して　一日一日を大切に　明るく生きなければ・・・・と。　　　

  Sep 14, 2010

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• 詩

  本を出版することにあたり、兄が　このような詩を書いていた事を知りました。兄が亡くなる１か月前に書いた詩です。　　　　「夜、寝床につくと、自然と涙が溢れてくる。幸せの涙である。」　　　　　現在、末期がん発見から２年と２か月。　　　　「明日の朝、目覚めなくともおかしくはない。」　　　　　これが今、私に告げられた病状です。　　　　しかし、心は不思議と穏やかであり、　　　　からだじゅうでお感じることができるのです。　　　　　「幸せな日々に、ありがとう」と。　　　　　同じ病を持ったあなたへ。　　　　どうか、恐怖心に心を奪われないでほしい。　　　　そして、あなたと共存するがんを憎まないでほしいのです。　　　　末期がん、完治の望みはなく、手術さえ不可能だった私は、　　　　死期を目前とした今日も、自分の足で出かけ、友と語り、　　　　　慣れ親しんだ我が家で、おいしい食卓を囲んでいます。　　　　普通の生活が出来る幸せを、日々、かみしめているのです。　　　　２００９年９月１日　　初秋　　　　　　　鈴虫の優しい音色を聞きながら。　　みなさんはどう感じましたか？　　とても　がん患者であり、死期が迫っている人が書いたとは思えないですね。　　出版する本のはじめに　この「詩」が書いてあります。　　最後の最後まで　自分と同じがん患者の人に力を与えたいと思った兄の姿があります。

  Aug 7, 2010

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• タイトル決定

  こんにちは猛暑が続いていますが、暑さなどに負けず、栄養・睡眠を充分とってこの夏を乗り切りましょうね。兄の本のタイトルが決定しました。　タイトル　　　「　末期がんを元気に生きる　」　サブタイトル　「　命の分かれ道に立つあなたへ」　１０月４日出版予定を目指し、本の内容の校正も終わり　今、表紙をどのようにするのか決めています。　　後少しで本の完成です　　本出版に関して、兄と色々相談し、本の内容などを考え、兄が亡くなった後に　兄の意思を文章として書き綴ってくれたＫさんに心から感謝しています。　Ｋさんがいなかったら、このように本の出版にまでたどり着けなかったと思っています。　また今回　文芸社さんにお世話になり、素晴らしい本となり出版できることに　天国の兄も喜んでいることでしょう。　私も本当に嬉しく思います。

  Aug 6, 2010

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• 本の出版について

  こんにちは兄が亡くなってから、もう９ヶ月経ちました。月日が経つのは早いものですね。兄の本について、どうなっているのかしら？と思っている方がいるかと思いますので、現状をお知らせしますね。出版予定は　兄の一周忌にあたる１０月４日です。本のタイトルは　残念ながら　まだ決定していません。現在、原稿が出来上がり　校正をしているところです。原稿を読んでいると　兄のことが　鮮明に　私の中に甦ってきます。「今、一緒に原稿を見ているよ」と　言っているような感じがします。とても良い本になっているように思います。自費出版ですが　株式会社文芸社から出版され　本屋さんや　インターネット上のアマゾンでも購入できるようです。本のタイトルが決まりましたら　お知らせしますので　もう少しお待ち下さいね。

  Jul 12, 2010

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• 皆様へのお礼

  遅くなりましたが　兄の葬儀の時の写真です。８月１８日のブログにも書きましたが、生前　兄の希望する葬式のイメージを　次のように　家族に話していました。６５本の花で飾るスタイル　（６５本のバラの花）６２本は　・・・　誕生から６２歳までの人生　３本は　・・・　ガン発見（６３歳）から現在までの人生　　　　　　　　　　今　ガンと共に生き、充実した毎日を　輝いて生きる感謝の２年と２ヵ月　　　　　　　　　（足かけ３年）６２本の色　・・・　白か黄色等の同色で統一する。最後の３本　・・・　真っ赤な色（太陽の色、特に朝陽の色）写真のまわりを　花で囲んで欲しい。　　とのことでした。祭壇いっぱいに大地をイメージする緑の葉、その中央に兄の遺影、　それを囲んで　６３本の白いバラ　と　３本の赤いバラ。（バラの花は　通常葬儀の時には　使われないそうですが　本人の希望でバラにしました。)兄の希望通りのイメージになったように思います。遺影の写真は　８月２日 （ 亡くなる２ヵ月前 ） の兄の姿です。家の庭に咲いた蓮の花 （ 年１回の満開日 ） を見つめている　とても穏やかな表情の兄です。とても末期がん患者には見えないですね。もうすぐ命が終わるかもしれないとの思いがあり、そんな中でも　精一杯　生き生きと輝いている兄の姿。とても素晴らしい兄でした。このブログを読んで下さっている皆様にも　葬儀の時の　会葬礼状をもってお礼とさせて頂きます。「 支えて頂いた皆様へ　謹んでお礼申し上げます 」大学卒業後、修行を積んだ後　実家を継いだ父は、仕事と余暇の読書をこよなく愛し、自分の足で大地を踏みしめ　歩んでまいりました。周りの皆様にお礼も言えないまま亡くなった両親を見送った経験からか「 『 今日も人生最高の日だった 』 と言えるような毎日を送りたい・・・ 」病を患ってからは特に、その思いを強くしていたようです。少し駆け足で、一度きりの人生を駆け抜けていってしまった父を偲ぶと「 病気さえなければ・・・ 」 「 もっとそばにいてほしかった 」 との思いが胸から消えませんが、安らかな表情の寝顔に悲しみも幾分か癒される心地です。父は　平成２１年１０月４日、６５歳も生涯をとじました。『　顧みて、わが人生に　いささかの悔いもなし。　　天に、地に、人に、感謝あるのみ。ただ　ありがたし　』闘病生活中に父が残した言葉です。この言葉を皆様に捧げ、父が賜りましたご厚情に感謝申し上げたいと思います。・・・・　略　

  Nov 13, 2009

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• 兄の最後の言葉

  お久しぶりです。兄が亡くなってから約１ヶ月が過ぎました。月日が経つものは　早いですね。今、Ｋさんの手によって、本出版の準備が進められ、原稿が出来上がってきています。その原稿を読んでいると、兄の声が　今にも聞こえてきそうです。私も　今まで知らなかったのですが、その原稿の中に、兄の最後の言葉であるかも？しれない話がありました。（付添いしていた長男からの伝言）　　天へと旅立つほんの１１時間前のことです。「死期　間もない患者との話す時の　注意点」1.　まわりから見ると、意識が朦朧とし、まぶたさえ開かない病人でも、本人の意識は　　案外しっかりしている時がある。まわりで話している内容も聞き取れる場合があるので、　　　　気遣いをすること。　　なお、普通の人の声の大きさは、病人には非常に大きな声に聞こえるので気をつける　　こと。（聴力が低下している患者さんではない場合）2.　意思を伝えにくくなっている病人側が原因であるが・・・　　サポートする側は、病人が　意思を伝えきる前に返事をしてしまうことがないよう、　　できる限り耳を傾け、可能な限り読み取ってあげること。　最後の最後まで　自分が病人になって分かる事、病人の気持ちを　まわりの人に伝えたいという思いの強さを感じました。兄も　介護している私達の話を　よく聞いていたのでしょうか？まわりで介護する人は　とても注意しなくてはいけないことですね。　また一つ勉強になりました。本出版の事ですが、兄のがんが告知された３年目にあたる来年の６月３０日に　自費出版する予定でいます。

  Nov 7, 2009

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• 兄とのお別れ

  皆様の温かいお言葉（コメント）ありがとうございます。天からも見守られながら　昨日（９日）の通夜　　今日（１０日）の告別式を行う事が出来ました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　８月１８日の日記に書いてある　兄の　【　希望する　葬式のイメージ　】　通りに行えたかどうか分りませんが　　家族の手によって　素晴らしいお別れが出来ました。どんな時にも　笑いのある生活を実践してきた兄でしたので、　その兄の想いを胸に最後のお別れの時　皆さんと共に　「　げ～んき　げ～んき　みんな　あっはっは～　」を行いました。兄への　感謝の気持ちを込めて　心いっぱいの　ありがとう　との気持ちでのお葬式でした。大勢の皆様に来て頂き　兄も喜んでいる事でしょう。もう兄と話す事は出来ませんが、　家族に　私の中に　兄との触れあった人にも　兄の想いは残り　生き続けていく事と思います。兄が最後まで気にしていた本の出版は　今　Ｋさんの手によって　徐々に進められています。どのような本に仕上がるか分かりませんが、私はとても楽しみにしています。皆様　本当に　ありがとうございました。

  Oct 10, 2009

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• 兄　旅立つ

  今朝　午前５時３０分に　家族に見守れながら　あの世へと　旅立ちました。胃がん　そして　転移肝臓がんと告知されてから　２年３ヶ月と４日目。約３kgもある大きな肝臓がんでしたが、腹水も溜まらず　苦痛もなく　穏やかに　静かな最後でした。兄の事を心配している方、また　このブログを読んで下さっている方に　感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

  Oct 4, 2009

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• 容態さらに悪化

  今日の午後、兄が入院している病院へ行って来ました。兄は　時々、痛いと言っていますが、先生は　ガンの痛みではないと言っています。ガンの痛みは　こんなものではないとの事です。　勿論、モルヒネを使っても、倍々とモルヒネの量が増加するようです。しかし、兄の場合は　モルヒネの量はさほど増えていません。　痛みは　床ずれや他の症状だと思います。　ガンによる痛みが無い事は　本当に　良かったと思っています。少し話しかけると　返事をしますが、徐々に　体が衰弱し　命の灯も　後わずかなように感じます。　痛みなく　安らかに　眠るように　この世の終わりを　迎えてほしいと願っています。

  Oct 3, 2009

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• 兄の容態

  兄の容態なのですが、ガンの痛みは　あまり無いようです。（ モルヒネ？を使用しているので・・・ ）しかし、同じ状態で寝ている為　床ずれして　痛いと言っているようです。兄は　相変わらず　家族以外の人（看護師さん等）が来ると　弱々しい声ですが　少し話をするそうです。　まだ　意識もあり、考える力もあるようです。昼間は　姪（兄の実娘）や　ヘルパーさんに　付添ってもらい、　夜は　義姉が付添っています。　兄は　みんなの愛に支えられて　幸せだと思います。

  Oct 2, 2009

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• 兄の容態・・・悪化

  今日で　ガン告知より2年3ヵ月になりました。ブログにどのように書こうか迷っていますが、兄の容態を心配している方がいると思いますので、今日の兄の容態を書きます。兄の容態は　あまり良くありません。　日曜日までは　ほんの少しですが　食事も出来たのですが、月曜日以降は　殆ど　食べてないのです。　日に日に悪くなっています。そして、入院してから　1日に3本の点滴（栄養剤等）をしていますが　もう体が点滴を受け付けず、体が浮腫んできています。　しかし　まだ意識はあり、少し話す事は出来きますが・・・いつ　亡くなっても　おかしくない状態だそうです。ガンと告知されてから　いつ亡くなってもおかしくないと言われ続け　2年3ヵ月が過ぎました。兄は　一日一日を大切に　感謝の気持ちを持って　精一杯　生きてきました。残された日は少ないかもしれませんが　今も　兄は　看護をしてくれる義姉に　子供たちに感謝していると思います。　

  Sep 30, 2009

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• 一日一日　体力が落ちていく

  昨日も　兄の所へ　行ってきました。一日一日と　体力が落ちていると　兄は　言っています。ベッドの上で　寝ている時間が多くなっているようです。また、起きていても　目をつぶっています。（　目を開けることさえも　疲れるのかも？　）しかし、看護師さんが来ると　目を開け　必ず　一言　話をします。例えば　兄　と　点滴の針を交換に来た看護師さんとの　会話。　　　兄　　　「　今日は　最高に　上手だったね。」　　看護師　「　この前も　最高と　言っていましたよ。」（笑）　　　兄　　　「　いつも　最高さ。　ありがとう。」このような会話です。　皆さんは　どう思いですか？自分の為にしてくれる看護師さんに　今　兄が　出来る　感謝の言葉なのです。家族には　少しわがままの事を言いますが、他人には　このような状態でも気配り？をしています。また、このように寝たきりの生活なのですが、毎日　髭を剃ってもらっています。私は　少し　驚いて　「　毎日　剃ってもらっているの？」　と言ったら、兄は　「　身だしなみは　大切だからね。」　と・・・食事は　お腹が空いたと言っていましたが　昨日は　ほんの少ししか食べませんでした。兄は　今日まで　生きていられるとは　思ってもいなかったと　言っています。今　生かされている命を　最後まで　精一杯　生きています。　

  Sep 28, 2009

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• 食事がおいしい

  ２６日の午前中　兄の所へ行って来ました。昨日は　朝、昼、夕と食事を取ったとの事でした。３食とも　おかゆ、青菜の煮びたし、キャベツ煮、卵焼き、ヨーグルト、リンゴなど　ほんの一口か二口位づつですが　おいしく食べたそうです。そして　今朝も　おいしく食事としたそうです。兄から　注意してほしいことを　言われました。　　　・私たちが　普通　話す速度は　病人にとっては　とっても早く新幹線並みだそうです。　　　ですから　病人には　一言一言　ゆっくりと　話をしてほしい。　　・天井につけてある電気は　寝ている人には　直接目に入り　眩しいので　調節する。　　・窓の明かりも　眩しくないように　注意する。色々ありますね。　たぶん　もっとあると思いますが・・・。夜、兄の筆跡で　次のような日記のファックスが届きました。　　　　病院で　妻が作った　おにぎり （ おかか入り ）　　　　　　うまいなあ～　　　一口パクリとする　　　　　い き　　　　　　　生気た気持ち。　　　　　食事は　楽しみなり。　　元気!!　このように　ほんの少しですが　元気になっているように思います。

  Sep 26, 2009

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• 黄疸の数値下がる

  昨晩、義姉から　兄の容態について　電話が入りました。先週１６日、少し黄疸症状が出てきましたが、昨日の血液検査では　黄疸の数値が下がり少し良くなっていうとの事です。（ ２２日に会った時、私には　黄疸症状は分かりませんでしたが・・・。 )そして　さらに驚いているのですが、兄は 「 お腹が空いた 」　と言い、　夕食に　　おかゆ（梅、かつお）　・・・　６口、　　生卵　・・・　１個、　ヤクルト　・・・１本　　里芋の煮物　・・・　２口、　梅干　・・・　１個半、　りんご　・・・２口　　このような物を食べたそうです。　（ 勿論、１口４０回噛む事は実践しています。)兄が　「 お腹が空いた 」 と言うのは　ここ数ヶ月間　無かったように思います。本当に　久しぶりの事なのです。　（ 薬のおかげかしら？・・・　）そして　明日は　３食、食べたいから　病院食を出してもらうように　頼んだとの事です。義姉も私も　兄の　凄い生命力に　驚いています。　入院する前は　歩く事が出来たのですが、入院してから　約１週間　殆んど寝た生活をしている為　筋力がなくなっているように思います。少しでも体力が回復して　自宅に戻る事が出来ればよいのですが・・・。

  Sep 25, 2009

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• 少し食欲が出てきた

  昨日の兄の様子を　義姉から聞きました。ここ２～３日間　固形物を食べていなかったのですが、（ 一日３本の点滴をやっています。）昨日は　温かいご飯と梅干を食べたいと言ったので、家から持ってきた温かいおにぎりを４口食べたそうです。　食べた後　「　おいしいなあ」と言ったそうです。（ 先日も　水などを飲んだ後にも　本当に心の底から 「 おいしいな 」 と言っていました。　）また、甘い物が食べたいと言っているそうです。　食欲が出てきたのかしら？・・・話好きな兄なので、看護師さんなどが来たら、元気？な声で話しているようです。どこから　そのような力がくるのか　義姉も不思議だと言ってます。話すことで活力を得てるのかしら？・・・　と思うくらいです。兄は　看護師さんの名前を覚え、義姉に （ 私にも ）一人一人の看護師さんは良い所を見つけ説明します。　このような状態になっても、相手の良い所を見つけられることは凄いなと思います。 普通は　自分の事が精一杯で　人の悪い所は目につきやすいのですが、良い所は　当たり前の事と思い、なかなか見えない人が　多いのではないでしょうか？兄は　いつ死んでもおかしくない状態なのですが・・・。今　生かされている命なのです。　最後の最後まで　自分のできる精一杯の事をしています。

  Sep 24, 2009

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• 入院時の工夫？

  今日の午後　兄の所へ行って来ました。　思ったより　顔色もよく　元気？でした。　看護師さんが体温を計りにした時など　１５分～２０分位　色々な話をし　部屋を出て行く時必ず 「 ありがとう 」 と 握手をします。　私が帰る時にも　勿論　ありがとうの握手です。家族にも　「 いつもすまない。　ありがとう 」 を言っているようです。このような状態になっても　いつも感謝することを忘れない兄は　本当に凄いと思いました。　【　入院時の　快適に過ごす　部屋の工夫　】　　　　・　必要な物は　必ず　常に　同じ場所に置くこと。　（使った後に元の戻す）　　　　　　　　　　　　　　　　　　例えば　兄の場合・・・ベッドのサイドテーブル(自分の手に届くように）には　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ティッシュ ・ ボイスレコーダー ・ 時計 ・ 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と　目をつぶっていても　取れるようしておく。　　　　　　　　他の物も　決まった場所に置いています。　　　　　　　　　　　人に頼む事があるので　同じ場所にあると　誰にでも頼む時に指示しやすい為。　　　　・　部屋の電気（天井のある）の　電気の紐を長くし　ベッドの手すりに縛り付け　　　　　　自分一人でも　点灯できるようにしました。　　　　・　口の中が　よく乾燥します。　水分を取るのは勿論のことですが、　　　　　　水などを飲みたくない時、　化粧品などで使用する小さなスプレーの中に　　　　　　水を入れ、口の内部に　水をスプレーして　口の中を湿らせます。　　　　　　（　今までは　水を含んだ脱脂綿などで　口の中を湿らせたようですが・・・）ベッドに寝ていても　このように　より快適？に過ごす為に　色々な事を考えています。まだまだ　いいアイディアが生まれるかもしれませんね。　　

  Sep 22, 2009

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• 入院して話すのも大変な時の　意思疎通の方法

  今日　兄に会いに行ってきましたが、　眠っていましたので、声をかけず　顔を見てました。義姉からの話では　・・・食事は　少しは食べています。　しかし　少し痛みも出てきているそうです。しかし　このような状態でも　兄は　昼間　ウツラウツラ寝ていて　看護師さんが来ると目をパッと開け、話を始め、看護師さんが　部屋を出る時　必ず　「　ありがとう　」　とお礼を言っているそうです。また、兄が　義姉を通して　次の事を言ってきました。　　【　入院して話すのも大変な時、　最後まで　お互いに　話が通じる方法！】　　　　・　ベッドの柵を　爪でカタカタした時は　呼んでいる時。　　　・　このカタカタも出来なくなった時は　アイコンタクト　・・・　まぶたを見て　　　　　瞬き２回はＯＫ （ わかったよ ） 　　　・　話しかけても　まぶたが動かなかったら　意識が薄れてきた事・・・静かにしておいて　　　　　下さい。　　　　この事は　ブログの　カテゴリ　「　がん関係の本の選び方　」 の　推薦したい１３冊の本の　　中に書いてあります。兄は　今でも頭の中で　色々な事を　考えています。　もっと　心身共にゆっくりと寝てほしいと　家族も　私も思っています。

  Sep 20, 2009

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• 兄の様子

  兄が　入院したという連絡が入りました。入院して　点滴などをしたら　パンを少し、ヤクルト１本など　少し食べられるようになったそうです。　（　ここ数日間　ほとんで食べれなかったのですが・・）　義姉に 「 ２種類くらいのパンを買って来て 」 と頼み、食べる元気？も出てきたそうです。来週連休になり　容態が悪化した場合の事を考えての入院です。今　兄をゆっくり休ませたい　・　寝れる状況にしたいと思い　家族以外は面会謝絶にしているそうです。　今日、兄の声を聞いていませんが、　姪からの電話では　昨日と　声の様子も全然違い元気？になったと聞き　私も　少し安心しました。病院で　本の事も忘れ　頭も体も　ゆっくり休めてほしいと願っています。　

  Sep 18, 2009

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• 最後？の打ち合わせ・・・

  昨日　本の打ち合わせの為　Ｋさんが来ると言っていましたので、私も　一度　Ｋさんに会いたいと思い　実家へ　行ってきました。　最後になるかも知れない打ち合わせ・・・　兄は　本の内容に対し　細かいところの注意点などＫさんと話していました。（　まだ　本としての形は出来上がっていませんが　大体の構成、流れなどは　兄との話で決まっていました。）　今、兄の頭の中は　本の事ばかりですが　これで　少しは安心したのではないかと思います。私は　始めてＫさんとお会いしたのですが、　とても優しく、心が綺麗な、とても素晴らしい女性でした。　そして　兄の想いも理解していて、　この方なら　ガン患者、家族の為に役立つ本を書いて頂けると思いました。　とても忙しいＫさんですが　兄の話の　ひとつひとつに　一所懸命に　対応して下さり、とても感謝しています。　このような方と巡りあい　自分の希望どおりに　物事が進んでいく兄は　本当に幸せだと思います。

  Sep 18, 2009

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• 少し黄疸が出始める

  今日の夜　７時２０分に　義姉から　電話がありました。少し黄疸が始まり　地元の総合病院に来ているとの事でした。本当は入院した方がよいのですが・・・　　明日の午後　本出版準備の打ち合わせでＫさんが自宅に来るので予定なので　今日は家に帰りたいという兄の希望があり、今日は家に帰ってきています。兄と電話で話をしました。兄は　か細い声で　私に　　　「　全て悪くなっている。もう２～３日のうちに死ぬかもしれない。　　　いや　明日死ぬかもしれない。　長くても１週間。　いろいろありがとう　」　と。　私も　兄に　　　「　私こそ　お兄さんから　いろいろ学び、元気をもらったよ。　おにいさんの　　　　気持ちはよく伝わったから・・・Ｋさんに頼んで　きっと良い本を仕上げる　　　　　　　から・・」　と。冷静に　死を見つめている兄です。　死を目の前にしても　その声は　穏やかでした。しかし、最後の最後まで　がん患者と家族に元気を与える本を目指して　最高の本にしたいとの想いがあります。　その想いも　Ｋさんに伝わっていることでしょう。　私は　今日のブログを公開しようかどうか迷いました。しかし、兄の事を心配して下さっている方がいると思いましたので　公開しました。明日も　兄と話が出来る事を祈って・・・　

  Sep 16, 2009

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• ガンの圧迫で　寝られない

  2009年9月15日の日記　　ガン告知より2年2ヶ月と15日　　昨夜　推定３kgのガン （ 赤ん坊大 ） の圧迫で　寝返りも打てず　寝られないので　　　病院へ行って来た。　１番強い鎮痛剤をもらってきた。　　しかし、これが効かない場合は　数日のうちに　麻薬　（　モルヒネなど　）　の使用を　　開始することになる。　　今日は　全然食欲なし。　　水分補給だけだ。　　たぶん　２～３日　ゆっくり寝れば　回復すると思う。　　今日も　一日　生かされていることに　感謝！　電話での兄の声は　元気がなく、やっと伝えてきています。　しかし、まだ　考えることが出来、話もできます。　寝る事が出来　回復すれば良いのですが・・・一日一日を　精一杯生きている兄です。

  Sep 15, 2009

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• 疲れて　何もしないで　寝ていたい。

  朝８時過ぎに　兄から　「　今日も生きていた。今日も良い天気だね。心配していると思ったから電話をしたよ。　」　という電話があり、　兄の顔を見たくなり　午後　実家へ　行ってきました。兄は　「　疲れているから　寝るよ　」　と　言っていましたが、　何回も（約５分おきに）私を呼び　今　思いついた事を　やってほしいと　頼んできました。　結局　寝ると言っていた２時間の昼寝は　兄は　寝る事ができませんでした。兄の頭の中は　常に　フル回転。　残された限られた時間に　思いついた事を　言っておきたいという　兄の強い想いがあります。　これは　全て　本出版の準備の為です。　　兄の　朝食は　トマト　1/6個、　ナシ　1/8個、　栗きんとん　１ケ、　　　　　　　　　　　　野菜ジュース　コップ半分、　牛乳　コップ１杯。　うまかった。　　また　栄養剤の　「　ラコール　」　４００cc　を　飲んでいます。　　だから　食べられなくても　少しは　体に栄養が入っています。　　そして　ステロイドも　朝夕　服用しています。　　夕方に　地元の総合病院へ　丸山ワクチンをやりに行きました。　　出かける前　兄は　髭を自分で綺麗に剃って　キチンと身支度をしています。　　　まだまだ　自分の事は自分でしている兄です。　　　（　しかし　病院までの運転は　義姉に　お願いしています。）　　とにかく　２～３日は　何もしないで　ぐっすり　寝ていたいと　言っている兄です。　　（　寝られると　いいのですが・・・）兄の体のガンを触ってきました。　肝臓ガンは硬く　胃や腸を　押しのけているのです。まるで　大きな石が　お腹の中に入っているようです。　本当に　スゴいですよ。今日もまた　今を　精一杯生きている兄の様子を　伝える事が出来ました。　感謝！

  Sep 14, 2009

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• 最後？の伝言

  兄は　１２日の土曜日には　少しゆっくりと寝られたそうです。　そして　今日　兄が　最後の力を振り絞って　私に　伝言を　依頼してきました。原文のまま　載せます。　文章が　少し乱れて　重複したり　前後が入れかわったりしているかもしれませんが　兄の今の想いの文章なので　ご了承下さい。2009年9月13日の日記　　ガン告知より2年2ヶ月と13日　　朝の食事の量　４、５種類食べたが　健康な人の１口分がやっとだった。　　　　　　でも　とても　おいしかった。　　　昼に　トマト、ナシ等　健康な人の２口分、　　野菜ジュース　コップ２杯、　　　　　　ヤクルト１本　　　とても　おいしかった。　　今日　出版社に　来てもらう。　　　　本質的な部分に　擦れ違いが発見され、　来てもらい打ち合わせした。　　　　　　　　全て　解決した　　今　何の不安も　恐怖も無い。　　心は平静だ。　でも　寿命は　神のみぞ知る。　　ここまでの　疲れを取るため　しばらくは　何もしないで寝る。　　ちなみに　昨夜の　睡眠時間は　１時間半です。　　そして　日々　生かされてきたことに　心から　感謝の念を　捧げます。　　特に　家族に、　天に、地に、全ての人に　感謝をしつつ、　今日も　奇跡の一日が終った。　　　　最後に　これを読んで頂いた皆様に　心から　お礼を言います。　ありがとう。嬉しかった。　　　「　われ、　ガンと闘わず　」　　最後までやれた。　満足しています。　　明日　命があるか分りませんので　今日　ブログを読んでくださっている皆様に　お礼を言っておきたい・・・　との　兄の思いが　伝わってきます。まだ　今迄通り　電話で話ができます。　しかし、ガンによる痛みはありませんが　強い疲れが　兄の体を襲っています。　少しでも疲れをとって　一日でも長く生きていてほしいと願っています。　　また、明日という日が来て　また　このようにブログを公開できれば　幸せに思います。

  Sep 13, 2009

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• ガンさらに　悪化！

  兄は本の出版の事の為　昨日も　夜４時間位しか寝ていないと言っていました。（　昼寝を２時間位しているそうですが・・・。）　兄の体は　大変　疲れています。そして　明日は　ゆっくり　体を休めたいと　言っています。今は　本出版準備を一番にしたいので　ブログは　私が　兄と話した事を書くことします。兄は　今日は　地元の総合病院へ行ってきました。そこで　院長先生から次のような事を言われたそうです。　　「　ガンは　先週より　さらに大きく増大している。　　　　こんな　大きな肝臓のがんを　今迄　見たことがない。」　と（　院長先生は　肝臓の病気等に対し　色々と勉強され　数多くの症例を見てきているそうです。）　肝臓がんは　おへその方まで大きくなり　約３kg位の重さだそうです。　まるで　赤ん坊が　お腹の中に入っているようだと　私は思いました。　また　先生は　　「　今迄　明朝、死ぬかもしれないと　言ってきたが、　今　このように話をしていても　　　　フッと　意識が無くなり　死ぬ事もありうる。」　と　・・・兄は　先生から　そのように言われても　動揺することなく　　　「　覚悟は出来ています。　毎日　今日が最後だと　思って生活をしています。　　　　ありがとうございました。」　と　　先生とも　今日が　最後かも知れないと思い　　　　　お礼を言ってきたそうです。　　　　　　（　今迄も　今日が最後だと思い　言っているそうですが・・・　）いつ尽きるかもしれない兄の命。　そんな中でも　家族や　私と話をし　最後まで　自分らしく　体は病気でも　気持ちは元気でそして　生かされている命に　感謝して　生きている兄です。　いつ　最後の日が来るのか　分りませんが・・・

  Sep 11, 2009

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• 兄の様子

  兄は　本出版の為に　脚本家であるＫさんとの打ち合わせで忙しくしています。　Ｋさんも仕事があるので　時間を見つけて　ＦＡＸとか　電話で　本の内容の確認をしているようです。兄は　がん患者と家族が寄り添える　最高の本にしようと　言葉の一つ一つに思いを込めて　文章を書いています。　私は　兄の心の中に　本を出版するという気持ちがなかったなら　もうすでに亡くなっていたのではないかと思っています。（　亡くなっていても　おかしくない状態の体なのです。）　しかし、現在　兄は　まだ自分の事は　自分で出来ます。　これは　まさに　生かされているとしか　いいようがありません。家族も　私も　この２年間という月日の中で　兄から　色々な事　・・・　死とは？　今を　生きるとは？　感謝の気持ちを持つには？　　物の見方・考え方？　などを　・・・考えさせられ　また　教えてもらいました。兄に　一日でも長く生きていて欲しいと思っていますが、　それより　兄の思いの全てを綴った最高の本を　完成させて欲しいと　願っています。

  Sep 10, 2009

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• また　ガク～ンと　体調　悪くなる

  2009年9月8日の日記　　ガン告知より2年2ヵ月と8日　　こんなに急にくるものなのか？　　ステロイド　（　リンデロン　）　を飲んで　ちょうど 1ヶ月目。　　飲む直前と同じ状態の　絶不調に戻った。　　　・　吐き気　・・・　出てきた　　　・　めまい　・・・　出てきた。　血圧も下がってきた。　　　・　食　事　・・・　普通の人の　10～20％がやっと。　いや　今日は10％位か。　　　　　　　　　　　　　食欲は無いが　食べると　うまい。　それ以上は腹一杯で入らない。　　　　　・　疲　れ　・・・　グッタリ　　一日中　寝ていた。　起きたのは　食事と　風呂の時だけ。　　風呂は　自分で　入れる。　体も洗える。　なんと　気持ちいいことか・・・。　　（　但し　５分おきに　妻に　様子を見に来てもらっている。）　　今日も　生きている。　奇跡の一日が終った。　感謝兄の疲れは　ここ数日間　本出版の為　夜12時前後まで　（　睡眠時間をさいても　）　原稿を書いている事が　原因の一つだと　思います。　（　勿論　ガンが悪化しているのが　一番の原因ですが・・・）　　一日中　原稿を書いているので　右手が腱鞘炎（けんしょう炎）で痛くなり、肩凝りも　ひどくなっているようです。明日をも知れない命なので　今　出来る事は　今　やっておこうという　兄の姿があります。そして　まだまだ　やることが　いっぱいある　と言っている兄です。　それは　全て　苦しんでいるがん患者と　家族の為　心に寄り添う本を　完成させたいという一念からです。　本当に　死が　目前に来ている人なのかしら？　と思っている　私です。

  Sep 9, 2009

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• 友人の通夜

  2009年9月7日の日記　（その2）　ガン告知より2年2ヵ月と7日　　【　友人の　通夜　】　　　　　　　近所に住んでいる　小・中学校からの友人の　通夜があった。　　　　　　体の具合が悪いと聞いていたが　まさか　亡くなるとは・・・　　　　　　俺は　通夜に出ず　生花を供えた。（　新型インフルエンザ予防の為　）　　　　　元気な時に　会っておけばよかったと・・・。　　ご冥福を祈ります。　　　　　俺は　これからも　会いたい人に　会っておこうと思った。　　今日も　生きている。　奇跡の一日が終った。　感謝

  Sep 9, 2009

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• 血液検査の数値　異常に悪化

  2009年9月7日の日記　（その1）　　ガン告知より2年2ヵ月と7日　　1ヵ月ぶりに　日医大病院へ　　　　　自分の足で　電車に乗って　東京まで　行く事が出来た。　　　　　いつものように　妻も一緒である。　感謝　　【　血液検査の結果　】　　　　　　　　　・　全ての数値が　一週間で　ほぼ倍になっている。　異常に悪化している。　　　　　・　数値の上でも　近日中に　黄疸が　出てもおかしくない状態である。　　　　　　　（　黄疸の数値が　その入口に入ってきつつあることが　証明された。）

  Sep 9, 2009

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• 江上先生との話

  2009年9月6日の日記　　ガン告知より2年2ヵ月と6日　　今日　江上先生と　電話で　話した。　　俺の今の状態を言い　それに対して　適切なアドバイスを頂いた。　　いつも　心温かいアドバイスを頂き　本当に感謝のみしかない。　　アドバイスの内容は　後日　詳しく　掲載しようと思っている。　　　　今日も　生きている。　奇跡の一日が終った。　　感謝　　　　

  Sep 9, 2009

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• 遺言状作成

  2009年9月5日の日記　（その2）　　ガン告知より2年2ヵ月と5日　　【　遺言書作成　】　　　　　　　　　一日がかりで　色々な思いを込めて　作成した。　　　　　妻　・　子供　・　孫達　家族に　感謝の言葉を　書き綴った遺言書である。　　今日も　生きている。　奇跡の一日が終った。　　感謝　

  Sep 9, 2009

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• ありがたいコメント！

  2009年9月5日の日記　（その1）　ガン告知より2年2ヵ月と5日　　ジャパン・ウェルネス通信に　俺のがん体験記 （ 題名 ： ボウフラ人生さようなら ）が 　　掲載された。　　　記事の最後に　ジャパン・ウェルネス通信の大井編集長 （ 現在、東京都がん推進協議会　　委員でもある ） の　コメントが　書かれてあった。 （ 原文のまま ）　　　　【　野口英世は　麻痺狂病原体を発見したとき、１万枚の顕微鏡標本を作ったそうです。　　　　　　そして、病原体が見つかったのは、9,995枚目の標本でした。　　　　　　このことを例に挙げて、世界中で最も多くの読者をもつ自己啓発書作家と呼ばれた　　　　　　ベストセラー作家　オグ・マンディーノ氏が　「　屈しない人間は決して負けることが　　　　　　ないのです　」　という言葉を残しています。 　まさに吉田さんという思いです。　】　　　　　このようなコメント ( 評価 ） を頂けるとは　穴があったら入りたいほどである。　　とても　もったいなく　涙がでるほど　ありがたかった　　

  Sep 9, 2009

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• 死に至る　三つの道

  2009年9月4日の日記　　ガン告知より2年2ヵ月と4日　　　地元の　総合病院へ　　【　院長の話　】　　　　　　※　起こりうる可能性があるもの　　　　　　　・　明朝　目覚めなくても　おかしくない。 （　1ヵ月前より　）　　　　　　　・　いつ　黄疸がでても　おかしくない。 （　1ヵ月前より　）　　　　　　　・　体力低下の末期的症状で　黄疸が出なくても　死期が近いと思う。（今回 ）　　　　　　　　　（　ステロイド効果がなくなってきている。）　　　　　　※　麻薬（モルヒネ等）について　　　　　　　　　　麻薬は　痛みだけでなく　パンパンに張っている肝臓の苦しくみも　　　　　　　　　　取ってくれる。　すなわち　麻薬により　あらゆる苦しみから　解放される。　　　　　　　　　　これらの症状を　多幸感 (たこうかん) 　と言うらしい。　　　　　　　　　　苦しんで生きていくより　麻薬で苦しみをなくした方が　充実した日々が　　　　　　　　　　送れる。　　　今の　終末期の医療は　すごい進歩だと思った。　　　俺にとって　先々起こりうる事を　教えてもらっているゆえ　　　　いつ　何が起ころうと　不安は　全くない。　　　　　　症状が出た時の適切な処置方法を　最初から　教えれてもらえる俺は　幸せ者だ。　　　今日も　生きている。　奇跡の一日が終った。　　感謝

  Sep 9, 2009

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• 兄からの伝言

  今日　兄の日記を公開する予定でしたが　兄から電話があり、今日も公開するのが難しいと　言っていました。　電話の声は　今迄と同じく　元気な声です。私は　兄の声を聞いて　一安心しています。ここ数日間　夜遅くまで起きて　本出版の準備をしているとの事です。きっと　良い本が出来上がるのではないかと　私も　楽しみにしています。兄の最後の望み（使命）である　本出版。　その本が仕上がるまで　兄は　元気でいられると・・・　私は　思っています。日記は　明日　公開できると思います。　お待ちください。　

  Sep 8, 2009

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• 兄の様子

  ブログを読んで下さっている皆様へご心配している方がいらっしゃるかと思いますが、　兄は　元気？でいます。日に日に　食欲、体力は　落ちているようですが・・・。兄の　今やる第一番目の事は　本出版です。その準備の為　毎日　夜遅くまで起きています。そして　この４日～今日までの３日間に　また　新たな発見をしたそうです。日記に書きたい事は　いっぱいあると言っていますが、　忙しく書く時間がないそうです。　また　明日は　大学病院へ行く予定なので　日記を投稿するのは　８日になるかと思います。しかし　明日の事は　分りません。　８日に　日記を投稿できる事を　願って・・・。

  Sep 6, 2009

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• 朝、今日一日のやる事を　計画する

  2009年9月3日の日記　　ガン告知より2年2ヶ月と3日　　今の　俺に　明日という日は　無い。　　今日一日が　人生最後の一日だ。　　明朝　目覚めることは　奇跡の　感謝すべき日だ。　　それゆえ　　【　朝　目覚めたら　すぐに　今日だけ　やるべき事を　メモする　】　　　　　一週間後までの計画や　明日やること等は　考えたところで　意味はない。　　　　　　　毎朝　今日一日の命なら　何をすべきか　日々　朝には　計画を　立て直す。　　　　　いつ倒れても　悔いのない人生を　終る為に・・・。　　　　　今日も　午後の１～２時間　昼寝をしたものの　　　　　　　体は　どんどん疲れ　食欲が　無くなってるのが　現状だ。　　　　　しかし、食事以外は　机に向かって　今日やるべき事をやっている。　　　今日は　夜１１時３０分まで　机に向かっていた。　　本を出す準備、　その他　色々で・・・。　　今日も　感謝の一日だった

  Sep 4, 2009

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• 体調　急速に　ガクンと低下

  2009年9月2日の日記　　ガン告知より2年2ヶ月と2日　【　最近３ヵ月の 主な経過　】　　　　・　６月中旬　・・・　最後の抗がん剤　終る （ ガンに対し　打つ手、万策尽きる ）　　　　　　　　　　　　　　　その後　急速に　ガン　大きくなっている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あくえきしつ　　　　・　７月１０日　・・　医者より 「 悪液質 」 （ ガン末期に現れる　特異な衰弱状態。　　　　　　　　　　　　　　　全身の機能低下 ）　と　告げられる。 　　　　　　　　　　　　　　　いわゆる　終末期に　突入。　　　　・　８月１０日　・・　医者より　「　明朝、死んでいても　おかしくない　」　　　　　　　　　　　　　　　「　覚悟しておくように　」　　　　　　　　　　　　　　　普通なら、ほとんどの人が　１ヶ月前から　入院している。　　　　　　　　　　　　　　　・・・との　話あり。　　　　そして　８月の 日常生活は　先日　「　８月３１日の日記　」　に書いた通り、　　　　日々　元気で　過ごすことが　出来た。　　【　現在の 体調　】　・・・　急速に　ガクンと落ちる。　　　　１．ステロイド （ リンデロン ） 　３錠 （ １錠 0.5mg ） 　服用中。　　　　　　　そのおかげで　見かけは　元気に見える。　　　　　　　でも　特に　ここ２～３日　　ガクンガクンと　体力が　落ちていくのを　　　　　　　感じる。　　　　２.　主な自覚症状　　　　　　・ 食　欲　・・・　少し落ち始めるが　食べるとうまい。　　　　　　　　　　　　　　　（　但し　健康な人の　1/3　～　１/4　 の量で　腹一杯　）　　　　　　・ 吐き気　・・・　全くなし。　　　　　　・ めまい　・・・　また少し出てきた。　　　　　　・ 顔　色　・・・　良し。　病人の顔色ではない。　　　　　　・ 体　重　・・・　1ヶ月前と変わらず。　　　　　　・ 疲　れ　・・・　夕方になると　足が　とっても　だるくなる。　　　　　　　　　　　　　　　 ２階への　階段の昇り降り　手すりにつかまり　やっと。　　　　　　・ 風呂に入ると　・・　腹の出っ張り、水で押されて　圧迫感強い。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昨日から　「 あれ？」　と思う位　水の圧迫あり。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　普通の人では　想像も　つかないだろう。　　　　　　・ 寝　る　・・・　どこを向いて寝ても　圧迫感強し。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 もっとも　３歳になる孫の頭大（１７cm）のガンと　　　　　　　　　　　　　　 　赤ん坊の頭大（８cm）のガンが　入っているのだから。　　　　　　・ 痛　み　・・・　不思議と全く無い。　これは　ありがたい。　　　　３.　今日も　奇跡の一日が　終る。　　　　　　　日中は　本出版の準備をしている。（ 但し、昼寝　１時間はしているが ）　　　　　　　普通の会社の事務員以上に　机に向かっている。　しかも夜も。　　　今日も生きていた。　今の俺に　明日は無い。　今日に　感謝だけである　　　　　　　　　

  Sep 2, 2009

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• 朝に　蝉（せみ）　　夜に　鈴虫

  2009年9月1日の日記　　ガン告知より2年2ヶ月と1日　　　昨日　関東地方を　今年初めての　台風が接近。　　今朝は　一転。　　素晴らしい晴天になる。　　　　　　大気が　空気が　浄化され、　　　　庭の　木々の緑が　とっても　綺麗だ　　　　　　　 せみしぐれ 　　　【　朝に　蝉時雨　】　　　　　アブラ蝉、　ツクツク法師、　ヒグラシ　・・・　大合唱だ。　　　　　みんな　みんな　今　生きてる命を　歌っている。　　　　　精一杯　生きている。　　　　　この合唱に囲まれて、　ゆっくりと　足踏み　80回、　スクワット20回、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして　深呼吸、　感謝の祈り　を　庭へ出て行う。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とっても　気持ちいい　　【　夜、鈴虫の 優しい音色　】　　　　　寝床につく。　今日一日　元気でいられたことに　心から感謝をし　　　　　鈴虫の 優しい音色を聞きながら　眠りに入る。　　ありがとう　９月１日。　　今日も　奇跡の一日が終る。　感謝　　　

  Sep 1, 2009

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• 夏　８月も今日で終る。　今日も元気！

  2009年8月31日の日記　　ガン告知より2年2ヶ月目　　　日の経つのが　こんなに　早いとは　・・・。　　今月 （ ８月 ） は　　　　・　ブログで　日々の　病状等を　伝えられ、　　　　・　本の出版準備が　ピークを迎えた。　　　　・　明日　知れない命ゆえ、　友と　別れの　そして　今まで　ありがとうと　　　　　　食事に出かけた。　　　　・　そして　・・・　「 生かされている 」 奇跡の日々の連続だった。　　その８月も　今日で　終る。　　終末期の命ながら　今日も　元気。　　　　ただ　ありがたし。　　　　天に　地に　人に　　　　特に　妻に　家族に　　感謝するのみである。　　ありがとう　８月の日々よ。　

  Sep 1, 2009

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• これで　やっと死ねる

  2009年8月30日の日記　（その2）　　ガン告知より2年1ヶ月と30日目　　【　本　出版　打ち合わせ　】　　　　　　Ｋさん来る。　　午後４時　～　夜１０時まで　打ち合わせる。　　　　　　　どうしても、気になる所。　即ち　俺の話したことが　ちゃんと使わっているか。　　　　　　そして　もれてるとこないか。　　　　　　気がかりなところ　９８％は　今日で　解消できた。　　　　　　今日まで　生きられて良かった。　ホッとした。　　　　　　　　　　　　　　心の中が　ずい分　楽になった。　　　　　　　ありがとう　Ｋさん。　　　　　　急がして　申し訳ない。　　本当に　申し訳ない。　　　　　　　でも　命尽きたら　伝えられない。　　　　　　最後の　一番大切な　詰めの部分。　ほぼ　完了。　　　　　もう　いつ死んでも　悔いは　無くなった。　　　　　「　はじめに　」・・・　の　言葉。　　　　　とっても　最高に　良かった。　俺の　ガン人生の想いの全てを　凝縮している。　　　　　すごいよ　Ｋさん。　　ありがとうね。　感謝。　　　　　　　

  Aug 31, 2009

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• 三つの　・・・　話　

  2009年8月30日の日記　（その１）　　ガン告知より2年1ヶ月と30日目　　１．　参議院選挙　・・・　自民大敗。　民主大勝。　政権交代。　　　　　　　　　　　　　　　　二大政党時代の到来。　どうなる日本？　　２．　ガン発見　2年2ヶ月経過　・・・延命　日本新記録（？）更新中。　　　　　　　　　　　　　　まだ元気。　ありがたし。　ただありがたし。　　　　　　　　　　　　　　（　とはいえ　明日　命が尽きるかもしれない。　　　　　　　　　　　　　　　　終末期の日々に　変わりはない。）　　３．　孫のお宮参り　・・・　本日　生後１ヶ月と16日目。　　　　　　　　　　　　　　　　　 地元の八幡神社に　お参りする。　　　　　　　　　　　　　　　　 　俺も　普通に歩き、妻と一緒に行った。　　　　　　　　　　　　　　　　　 嫁、そして彼女の父親も　参加して　皆で　祝った。　　　　　　　孫の誕生を　見られた上に　一緒に　お宮参りが出来た。　幸せだ　　　　　　孫よ　元気に　大きく育ってほしい。　願いを込めて　お参りした。　　　　　　その後　昼食を　皆で　食べた。　　　　　　なんと　俺も　蕎麦（そば）を一人前　と　えび天　１本　食べられた。　　　　　　とっても　うまかった　　　　　　

  Aug 31, 2009

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• 友の気持ち　・・・　生きる支え。　ありがとう

  2009年8月29日の日記　　ガン告知より2年1ヵ月と29日　　　【　友からの　参考資料　】　　　　　昨日　会食した中の一人、　あるお寺の住職のＫ君が　早速　今日　参考資料を　　　　　自宅に　持参してくれた。　　　　　　　　・　鎌田　實 （ 諏訪中央病院管理者 ） の講和集 （ ＣＤ ）　　　　　　　　　　　　いのちを見つめて　「　あるがままに生きる　」　　　　　　　・　白隠禅師の　「　延命十句観音経　」　の　文章　　　　彼の気持ちが　とっても有り難かった。　　　　と同時に　その内容を聞いて見て、　俺が　ガンになってから　ず～と　一貫して　　　　持ち続けた　俺の　今の　心のあり方と　全く同じであることに　気づいた。　　　　俺の生き方が　間違っていなかった事を　再確認した　ひと時でもあった。　　　　　　Ｋ君、　本当にありがとう　　　【　旧友へ　電話　】　　　　　　学生時代の　旧友２人に　電話した。　　　　　　　　Ｋ原　・・・　いつもながら　お前の話を聞いていると　心が安まるよ。　　　　　　　　　　　　　　　そして　生きる活力が出るよ。　　　　　　　　Ｉ 田　・・・　お前の心を打つ「詩」　（昨日　俺に郵送したとの事）　　　　　　　　　　　　　　 いつもながら　着くのが　楽しみだ。　勇気もらえるよ。　　　俺は　良い友をもって　本当に幸せ者だ。　　心より感謝　　　　

  Aug 31, 2009

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• 肝臓ＣＴ　血液検査　・・・　大幅悪化

  2009年8月28日の日記　（その2）　　ガン告知より2年1ヶ月と28日　　地元の　総合病院へ　　　　今日の　肝臓ＣＴ は　治療方針を決める為に　写したのではない。　　　　なぜなら、すでに　治療不能だからである。　　では　何故　写したのか？　・・・　本に載せる　資料として使えると　判断したからだ。　　【　ＣＴ結果　】　　　　　肝臓には　・・・　子供の頭大 （ 実寸　１５cm×１７cm ）　と　　　　　　　　　　　　　　　　野球のボール大以上 （ ８cm ）の、大きなガンが　写っていた。　　　　　　　　　　　　　　　　その２個のガンは　真っ黒に　写っている。　　　　　　　　　　　　　　　正常な肝臓の部分は　２０～３０％位しかないようだ。　　　　　　　そして　胃や　すい臓の まわりには　肥大したリンパ節が　ゴロゴロ　　　　　無数に　写っている。　　　本が出版され　この写真を見た人は　　　 　 「 エー、　これでも生きてられるの？　　　　 　 　それも　友人との　別れの食事会に　自分の足で　出かけて・・・　」　と　　　 　 　きっと　驚くだろう。　　　でも　現実に　日常生活は出来ている。　普通の人なら　２ヶ月前には　病院に　　　駆け込んでいる人が　多いというのに・・・。　　　まさに　人生最後まで　幸運が　続く。　　　　でも　間違わないで　欲しい。　　　この幸運は　俺だけが　ラッキーな　特殊な人間だったということではない。　　　　全員とは　言わないが　この幸運を　呼び寄せることは　簡単に　誰でも　　　　タダで　実行できる　可能性があるのだ。　　　人間の寿命は　天のみぞ知るだ。　　　たとえ　延命されようが　がっかりして　疲れ切って　早くから　入院するよりも　　　同じ長さの命なら　明るく　まわりも幸せに　本人も　幸せになれる方法を　　　見つけた方が　はるかに良いのでは　ないだろうか？　　　俺は　日々　それを実行してきただけである。　　　　　　また、例えば　予想より　早く死を迎えようが　その日々が　笑いのある家庭、友と語り、　　　食事できる日々を　一日でも多く作れたら　こんないいことはないだろうと思う。　　　できることなら　皆さんに　今の　私の腹の　出っ張りガンを　その手で　触ってほしい。　　　そして、私の笑顔を　ぜひ　見てほしい。　　　　そんな気持ちで　今　この日記を書いている。　　　　　　今日も　また　奇跡の一日に　感謝します。　　

  Aug 29, 2009

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• 人生のお礼　・・・　9人と食事会

  2009年8月28日の日記　　（その1）　ガン告知より2年1ヵ月と28日　　約30年近く続いている　木曜経済会 （ 会員11名 ）　　　　　　　　　・・・　地元の友人達と　本音で　話す会だ。 （ 2ヵ月に１回開催 ）　　【　人生のお礼と　別れの食事会　】　　　　　俺が　元気で　自ら出かけられる時に　お別れの挨拶をし、今までの　　　　　　お礼を述べたいと　希望したので　すし屋で　昼食を　共にした。　　　　　　（ 妻も同伴した。）　　　　　ガン発見　～　現在までの病状と　ガンに対する　心の持ち方などの　　　　　　話をさせてもらった。　　　　　　　　　　最近　ずい分顔色が良くなったので　良かったと思っていたのに・・・。　　　　　　　　　ガンだったとは　・・・。　　それも　余命３ヶ月だったとは・・・。　　　　　皆　驚いていた。　そして　素晴らしい　生き様ですね。　　　　　　これからの自分も　そんな前向き人生、　感謝の人生を　歩みたい。　　　　　　と　言ってくれた。　　　　　最後に　ボコッと　飛び出している腹のガンを見せ　触ってもらった。　　それでも明るく生きている 俺のことを、 彼等は　心に 留めくれただろう。　感謝

  Aug 29, 2009

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• 本　出版準備　・・・　急ピッチで　進む

  2009年8月27日の日記　　（その2）　　ガン告知より2年1ヵ月と27日　　【　出版の　打ち合わせ　】　　　　　夜　8：00　～　10：30　まで　脚本作家のＫさんと　打ち合わせ。　　　　　ガン患者と　家族にとって　その日より　すぐ役立つ情報と　生活の仕方等を　　　　　より分かりやすく表現したい。　そのため　綿密な打ち合わせが続く。　　　　　時間があれば　日中は　自分で原稿を書き、　夜　それを基に　打ち合わせる。　　　　　　　　　こんな忙しい日々は　かつて　無かったと思う。　　　　　あと　何日　生きていられるか　分からない。　　　　　　明日、ダメになる可能性も　大きい　毎日だ。　　　　　　　　　生きているのが　奇跡的なのだから・・・。　　　　　だから　毎日が　一分一秒たりとも　無駄に出来ない。　　　　　命尽きる　その日まで　書き続けたい。　　　　　今日も　感謝の　一日が終る。　ありがとう　今日という日よ。　　　

  Aug 29, 2009

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• ガンの痛みについての　誤解

  2009年8月27日の日記　（その1）　ガン告知より2年1ヶ月と27日　　【　痛みについて　】　　　　　　ガンの人の闘病記など　テレビで見てると　末期は　ほとんど激痛との戦いで　　　　　　苦しんで　死んで行く様子が　写されている。　　　　　　だから　ガンになると　死ぬ時期には　痛みが出るので恐い　・・・と　　　　　　ほとんどの人は　思っている。　　　　　　　せめて　痛みが　無ければ　・・・　と　誰もが　願っている。　　　　　　　では　現実は　どうなのか？　　【　痛みの　現実　】　　各種　統計より　　　　　　ガン患者　１０人のうち　４人は　・・・　最後まで　痛みは　全く出ない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　６人は　・・・　痛みが出る。　　　　　　しかし　　６人のうち　５.５人は　・・・　薬 （ 鎮痛剤やモルヒネなど ） で　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　痛みは取れる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ０.５人は　・・・　薬が効かず　痛みは残る。　　　　　　以上の統計を見て分るとおり　　　　　　１０人中　９.５人は　・・・　最後まで　痛みがなく　過ごせる。　　　　　　とすると　ほとんどの人は　苦痛のない　最後を　迎えられるのだ。　　でも　皆さんは　身内の人や　知り合いの人で　苦しみながら　死んでいった人を　　今まで　相当　見ているのも　事実だと思う。　　【　その理由は　】　　　　　　　今から　１０年位前までは　モルヒネ等を使わず、　患者に痛みを我慢させた　　　　　　病院が多かった。　それは　モルヒネを使うと　かえって　命を短くしてしまう　　　　　　という事だった。　だから、以前は　１０人中　６人は　激痛に苦しみ死んでいった。　　【　しかし　今は　】　　　　　　それは　全く逆だったということが　世界中の　医学界で分ってきた。　　　　　　むしろ　積極的に　モルヒネ等を使い　痛みをとってあげると　夜もぐっすり　　　　　　寝られ、食欲も出る。　その結果　モルヒネ等を使った方が　体が楽になり　　　　　　かつ　延命するということが　証明されたからである。　　　　　　だから　今や　ほとんどの人は　痛みを感じることなく　安心して　死を迎えられる。　　【　医者は　言っている　】　　　　　　少しでも　痛みが出て　寝られなかったり、食欲が落ちたりした時は、　　　　　　遠慮せず　すぐに　医者に伝えて欲しい。　決して　我慢せず　話して欲しい。　　　　　　　　あなたの痛みをすぐ取ってあげます。　安心して下さい　・・・　と。　

  Aug 28, 2009

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• とにかく　腹が張って　重苦しい

  2009年8月26日の日記　　ガン告知より2年1ヶ月と26日　　われながら　腹を見る。　・・・　ずい分出っ張っているな～。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 それは　ボコンと　異常な出っ張りだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ワイシャツの上からでも　良く分る。　　でも　・・・　朝　庭へ出て　いつもの　ゆっくり体操など　良いことは　やっている。　　明日、死ぬかもしれない命。　　その時が来るまで　さわやかに　生きたい。　　不思議と　恐怖感は　全くない。　　だって　・・・　普通のがん末期患者なら （ 俺と同じ状態なら ） 医者も言うように　　　　　　　　　　１～２ヶ月前には　入院しているはずなのに・・・　　　　　　　　　　ガンと向き合い、自分で　対策を選択している俺は、　不安もなく、　　　　　　　　　　自分の家で　快適な　日々を　送っていられる。　　【　俺の　今の心は　】　　 　　　（ ブログでは　７月１８日公開。　2009年3月30日の日記にて ）　　　　　「　アメリカインディアンの聖なる言葉　」　という本の中にあった　　　　　　　　戦士でなく　　　　　　　　勇者でありたい　・・・　を　　　　　　　　　　　死を　直前にした　今でも　実行している。　　　　　それは　「　われ　ガンと闘わず　」　の　２年と２ヶ月でもあった。　　　　　限られた日々を　悔いなく、　大切に過ごす。　　　　　今日も　奇跡の一日が　終ろうとしている。　　ただ　ありがたし　　　　　そう思うと　最近　特に　夜　自然に涙が出てくる。　　　　　生かされているという　感謝の　嬉しい涙である。　俺は　本当に　幸せ者だ。　　　　　　　　　　　兄は　毎晩　明日死んでいても　悔いが　残らないようにと　全てを　整理し整頓してから　寝ているそうです。　そこまで　覚悟して　毎日を過ごしているのです。　だから　一日の朝が迎えられた時は　喜び、一日が終わった時は　感謝しているのです。私自身も　本当に　このような生き方が出来たら　どんなに　幸せかしらと思い、また　兄のような心構えで　これからの　日々を　生きていきたいと　つくづく思います。　

  Aug 27, 2009

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• 「　現在の体調　」　・・・　幸せな毎日

  2009年8月25日の日記　　ガン告知より2年1ヵ月25日　　【　ステロイド （ リンデロン ） 服用　１７日目　】　　　　　　服　用　・・・２ 錠 （ １錠0.5mg ）　→　３ 錠にする。　　　　　　　　　　　　　　　　　（ 少し食欲が落ちてきた為　４日前より増やした。）　　　　　　・　食　欲　・・・ また　出てきた。（とはいえ　健康な人の 1/3 の量で腹一杯になる。）　　　　　・　食べると　・・うまい！　　　　・　吐き気　・・・全くなし。　　　　・　疲　れ　・・・なし（普通にしていると　疲れ感なし。但し人並みに動くとすぐ疲れる）　　　　・　めまい　・・・全くなし。　本当に良くなった。　　　　・　顔色良し・・・２年前　ガンになってから　最高の　よい顔色。　　　　・　体　重　・・・５４．５kg　（この２ヶ月間　変化なし）　　【　現在の俺　】　　　　　・　今の俺に　初めて出合った人は　・・・　多分、　健康そのもので、　　　　　　　　　スリムでカッコ良く、ステキな人（？）だ　・・・という印象を持つだろう。　　　　・　近所には　自分で　車を運転し、　又は　歩いて　出かけられる。　　　　　　もちろん、 「 天国のパスポート 」 を　首にかけてから　出ていく。 　　　　・　一日　２時間は　昼寝をしているが　それ以外は　本の出版準備に　忙しい毎日。　　【　体の異変は　】　・・・　確実にある。　　　　　・　持病の肺気腫と　喘息　（インフルエンザに　要注意）　　　　　　　　及び　昔の腰痛からくる　足首の強い痺れ（日常ある）　　　　　・　小児の頭大 （ １５cm ） と　野球のボール大 （ ７～８cm ） の　　　　　　　大きな転移肝臓ガン。腹の出っ張りがあり、痛みがないが　腹が張って少し重苦しい。　　　　　　　その他、原発の胃がんも　拡大中。　　【　医者の診断は　】　（自覚症状は無いが・・）　　　　　　　　　・　明朝、ベッドの上で　息絶えていた　・・・　起り得ること。　　　　　・　黄疸　いつ出ても　おかしくない　・・・　その時は　死。　　　【　俺は　幸せだ　】　　　　　　　　　　・　先日は　焼肉パーティー。　今夜は　孫２人と風呂に入り　水をかけ合い大騒ぎ。　　　　　　　そして　食べやすく作ってくれる　妻の料理。　とっても　うまい。　　　　　　　暖かい家族と　笑いのある毎日が　過ごせている。　　　日本一　幸せ者だ。　ありがたい　　　今日も　また　生かされている。　「 奇跡の一日 」 が終わる。　感謝　このブログを書いている私までも　兄の　気持ちが伝わり　心穏やかになります。一日一日を　笑いと　感謝で過ごす日。　これは　誰でも　どのような状況、状態にあっても　考え方や　気持ちの持ち方で　出来る　ということを　兄から　教わりました。

  Aug 26, 2009

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• 「　天国への　パスポート　」　作成

  2009年8月24日の日記　　ガン告知より2年1ヵ月と24日　　【　名札　完成！　】　　（首に　ストラップでつける　名札）　　　　　・　目　的　・・・　一人で外出し、　突然倒れ 意識を失った時の　連絡先等。　　　　　・　名札に書いた事　・・・救急車へ　　○○病院　指定　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　注　意　　　心臓マッサージ禁止 （肝臓がん破裂危険）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　氏　名　　　吉田　○○（６５歳）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　住　所　　　埼玉県　○○○○　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｔ Ｅ Ｌ　　　○○○－○○○－○○○○　　　　　・　病気が　末期になり、死に近づくと　殆んどの人は　一人で出かけるのが　　　　　　　不安になり、　家族や誰かと　一緒なら　安心する。　それは　当然である。　　　　　　　しかし　俺は　近所への　ゆっくりした散歩や　買い物など　一人でも行ける時は　　　　　　　　一人で行く。　もし　行き倒れになるといけないので　名札（病院まで）を作る。　　　　　・　これで　安心して　出かけられる。　そして　最後まで　人生を楽しめる。　　　※　俺は　これを　『　天国への　パスポート　』　と名付けた。　　　【　知人へ　お別れ　と　お礼　】　　　　　今日もまた　地元の知人に　始めて　ガンの事を話し、今迄　大変お世話になり　　　　　ありがとう。　・・・　と　人生のお礼が言えた。　　　　　彼は　じっ～と　俺の話を　聞いていて　途中で　話をはさんだ。　　　　　” 素晴らしい体験だね。　それを　本にしたら、世の中の人に　役に立つのでは ”　　　　　　” ガンの人はもちろん、　病気でない人も　　幸せになる　秘訣だね。”　　　　　俺が　本を出すため　現在、準備中という話をする前に　彼から言い出したのだ。　　　　　とっても　嬉しかった。　　　　　そして　もし　俺に何かあったら　会員の皆さんに　心から　お礼を言っていた　　　　　・・・と　伝えて欲しいと　お願いした。　　彼は心より　協力を　誓ってくれた。　本当に　ありがたい　今日も感謝の一日だった。　　　そして　・・・　今日も　生かされていた、　という奇跡の　一日が終る。　　ありがたきかな　わが人生。　　　　　　　　普通　病気が悪くなったら　出かける体力も　気力も　無くなると思いませんか？兄を見守る義姉は　多分　心配していることでしょう。　しかし　義姉は　最後まで　兄の　好きなように　させてあげたいと　言っていました。そんな　心優しい気遣いの中、　兄は　一日一日　楽しんで　生きています。　　　

  Aug 25, 2009

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